壊れる夜明け、配信カメラの中で――絶望と羞恥の果て
スマートフォンのレンズが、寿子のすべてを映している。
マスクで口元と鼻が隠れても、
涙で濡れた目も、裸の胸も、震える指先も、
すべてがライブ配信で晒され続けていた。
配信のコメント欄は次々と動き続ける。
「脚もっと開け」
「泣いてるの最高」
「マスクで喘げ」
「指もっと奥に入れろ」
男たちの言葉はまるで刃のように、寿子の心に突き刺さった。
自分がいま、世界中に生中継されている。
見知らぬ男たちが、自慰を強いられている自分の裸体や、泣き顔、
震える声やかすかな喘ぎまで、
全てを見ている。
その現実が、寿子の心と身体を蝕んでいく。
「やめて……お願い、やめて……」
マスクの内側は涙で濡れ、呼吸が熱く曇る。
嗚咽まじりの声がかすかに漏れるが、
カメラは無慈悲にそれを映し、
コメント欄は「もっと泣け」「声を出せ」と煽り立てる。
ひろし課長はカメラのすぐ後ろで寿子を見下ろし、
冷たい声で命じる。
「ほら、指を止めるな。
声をもっと出せ。
イクまで配信は終わらせないぞ」
寿子は仕方なく、
震える指でクリトリスを擦り、
膣の中を浅く掻き回す。
快感はまったくやってこない。
指先は冷たく、皮膚はざらつき、
ただただ羞恥と苦しさだけが広がっていく。
それでも配信のコメントは止まらない。
「イケよ」「お前の絶頂見たい」「中身見せろ」
寿子は膝を開かされ、
太腿の奥をスマホに向けて晒す。
自分で膣の縁を開き、
粘膜と愛液の混ざった生々しい色を見せる。
(いや、やめて、やめて……)
心の中で必死に叫ぶが、
もう逃げ道などなかった。
配信の視聴者はどんどん増えていく。
カウントが10、20、50……と増え続け、
そのたびにコメント欄が嵐のように寿子の耳を打つ。
「喘げよ」
「イキそうな顔見せろ」
「乳首つねれ」
「もっと広げろ」
寿子は命令に従い、
指で乳首を強くつねる。
刺激が痛みに変わり、涙が溢れそうになる。
でも、配信は止まらない。
カメラの赤いライトが、
自分が“見られ続けている”現実を鮮明に突き付ける。
「もっと、もっとだ。
手を止めたら、本当に顔を映してやるからな」
ひろし課長の声が凍るように冷たい。
寿子は嗚咽をこらえながら、
指を膣の奥にねじ込み、
必死で自分を慰める。
しかし、羞恥と屈辱と絶望で、
どうしても快感に至らない。
ただ涙と鼻水を垂らしながら、
恥ずかしい声を絞り出し、
自分の身体をいじり続けるしかなかった。
配信の画面には、マスクをした裸の女が、
泣きながら自慰をしている姿。
その無力な姿が、何十、何百もの男たちの興奮を煽り、
コメントはさらに激しさを増す。
寿子はもう、自分が誰なのか分からなくなりそうだった。
(どうして、どうして、こんなことに……)
頭の中が真っ白になり、
絶望だけが全身を満たしていく。
配信の途中、ひろし課長が寿子の横にしゃがみ、
耳元で囁いた。
「もっと感じてるフリをしろ。
泣きながらイケ。
配信は止めさせない。
お前はもう俺のものだ」
その言葉に寿子の心が完全に折れる。
「やだ……やだ……」
声にならない叫びをマスクの下で繰り返す。
それでも指は止まらず、
乳首を強く摘み、
膣を乱暴に掻き混ぜ続ける。
配信は続く――
コメントが画面を覆い尽くし、
「イキ顔!」「潮吹け!」「マスクで喘げ!」
誰かの欲望が、寿子の痛みに重なって響く。
時間の感覚も、羞恥も、やがて麻痺していく。
(ああ、もう、どうでもいい――)
身体は徐々に熱を帯び、
指先が痺れ始める。
何も感じなかったはずの膣が、
屈辱の熱でわずかに疼く。
自分の嗚咽と涙と、
男たちの罵声と要求に包まれながら、
寿子はやっと、弱い絶頂にたどり着いた。
「んっ……あっ、ああっ……!」
涙で濡れたマスクの下、
かすかな声とともに、
配信はまだ止まらない。
課長が「まだだ、もう一回」と命じる。
寿子はまた指を膣に入れ、
乳首を擦り、
何度も何度も屈辱の絶頂を演じる。
涙は止まらない。
嗚咽と喘ぎ声がマスクの内側を濡らし、
配信カメラはそのすべてを克明に記録していく。
画面のコメントは賞賛と罵声と命令で埋め尽くされ、
寿子の心は、もうどこにも逃げ場を失っていた。
夜明けの光が、
絶望と羞恥と涙のベッドルームを静かに照らし出す。
配信カメラの前で、
寿子は壊れた自分を
ただ晒し続けるしかなかった――
何度も、何度も、絶望の中で絶頂を繰り返しながら。
服従の呪い3〜女性教師 里井真帆 編〜
330円

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