深夜の誘惑――見知らぬメールと催眠アプリ
- 深夜、ひろしのもとに謎のメールが届く
- 催眠コントロールアプリのダウンロード
- 妄想が現実の欲望へと変わり始める
- “彼女”を思いのままに操るという背徳の夢
深夜、安アパートの一室。ひろしはPCの前で、妙な興奮と震えを抑えきれずにいた。
「見おぼえのないメール」
そのタイトルは、何気なく受信トレイに滑り込んできた。
普段なら迷惑メールとしてゴミ箱に直行させるはずなのに、何か――どこか抗いがたい吸引力があった。
クリックすると、暗闇の中で艶めかしく光るアイコン。
『催眠コントロールアプリ』
指先が震えながらも、ひろしはダウンロードを始める。
インストールが完了し、スマホの画面に小さな淫靡なロゴが浮かぶ。
ただのアプリに過ぎない、そう思い込みたいが、胸の奥で獣のような欲望が蠢いていた。
ひろしは日々、虚ろな生活を送っていた。
ネットで動画や画像を漁り、満たされぬまま夜を重ねる。
だが、現実の女に触れる機会などなかった。
せいぜい、近所のコンビニや、たまに配達に来る女の子たちを遠巻きに眺めるくらい。
そのうちのひとり――小柄で地味な制服、髪を後ろでひとつに束ねている“あの子”。
いつも俯きがちで、目が合うとすぐに赤くなって、そそくさと帰ってしまう。
名前も知らない。けれど、彼女の儚げな仕草が、ひろしの胸に棘のように刺さって離れない。
『もし――もしも、あの子が、自分の思いのままに動かせたら』
ひろしの手が震えた。
催眠アプリ――それが本当に効くものなら、全ての禁忌が、幻想でなくなる。
部屋に招き入れ、「ちょっと待ってて」と言って静かにスマホを起動する。
その瞬間、彼女の意識を残したまま、ゆっくりと理性の皮を剥いでいく…。
恥じらいの表情、戸惑いと羞恥の混じったまなざし、身体だけが熱く敏感に反応していく――
胸の鼓動が早まる。喉が渇く。
自分の中の倫理観が、ズルズルと崩れていく。
いいのか、本当に――
いや、もう戻れない。
欲望は、現実の壁を溶かし始めていた。
もし、あの子が――遥が――配達に来たその時、
自分はもう、ただの客ではなく、
彼女をすべて、思いのままにできる“支配者”になるのだ。
そんな妄想だけで、
ひろしは息を荒げ、
アプリのアイコンを指でなぞる。
部屋の空気は粘つき、夜は淫らな色を帯びていく。
まだ獲物は現れない。
だが、期待と焦燥、そして――抑えきれぬ渇望が、部屋の隅々にまで充満していく。
もう、あとは…その瞬間を、待つだけ。
宅配恥女〜縛られて運ばれる(単話)
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