禁断の果実に溺れる──妹の涙、夜の蜜
夜のホテルの密室には、二人だけの秘密が静かに満ちていた。
ただの兄妹だった日々は、さっきドアを閉めた時点でどこか遠くに消えていた。
遥が「お兄ちゃん」と呼ぶ声だけが、まるで呪文のようにひろしの頭に染み込んで離れない。
遥は、今まで何度もひろしの前で顔を見せていたのに、こんなふうに近い距離で向かい合うのは、幼い頃の思い出の中にしかなかった。
その距離が、今はベッドの上で、
まるで恋人のように、互いの体温と鼓動を交換するためのものに変わっていた。
遥は、シャツと下着を外し、バスタオルを巻いただけの無防備な姿で、ひろしの前にうつむいて座っている。
その指先はかすかに震え、膝をきつく抱きしめていた。
ひろしも、すでにほとんど裸だった。
汗ばむ素肌に触れる夜の冷気も、いまはどこか甘い。
だが、兄妹という関係を超えていく一線が、部屋の空気を重く、熱く歪ませていた。
遥は、ときおりひろしをじっと見る。
その瞳には羞恥、警戒、そしてほんの少しの期待が滲んでいる。
だが、遥自身、なぜ自分の胸が高鳴るのか、わからないまま、ぎこちない息を繰り返していた。
ひろしの視線は、いつの間にか妹の身体を隅々までなぞっていた。
今までの人生でこんなに、「禁断の果実」に心も体も支配されたことはなかった。
「……遥、もっと、よく見せてほしい」
その声は、熱に浮かされたように低く響く。
妹の肌の白さやうぶな香り、バスタオルの下のまだ見ぬ曲線を、
ひろしはむさぼるように求めていた。
遥はハッとひろしを見た。
「だ、だめ……そんなに見ないでよ……!」
必死にタオルを押さえて、後ずさる遥。
だが、ひろしは引かない。
「……遥のこと、全部知りたい」
声のトーンが変わった。
弱みを握ってしまったという優越感と、普段では考えられない大胆さが、心を侵食していく。
自分が兄であることも、女慣れしていない臆病な自分も、いまはどうでもよかった。
ひろしは遥の細い手首を掴み、優しく、だが確かにタオルをほどく。
遥は思わず首を振る。
「いや、いやだよ……やめてよ、お願い……」
涙声がにじむ。
「……お兄ちゃん、ホントにやめて……こんな、見ないで、恥ずかしい……」
しかしひろしの手は止まらなかった。
「お前……これ以上、お兄ちゃんに逆らったら、家にバラしてもいいんだぞ?」
その言葉に、遥の全身がビクリと震える。
「そ、それだけは、だめ……!」
遥は泣きそうな顔で、タオルを押さえた。
しかし、その指先は力なく、ひろしの強気に抗うことはできない。
「お兄ちゃん、やだ、やめて……」
涙目になりながらも、遥はゆっくりとタオルから手を離していく。
震える胸元、白い肌、うっすらと汗ばんだ太もも──
それらすべてが、ひろしの視界に流れ込む。
ひろしは、唾を飲み込みながら遥の身体を隅々まで見つめた。
兄妹という常識が崩れていく瞬間、遥の涙と羞恥が、
彼女自身の官能の扉をゆっくりと開きはじめていた。
「本当にきれいだよ、遥」
ひろしは、ふっと息を吐き、遥の太ももに指先を這わせた。
遥は身をよじる。
「いや……だめだよ、そんな……見ないでよ……!」
それでも、身体は強くは抵抗しない。
声の裏に混じる微かな甘さ、
涙で濡れた瞳に、ほんのわずかに期待の色がよぎる。
「こんなの、やだよ……お兄ちゃん……」
ひろしは、遥の太ももを広げさせ、顔をそのあいだに埋めていく。
「……や、やだ、ほんとに……やだ……!」
遥は必死に脚を閉じようとしたが、
ひろしは両手で膝を押さえ、ゆっくりと柔らかい肉を割り広げていく。
「遥、……お兄ちゃんに、全部見せて」
ひろしの舌が、遥のふとももの内側をゆっくりなぞる。
遥は、恥ずかしさと戸惑いに、震えながら顔をそむけた。
「やだ、ほんとに、やだって……!」
涙が、ぽろりと頬を伝う。
しかし、ひろしの指は、柔らかくも確実に、遥の敏感な場所へと触れていった。
兄妹であるというタブーを強く意識するたびに、遥の身体はより敏感になっていく。
自分の意思に反して、熱が下腹部に滲んでいく。
「いや、いやだ……やだぁ……」
遥は必死に抵抗するが、その声はだんだん力を失っていく。
ひろしは、遥の秘部に舌を這わせる。
その温度、湿度、すべてが、遥の理性を静かに溶かしていった。
「や……めて……ほんとに……やだ……」
遥の声は、次第にかすれていく。
身体は正直に反応し、湿り気が濃くなっていく。
「……お兄ちゃん、こんなの、だめ……だめだよ……!」
涙が溢れ、頬を濡らす。
けれど、脚はもう閉じられない。
自分の声が、知らないうちに甘く、切なげに漏れてしまう。
「やぁ……あっ……!」
遥の身体がぴくん、と大きく跳ねる。
ひろしの舌が一層深く、しつこく敏感なところをなぞるたび、
遥の口からは、喘ぎと涙が交互に零れる。
「いやぁ……やめて……恥ずかしい……やだよ……!」
それでも、身体の奥が震える。
「だめ、ほんとに……だめだよ……!」
だが、ひろしの動きは止まらない。
兄妹であることのタブーを、遥の弱みと一緒に深くえぐっていく。
遥は、涙目のまま、唇を噛んで耐える。
「や、やだ……お願い、やめてぇ……!」
涙がどんどんこぼれ落ちる。
けれど、身体はそれに逆らえない。
ひろしの舌と指が、遥のもっとも敏感な部分を、愛撫してやまない。
やがて、遥の脚はがくがくと震えだし、
自分でも止められない快感の波にのみこまれていく。
「いや……ああ……だめ……やぁっ……!」
涙と喘ぎが交じり、遥の瞳は潤みきっていた。
けれど、ひろしは顔を上げず、さらに舌を絡めていく。
「やだ……あっ……やぁ……お兄ちゃん、やめて……いや……!」
それでも、もう遥の身体は止まれなかった。
自分の内側から突き上げる、オーガズムの予兆が、
彼女自身を裏切るように湧き上がってくる。
「やだ……やめて……や、あっ……だめ、いっちゃう……!」
遥は涙をこぼしながら、
いやいやと首を振る。
それでも、全身が熱く、痺れるような快感に押し流される。
「だめぇ……や、やぁっ……ああっ……!」
遥の背中が大きく弓なりに反り返る。
その瞬間、
身体が、深い深いところから崩れていった。
「やああ……っ……!」
喘ぎと涙が混じる中で、遥はベッドシーツをぎゅっと握りしめ、
オーガズムの波に呑まれていく。
全身がビクビクと震え、
涙で潤んだ目が、
夜の明かりをぼやかしていた。
兄妹という一線を越えた快感と罪悪感、
そのすべてを包み込むように、密室の夜は
静かに、しかし確実に、ふたりの運命を変えていく。
反抗的な義妹(きみ)が堕ちるまで
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