録られる羞恥――夜、ホテルの部屋で
ホテルの305号室――
カーテンの隙間から、遠いネオンの明かりがかすかに忍び込み、
ベッドサイドの照明だけが、寿子の小さな輪郭を浮かび上がらせている。
警備員は、寿子の正面にどっかりと座り、
無遠慮にスマートフォンを手に構えていた。
レンズ越しの視線。
冷たい液晶の眼が、寿子のすべてを暴くために光っている。
「いいか?色っぽく、ゆっくり脱いでみな。
撮影するからな、ちゃんと録画もするから」
その言葉は、まるで氷のように寿子の心に刺さる。
羞恥と恐怖で、寿子の喉がカラカラに乾いていく。
でも、「断ったら、写真や動画を会社に送られる――」
その恐怖が、寿子の小さな身体を完全に支配していた。
「さ、早くしろよ」
命令の声。
寿子はうつむき、わななく手でブラウスの第一ボタンに指をかける。
心臓が、ドクンドクンと早鐘のように暴れていた。
ボタンを外すたび、下着越しの肌がひとつ、またひとつと、
冷たい空気に晒されていく。
(こんな姿、課長にしか……見せたことなかったのに)
心のなかで何度もそう叫びながら、
それでも寿子は、恐怖と羞恥の命じるままに、
ゆっくりと、まるで儀式のようにブラウスを脱いでいく。
警備員のスマホのカメラが、赤いランプを灯す。
その一点に、寿子の視線が吸い込まれる。
カシャリ――、録画の合図。
「いいぞ、もっとゆっくり。そうそう、ボタンはひとつずつな」
命じられるたび、寿子の指が震える。
胸元のボタンを最後まで外し、
白いブラが、部屋の灯りに浮かび上がる。
胸を両腕で隠すが、
「隠すな。両手は体の横だ」
冷たい声に、寿子はおずおずと腕を下ろすしかなかった。
「ほら、次はスカートだ」
命じられるまま、寿子はスカートのファスナーを下ろし、
恥ずかしさで脚を閉じたまま、そろりとスカートを床に落とす。
ブラとショーツだけの姿。
それだけで、体中から汗が噴き出すほどの羞恥。
目の前のカメラが、無遠慮に寿子の全身をなぞる。
「やめて、お願い……」
心の中で何度も繰り返すが、
小さな声すら、もう出せなかった。
警備員は、興奮気味にカメラを動かしながら命じる。
「ブラも脱げ」
「ちゃんとゆっくり、色っぽく見せろ」
寿子の手が、ためらいながらブラのホックに触れる。
指先が震え、ホックがなかなか外れない。
警備員のせっつく声と、録画の赤い光が、寿子の羞恥をさらにあおる。
やっとの思いでホックを外し、
ゆっくりと肩ひもを滑らせる。
乳房の形が浮かび上がる。
恥ずかしさで全身が痺れ、顔が火照っているのが自分でもわかる。
「課長……助けてください……」
無言の涙が頬を伝う。
ブラが床に落ちる音が、やけに大きく響く。
裸になった上半身を、無意識に腕で隠そうとする寿子。
しかし、また命じられる。
「両手を体の横に。ほら、もっと堂々と見せろ」
屈辱の命令に逆らえず、寿子は目を閉じて、
ゆっくりと両手を下ろした。
小ぶりな乳首が警備員のカメラに収められる。
その様子を、男は満足げに録画し続ける。
「次はショーツだ。
ベッドの上に立って、腰をくねらせながら脱いでみろ」
寿子の羞恥は、もう限界に近かった。
それでも、“断れば全部バラされる”という恐怖が、
彼女の身体を縛り続けている。
ベッドの上に立つと、
足元から警備員の視線とカメラが這い上がってくる。
震える指でショーツのゴムをつまみ、
腰をくねらせながら、ゆっくりとショーツを膝まで降ろしていく。
下腹部が、
ホテルの明かりとカメラの前に、さらされる。
「ほら、全部脱いで。
両足を揃えて、こっち向いて立て。
手で隠すなよ」
寿子は、
全裸のまま、警備員とカメラの前に立たされた。
震える身体、震える心。
涙が頬を伝い、呼吸だけが部屋に響く。
警備員は満足げにスマホを構え続ける。
「お前、男に見せるときは、もっと笑えよ。
ほら、恥ずかしい顔のまま、
下の毛を自分で開いてみろ」
最悪の命令。
寿子は、
身体を硬直させながらも、
もう逆らうことができない。
震える手で、
自分の下腹部をそっと開いて、
全てをカメラの前にさらす。
羞恥と絶望の涙が、静かに頬を濡らす。
「いいぞ、そのまま、もっと色っぽくポーズとってみな」
「腰を突き出して、後ろを向いて、尻も見せて」
寿子は、警備員の指示に従い、
心を殺すように、ゆっくりと、命令どおりにポーズをとった。
録画の赤いランプが、
この屈辱のすべてを、永久に記録している。
「その顔、すごくいいよ。
やっぱり、お前はこういうのが似合うな……」
寿子の全身は、絶望のなかで火照り、
全ての羞恥が肌に浮き上がる。
だけどもう、何も考えられなかった。
「課長……助けてください……」
心の奥底で、
ただひろしだけを、呼び続けていた。
人妻不貞交尾図録肆
495円

コメント