契約の檻 – 第五夜:挿れてないはずだった
- 排卵直前、危険日の誘惑
- 先端だけの挿入がもたらす甘い錯覚
- 理性と肉体がせめぎ合う、初体験の瞬間
「挿れなきゃ、いいんだよ。遥が、自分から動かなければ」
ひろしのその声は、どこまでも優しくて、残酷だった。
彼の太腿に膝をついたまま、遥は震える吐息を漏らしていた。
目の前には、脈打つ熱。
太く、硬く、露に濡れたそれは、遥の秘部の入り口に、今にも触れそうな距離で息を潜めている。
「……でも……今日、ほんとに……ダメなの、日が……」
遥の声はか細かった。
排卵直前――危険日の中でも、最も“可能性が高い”と言われる、まさにその日。
なのに今、男の性器と、己の身体はレンズの前で接触寸前にあり、
しかも、自分の腰がその上に乗っている――
そんな状況に、頭が真っ白になっていた。
「分かってるよ。挿れない。だから、安心して……リラックスして、体重を預けてごらん?」
その誘いに、遥は目を閉じた。
拒絶したい。逃げ出したい。
でも、体は熱く、頭は霞み、脚の力はもう入らなかった。
ひろしの手が、そっと彼女の腰を支える。
そして、彼の先端が――遥の、ぬかるんだ割れ目に、ぬるりと滑り込むように、触れた。
「――ひっ……!」
遥の身体が跳ねた。
だが、それはすぐに落ち着きを取り戻す。
挿っていない。先端が、溝に挟まっただけ。
そう言い聞かせる。
「……遥……今、自分から……動いたよな?」
「ちがっ……ちがう、ちがうの……っ! 入れるつもりなんて……!」
遥は腰を持ち上げようとする。
だが、身体が逆らう。
わずかに挿さった部分に、熱と快感が走り、
そこを離すことが“もったいない”と感じてしまう自分がいる。
「ねぇ、遥……動いてごらん? 自分の中に、俺のがあるって、ちゃんと……感じてみろよ」
「や、だっ、入ってない……入って……っ」
彼女の否定は、涙に濡れて消えた。
でも、身体は正直だった。
ほんの少しのピストン運動――
浅く、挿入未満の動きのはずだった。
それでも、そこから生まれる感覚は、想像を遥かに超えていた。
ぬちゅっ……ずりゅ……。
「まだ、ほんの入り口。挿れたとは言わないよ、これじゃあ」
ひろしの声は低く、ねっとりと耳を這う。
そしてその言葉の裏で、彼の腰がわずかに動いた。
ず……りゅっ……。
「――っ!! や、あっ……!」
遥の身体が跳ねた。
先端が、さらに一歩、奥へと踏み込んでいた。
肌と肌がこすれる音。
蜜に濡れた膣が、異物を押し返そうとしながら、逆に吸い込んでいく音。
ぬちゅっ、ずるっ……
それが、遥の中に響いていた。
「ひろし……やだ……やだよ、ほんとに……今日……っ……危険日なの……!」
「……そうか。じゃあ、忘れられない日にしてやるよ、遥」
そう囁くと同時に、
ひろしの両手が、遥の腰をがっちりと掴んだ。
「……っ!? まって、なに――やだっ、動かさないでっ、ほんとに――!」
遥が悲鳴を上げるよりも早く――
ひろしの腰が、ぐい、と前に突き出された。
「――あああっ!!」
遥の口から、声にならない叫びが噴き出した。
その瞬間。
遥の身体の中で、柔らかな壁がぐっ、と押し広げられ、
深部に向かって、一気に“それ”が押し込まれてきた。
ずぶり、ぬるっ――ぬちゃっ。
粘膜が引き裂かれるように、異物が膣道を通過していく感覚。
「これが……入れるってことなんだな……っ……!」
その事実に、頭が真っ白になる。
もう、元には戻れない。
挿れてしまった。
自分の中に、ひろしのすべてが入っている。
それも、自分の腰の動きで――。
「遥……このまま、動かすぞ。まだ、終わってない」
ひろしの声が、遥の理性を切り裂く。
彼の腰がゆっくりと、引き、そしてまた、奥へ。
ぬる……ずぶっ。
深く、深く、遥の最奥を、もう一度突き上げる。
「――ひぁっ……やあっ……あああっ……っ……!」
叫びと涙と絶頂と。
すべてが、遥の身体からこぼれ出していく。
その日。
遥は、危険日の真ん中で、完全に、男に貫かれた――。
雫の快楽堕ちマネージャー生活
1,210円

コメント