スタジオの空気が変わったのは、彼が入ってきた瞬間だった。
黒髪を短く整え、無言のまま全身から圧力を放つ男優。
その名は明かされない。遥も寿子も、名前を知る権利さえ与えられていなかった。
「遥ちゃん、まずは彼とシーンをやってもらうよ。
今回は“カラミ”がメインじゃなくて、“シックスナイン”のシチュエーション。わかるよね?」
ひろしの言葉に、遥は目を見開いた。
「し……っ、そんな……っ、口で……?」
「そう。互いにね。相手を気持ちよくしてあげながら、自分も舐められる。それが今日の“演出”」
「む、無理です……そんなの、やったことない……っ」
遥の声は震え、腰が引ける。
だが、その一歩後ろにいた寿子が囁く。
「……違約金、払えないよ。やるしか……ないよ……」
遥の胸が締めつけられる。寿子はすでに、半ば諦めていた。
「ベッドの上にうつ伏せになって、腰を上げて。男優が下に入るから、逆さになる形になるよ。
ショーツも、外してね。もう隠す意味、ないでしょ?」
逃げ場のない指示。
遥の指が、脚の付け根にかかる。
白いレースのショーツを、ゆっくりと滑らせ、膝まで下ろしていく。
桃のようにふくらんだ尻が、露わになる。
ほんのりと赤く染まった秘部は、恥じらいと緊張で、ぴたりと閉じられていた。
「じゃあ、そのまま跨いで。男優の顔の上に、自分の“そこ”を乗せる感じで」
ひろしの声に、遥は頭が真っ白になる。
——顔の上に、自分の……?
あまりの羞恥に意識が遠のきそうになる。
だが、それでも指示されたとおり、遥は男の上に跨った。
鼻先が、秘部に触れる。
その瞬間、ビクンと腰が跳ねた。
「ひっ……や、やだっ……っ」
だが男はすぐに、舌を這わせてきた。
押し開くように割れ目を割り、粘膜の奥へと、容赦なく入り込んでくる。
「う、あっ……! やぁ……っ、そんなとこ、舐めちゃ……だめ……っ」
声が裏返る。
震える脚を支えるように、男の両腕が彼女の太腿に巻きつく。逃げられない。
そして——
「あっ……ああっ……!」
遥は、自分の声が破裂するのを感じた。
舌が、執拗にクリトリスをなぞる。尖らせた舌先が、敏感な突起を絶え間なく責め立てる。
「さあ、遥ちゃんも。男優のを、舐めてあげて」
その指示に、遥は絶望する。
今、自分の眼の前にあるのは、硬く膨らんだ男の性器。
それは想像よりも太く、恐ろしいほど熱を持っていた。
「無理……怖い……」
「触るだけでいいから。なめなくても、最初は口に咥えるだけで」
寿子が、カメラの向こうで震えている。
でも、それが遥の背中を押した。
——私だけじゃない。寿子も見てる。
だから……やるしか、ない。
遥は指でそれを握った。ずしりと重く、脈打つ感触。
怖い。でも、舌先を震えながら近づける。
ちろ……っと舐める。
「んっ……んぐっ……!」
予想を超える太さに、喉が詰まりそうになる。
でも、その瞬間。男の舌が、さらに強く、激しく動いた。
「ひゃっ……あっ……! んんんっ、あああっ!」
快感が、突き抜ける。
舐められるたびに、咥える力が緩む。
その繰り返しが、いつしか“交わり”のリズムになっていく。
——こんなの、知らない……
でも……身体が、勝手に……
涙が頬をつたい、唾液と愛液が絡み合って、遥の全身が濡れていく。
その時だった。
「寿子ちゃんも、入って」
ひろしの声。
「……え?」
「遥ちゃんと、シックスナインして。女の子同士の絡み、これが今の流行りなんだよ」
遥の身体が硬直する。
寿子が、裸のまま近づいてきた。
「……遥、ごめん……」
震える声。
だが次の瞬間、遥の股間に、寿子の柔らかな唇が触れた。
「あぁっ……す、寿子……やめ、恥ずかしい……っ!」
だが寿子の舌が、ぎこちなくも丁寧に、遥の割れ目をなぞる。
それと同時に、遥も導かれるように、寿子の股間へと口を近づけていた。
——ふたりのシックスナイン。
カメラが音を立て、シャッターが絶え間なく切られる。
スタジオの空気は、もはや完全に“欲”に支配されていた。
遥と寿子の純情な大学生の肉体が、男たちの前で、淫らに絡み合っていく。
最初は抵抗だった。羞恥だった。
けれど——
そのうち、ふたりの口からは、次第に“声”が漏れ始める。
「あっ……やだ……でも……きもち、いい……っ」
「遥の……こんな味、するんだね……」
もう、戻れない。
羞恥と快楽の狭間で、ふたりの少女は確かに“堕ちて”いった。
そして、ひろしが低く笑った。
「よし、このまま本番、いこうか」
その一言が、遥と寿子の人生を、完全に狂わせる号令だった——
生徒達と仲良くHする本〜ブルアカ総集編〜
2,200円

コメント