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契約書の罠、遥の撮影(二人に遅いかかる毒牙)vol.10

撮影
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密室で始まる契約の夜 ― 清純派から過激へ

  • 控え室で震えるふたりの少女と、重くのしかかる契約
  • 清純イメージビデオから過激演出への急転
  • 違約金と脅しに抗えず、晒される羞恥と肉体
  • 女同士で触れ合い、やがて男たちが登場する序章

静まり返った撮影スタジオの控え室。夕方の日差しが窓のブラインド越しにぼんやりと差し込んでいた。
化粧の甘い香りと、緊張で乾いた喉の音が、小さな部屋に密やかに響く。

遥はソファの端に座り、両膝をきゅっと抱えるようにして、目の前に座る友達、綾香と目を合わせた。
どちらも、薄い水色のガウンを羽織ったまま。下にはスタッフに指定された、透け感のあるレースの白い下着だけを身に着けていた。

「遥……ほんとに、これ……大丈夫、だよね……?」

綾香の震える声に、遥は返す言葉を持たなかった。
唇が、乾いている。唾を飲み込む音さえ、やけに大きく聞こえる。
最初に事務所で渡された契約書を思い出す。

演出に同意すること

わけも分からず判を押したあの一文。
それがここにきて、恐ろしく重く、そして淫らな意味での「同意」にすり替えられていた。

——清純派としてのイメージビデオ撮影。
それが、この日を境に、音もなく、しかし確実に「過激系」へと移行していた。


「遥ちゃん、綾香ちゃん、準備できた?」

ドアがノックされ、ひろしの声が控えめに聞こえた。
だがその声には、逆らえない強さがあった。

「……はい」

遥が立ち上がり、綾香の手をそっと取る。震える綾香の指先が冷たい。
二人は無言のままドアを開けた。ひろしが現れる。

スーツの上着を脱ぎ、シャツの袖をまくったその男は、穏やかな笑みを浮かべていたが、瞳の奥には冷たく計算された熱を秘めていた。

「このままスタジオへ。最初は簡単なポージングだけだよ。ほら、清楚系のファンが喜ぶやつ。な?」

笑顔がいやらしい。
遥も綾香も、うなずくことしかできない。

——だって、違約金は500万円

遥たちが所属する事務所は、小さな大学生向けモデル事務所。
お金のない学生たちが「ちょっとしたバイト感覚」で入ってくるのを、ひろしたちは見逃さない。

控え室を出て、白いライトが照らされた撮影スペースに入る。
まるで舞台のような非日常的な空間。真ん中に置かれたベッド。カメラが三脚に固定されて、数人の男性スタッフが無言で準備をしていた。

「じゃ、遥ちゃん。先にお願い。綾香ちゃんはそのあとね」

遥はうなずき、ライトの下に立った。
レースのブラとショーツが、ライトに透けて肌を浮かび上がらせる。

「うん、いいね。じゃあ、足を少し開いて。そう、腰をちょっと反らせて」

ひろしの指示が、やけに丁寧で優しいのが、逆に気持ち悪かった。
カメラのシャッター音が、静寂の中に響く。

「じゃあ、ブラの肩紐、少しずらしてみようか。そうそう、片方だけ。すごくいいよ」

遥は言われるままに肩紐を外し、片方の胸のラインを強調させる。
ただ、そこに羞恥の意識は強く、目をそらした。

「視線はこっちね。目線、大事だから」

ひろしが近づき、遥の顎を指で持ち上げた。
その指が首筋を撫でる。ぞわりと背筋が粟立つ。

「じゃあ、次は……座って、膝を抱えてみようか。でも、股は閉じすぎないようにね。下着のラインが少し見えるくらいがベスト」

はっきりと、いやらしい。
でも、遥は従うしかない。

震える指でポーズを作りながら、遥は自分の頬が熱くなっているのを感じた。羞恥なのか、恐怖なのか、それとも——。

「綾香ちゃん、次いこうか」

呼ばれた綾香は、遥とすれ違う瞬間、目を合わせられずにうつむいたまま歩いていった。

——そして、撮影は次の段階へ移行する。


契約の檻 ― 清純から背徳への変貌

「今のが“清純パート”ね。次はちょっと大人っぽくいこうか。遥ちゃん、ブラ、外してみようか」

耳を疑った。

「えっ……?」

「演出に同意するって、そういうことだよ? 大丈夫、これは全部契約内。もし違うって言うなら……」

ひろしは笑いながら、契約書のコピーを取り出す。
そこにははっきりと「演出に同意しない場合は違約金が発生します」と記されていた。

500万、払える?」

言葉を失った遥は、口元を押さえて俯く。
綾香の方を見ると、彼女も肩を震わせていた。

「大丈夫。最初だけだから。すぐ終わるし、みんなこうやって慣れていくんだよ」

その言葉は、何の慰めにもならない。
だが遥の指は、背中のホックへと伸びていた——


過激な演出への堕ち

背中のホックにかけた遥の指先が、微かに震える。
そのわずかな躊躇の間すら、ひろしは見逃さなかった。

「大丈夫。ここは編集で綺麗に整えるから。今の遥ちゃんなら、もっと上に行けるよ」

甘い言葉。けれどその実、遥の中に残っていた“自分を守る理性”を溶かすための毒だった。
目の前のカメラマンは、すでに撮影モードに入っている。
綾香はソファの端で膝を抱え、唇を噛み締めながらそれを見ている。

——もう、戻れない。

遥は目を閉じた。そして、カチリと音を立ててホックが外れる。
ゆっくりと、肩から滑り落ちるブラ。
小さな胸がライトに照らされ、恥じらいにピンと立った乳首があらわになる。

「……うん、綺麗だ。やっぱり、遥ちゃんは逸材だね」

ひろしの目がいやらしく光り、カメラのシャッター音がそれを肯定するように響いた。

「そのまま、胸を両腕で包んでごらん。隠してるようで、隠れてない……そんな風に」

言われるままに、遥は腕で胸を抱える。
しかし、細い腕では完全に隠しきれず、谷間が強調され、乳首が時折覗く。

「よし、次は……下もいこうか」

瞬間、遥の顔が引き攣った。

「……っ!」

ショーツを——外せと言われたのだ。

「だ、大丈夫です……それは、ちょっと……」

耐え切れずに声を出す遥。だが、ひろしはゆっくりと、懐から何かを取り出した。
それは、別の契約書。しかも——遥の名前の横に、すでに“同意済”と印が押されている。

「これ、覚えてるよね? オーディションの時に渡したバージョン。撮影内容の変更があった時でも、演出には従うこと、って明記してある」

遥の目が見開かれる。

——そんなの、ちゃんと読んでない。

小さな文字でびっしりと並んだ条文。あの時は、綾香と一緒に「ただの水着撮影」だと聞いて、軽い気持ちでサインした。
でも今、それが命綱になるはずだった自分の“意思”を、真綿で首を締めるように締め上げてきていた。

「それに……拒否するなら、もう帰ってくれていいよ。けど、当然、違約金は払ってもらう」

また、その言葉。
500万円——遥の家庭には絶対に払えない金額。
大学の学費だって奨学金で賄っている。

「……」

指が、ショーツの端に触れる。
肌と布の間に指を差し入れ、ゆっくりと左右に広げる。
布がわずかにずれて、うっすらと柔らかな秘部が露わになった。

「カメラ、ズームいける?」

ひろしの声が飛ぶ。
男性スタッフが無言でレンズを切り替え、遥の股間にフォーカスする。

「遥ちゃん、足を……少し開こうか」

遥は震えながら片膝を立て、足を開いていく。
ショーツの布が引っ張られ、中心が引き裂かれるように割れていく。

「お、処女か?

ひろしが低く呟いたその声が、カメラ越しに拾われ、静かなスタジオに響いた。

遥の頭の中が、真っ白になる。

——言わないで、そんなこと……!

「大丈夫、これもちゃんと編集で、綺麗に見せるから。これ、今すごくいい。遥ちゃんの“初めて”が記録されてるんだよ

シャッター音が止まらない。
羞恥と絶望と、背徳感と……もう訳がわからない。


少女ふたり、羞恥と背徳の連帯

「じゃあ、次。綾香ちゃんも、一緒にこっちに来ようか」

呼ばれた綾香が、恐る恐るスタジオの中心へ近づく。
彼女の表情は蒼白で、目には涙が浮かんでいた。

「ふたりで、絡んでもらうよ。女の子同士の……ちょっとエッチなやつね。最初は触り合うくらいでいいから」

「……そんなの、ムリ……っ」

綾香のかすれた声。だが、それに返されたのはまたしても、あの冷酷な契約の一言だった。

「契約だよ。違約金、500万。遥ちゃんだけ先にやってるのに、綾香ちゃんが逃げたら、不公平でしょ?」

遥は綾香に向き直った。
声をかけたい。でも、何を言えばいいか分からなかった。

——ただ、視線だけで伝える。

『私も怖い。でも、一緒にやるしかない』

綾香の目から、ぽろりと涙がこぼれた。

そして、ふたりはそっと手を伸ばし合う。
指が触れるだけで、身体が震える。
ひろしが息を呑むのが分かるほど、空気が張り詰める。

「じゃあ、遥ちゃん。綾香ちゃんの胸、撫でてあげて。優しく、でもしっかりね。カメラ入ってるから、気持ちよさそうに見せるんだよ」

遥の手が、綾香のガウンをそっと開く。
下着の上から、手のひらでそっと包む。

「やぁ……あっ……やめ……」

綾香が抵抗するたび、ひろしの声が飛ぶ。

「カットかけるぞ。やるならちゃんと。これは仕事だからな」

そう言われて、綾香の手が遥の肩にかかる。
震える手が、今度は遥の胸元へと触れてきた。

指先が擦れるたび、ゾクゾクとした羞恥と快楽が混ざり合う。

——これが、仕事……?

遥の中で、何かが壊れていく。
涙が頬をつたうのを止められないまま、ふたりの清純な肉体は、男たちのカメラに晒されていく。

だが、それはまだ序章にすぎなかった。


「よし、そろそろ、男優、入れようか」

その言葉に、遥と綾香は同時に顔を上げた。
扉の向こうから現れたのは、鍛え上げられた体つきの男たち。
ふたりの、知らない“現実”が、いよいよ始まろうとしていた——

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