涙で滲む夜――遥、一生懸命に男を気持ちよくさせようとする
地面に膝をついたまま、遥は涙で濡れた頬をそのままに、男の命令に従うしかなかった。
「気持ちよくさせてくれたら許してやる」――その言葉だけが、絶望の中の唯一の希望のように、脳裏にこびりついている。
羞恥と恐怖で全身が震えても、それでも遥は、これ以上何かを奪われることだけは避けたかった。
男の太い指が髪を掴み、顔を無理やり腰元へ導く。
(お願い、これで許してくれるなら……)
遥は決死の覚悟で、小さな口を開く。
「ほら、もっと舌を使ってみろ。
ゆっくりなめて、唾液で包むんだ。」
命令のたびに遥の身体は強ばる。
「やったことないから、うまくできない……」
そう思いながらも、涙目で男のものに舌先を触れさせる。
「うっ……」
生温かく、ぬるりとした感触。
鼻をつく匂いに思わず息を止めたくなる。
だけど、男の太い手がしっかりと頭を抑えていて逃げ場がない。
「もっと、奥まで。歯、当てんなよ。」
遥は震えながらも、男の指示通り口を開き、男のものを咥えこもうと必死になる。
唇をすぼめて、舌をできるだけ柔らかく――
(うまくできてるのかな……)
涙がこぼれる。
男はそれを見て、ますます満足げに鼻を鳴らす。
「おいおい、泣くなよ。可愛い顔が、ぐちゃぐちゃになっちまうじゃねぇか。」
「それがいいんだよ。
こういう初々しい娘に一生懸命やられると、たまんねぇんだ。」
遥は、もう顔を真っ赤にして泣きながらも、懸命に舌を這わせる。
ねっとりと男のものをなぞり、唾液をたっぷりと絡ませる。
顎が痛くなるほど大きく口を開け、どうにか男の要求に応えようとする。
「んっ……うっ……」
涙とよだれが、遥の顎と手の甲を濡らす。
「おい、手も使ってみろ。
根元をこう握って、ゆっくり上下に動かすんだ。」
もう一人の山賊が指示するまま、遥は細い指で男のものを握る。
震える手、涙で視界がぼやけて、何も見えなくなる。
「上手いじゃねぇか。
さすがに初めてには思えねぇな。」
「可愛い声出すな。
ほら、もっとなめてやれよ。」
遥は喉の奥が詰まりそうになるたび、涙がまたこぼれ落ちる。
だけど、ここで止めたら何をされるかわからない――
その恐怖が彼女を動かしていた。
(お願い……お願いだから、これで許して……)
男の身体がビクッと震えるたび、遥は自分の行為が間違っていないかどうか、ただただ怯えながらも手を止めることができなかった。
「よし、そのまま、奥まで……おお、いいぞ!」
「うっ……ああ……」
遥の口の中いっぱいに、男のものが押し込まれる。
涙とよだれで、もうぐしゃぐしゃだ。
(くるしい、気持ち悪い……でも、終わって……早く……)
「もうすぐだ、最後までやれ。」
男の腰が激しく動く。
遥の頭を両手でしっかりと押さえつけて、吐息を荒げる。
唇の端からは、とろりと唾液が零れ落ちる。
遥は目を強く閉じ、最後の力を振り絞って男のものを舌で転がし、手でしごく。
(おねがい、もう許して、これでいいでしょ……?)
「……もう、でるぞ。」
「んっ……!」
唐突に男が大きく腰を突き出す。
遥の口の中に、熱くて濃いものが流れ込んできた。
「んぐっ、うっ……!」
吐き出したいのに、頭を強く押さえられていてできない。
涙と共に、男の液体も喉を伝い、咳き込む。
男たちはそれを見て、声を上げて笑う。
「よくやったな、お嬢ちゃん。」
「初めてにしちゃ、なかなかやるじゃねぇか。」
遥は、膝をついたまま涙をぼろぼろ流す。
顎も唇も、手も、べたべたに濡れている。
羞恥と絶望と、身体の奥底まで染みつくような嫌悪感に包まれていた。
だけど、それでも彼女は、必死に一生懸命やり遂げた。
これで――これで本当に許してもらえるのか。
遥の目には、まだ涙が止まらない。
(お願い……帰して……もう、何もされたくない……)
夜の森に、遥のすすり泣く声がいつまでも響き渡っていた。


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