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オフィスレディーが堕ちる夜―純愛か絶望か・・・(課長は寿子を抱きしめる)vol.41

OL(オフィスレディー)
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歪みに堕ちた私──警備員の影、そして課長の覚悟

月のない夜、
静まり返った車内に、寿子の浅い吐息だけが残されていた。

唇の端に、課長の熱の名残。
顎を伝って乾きかけた白濁の跡。

寿子は自分の指を見つめる。
そして、その指で唇をなぞりながら、ゆっくりと呟いた。

「……私、変わってしまったのね……」

あの頃の自分なら、
こんな場所でこんなこと、想像すらできなかったはずなのに。

今では、自らの意志で咥え、舌を這わせ、飲み干すことにさえ、
安堵と悦びを覚えるようになってしまった。

「でも、怖くはない……それが、もっと怖いの」

隣に座る課長は、何も言わず、ただ彼女をそっと引き寄せる。
スーツ越しの温もりが、夜気を遮るように優しく包み込んだ。

寿子の額が、彼の胸元にそっと触れた。
心臓の鼓動が、彼女の頬を小さく震わせる。

「変わったかもしれない。でも、君は君だよ」

課長の低い声が、静かに落ちてくる。
まるで、全てを受け入れるように。

その時だった。

スマートフォンがブルルッ……と震えた。

寿子の身体がびくりと反応する。
見なくても、分かっていた。

警備員──あの男からだ。

震える手で画面を見ると、メッセージがひとつ。

『今からいつもの場所。服の下に何もつけずに来い』

脳裏に、かつての命令の数々が蘇る。
カメラ、玩具、道端での羞恥行為。
……もう嫌だと思っていたのに。

寿子は課長に見せぬようスマホを伏せ、
少し笑って言った。

「……思い出したことがあって……今日は、帰ります」

「そうか……送ろうか?」

「いえ、大丈夫です……近いので……」

声が震えないようにするだけで精一杯だった。
彼の優しさが、苦しくなる。

ドアを閉め、足早に車を離れる寿子。
でも、その背中を、課長はじっと見つめていた。

彼女が乗ったはずのタクシーが角を曲がるのを見送ると、
課長はすぐさま車のエンジンをかけた。

「寿子……行かせない」

闇夜を抜け、課長の車は彼女の向かうであろう**“呼び出し場所”**へ向かう。

そこは、ビル裏手にある人気のない地下駐車場
過去にもそこで、警備員に何度も命じられていたことを、課長は知らずとも悟っていた。

照明の切れたフロア。
鉄柱の影に、ゆったりと歩いてくるひとりの男。

警備員だった。

携帯を見ながら、ニヤニヤと薄く笑い、
「さて、今日はどんな格好で来るんだ……」と呟いている。

そこへ――背後から。

バシンッ……!

金属音。
呻き声。
警備員の身体がよろめき、鉄柱に崩れ落ちた。

課長は無言のまま、気絶しかけた男の襟を掴み、
手際よく車のトランクへ引きずり入れる

腕を縛り、足首を結び、目隠しと猿轡を噛ませる。

暴れようにも、男は何が起きたのか把握できない。

恐怖だけが、鼻息と震えとなって滲み出る。

その頃。

寿子は、薄暗い駐車場の奥に立っていた。
身を隠すように壁際に寄りながら、警備員を待っていた。

スマホを見る。
時間が過ぎる。

「……来ない……なんで……?」

身体を見られることへの恐怖と、
来ないことへの不安が入り混じり、胸がざわめく。

喉が渇く。
膝が震える。

どこからも足音がしない。
寿子は不安にかられながらも、その場を動けずにいた。

一方、課長は、
警備員を後部座席に突っ込んだまま車を走らせていた。

向かう先は、もっと深い闇。
誰にも見られない山間の裏道。

ハザードをつけ、車を止める。

ライトを消す。

そして……トランクを開けた。

「これから、お前に……償ってもらう」

課長の瞳には、冷たく静かな怒りが燃えていた。

静かなる罰──二度と、寿子に触れさせないために

深夜、人気のない山間の裏道。

エンジンを切った車の中。
後部座席で呻く警備員の口からは、猿轡越しにくぐもった呻きが漏れていた。

目隠しと拘束された男の身体は、
何が起きているのか、まだ完全には理解していない。

だが、それはすぐに「現実」として迫ってくる。

課長はトランクから、ひとつの工具を取り出した。
黒く油の染み込んだ布の中に、それは収まっていた。

ペンチ。

電線用の切断工具ではない。
それは、明らかに肉体に“触れる”ことを目的とした鉄の塊だった。

課長の目は冷たく、言葉はなかった。
ただ――「寿子に二度と触れさせない」
その想いだけが、全身を支配していた。

手袋をつけ、警備員のズボンを乱暴に裂く。
下着を剥ぎ、露出したそこに、ペンチの冷たい顎を添える。

「……自分のしてきたことを……償え」

金属が肌に触れた瞬間、警備員の身体が激しく跳ねた。
猿轡越しの叫び声が、密閉された車内で響く。

そして。

メリッ……ミシッ……グチュッ……

肉が潰れる、生々しい音。
叫び。振動。痙攣。血の匂い。

だが、課長は目を逸らさなかった。
容赦もなく、静かに、淡々と――壊す

「もうお前は……二度と、女を踏みにじれない」

全てが終わった時。
警備員は意識を失い、ただ静かに失禁していた。

課長は彼を荷台に戻し、しばらくその場でハンドルに額を当てていた。

呼吸が荒い。
心が波打っている。

だが、後悔はなかった。

「……知らなくていい、寿子には」

この手が血に染まってもいい。
彼女の心を守れるのなら、それでいい――そう思っていた。

車は、再び街へと戻っていく。

寿子はたたずんでいた。
メッセージも返信もないまま、時間だけが過ぎていく。
「どうして……来ないの……?」

翌朝。

寿子は、いつもの通勤路で、少しだけ俯きながら歩いていた。
地下駐車場で警備員を待っていた昨夜、彼はとうとう現れなかった。

恐怖、安堵、不安……すべてが交じり合い、眠れないまま朝を迎えた。

今日は会社に行こう・・・
会社に向かう、歩道の先で課長が立っていた。

何も言わず、ただ窓越しに彼女を見つめていた。

寿子は驚きと戸惑いながら、
「……おはようございます」

「おはよう」

たったそれだけの会話。

だけど、その数秒の沈黙に、
ふたりの間に流れるものは、昨日までとはまるで違っていた。

「昨日、ちゃんと……帰れた?」

課長の問いに、寿子はふと顔を伏せて頷く。

「……はい。。。。」

課長は静かにうなずいた。

「……なら、よかった」

寿子が視線を上げた時、
彼の目に、決意のような、どこか哀しみのような光が見えた。

次の瞬間だった。

何も言わず、
課長はそっと、彼女を抱き寄せた。

スーツの香り。
しっかりとした腕。

寿子は、その胸の中で息を止める。

強くはない。
でも、包み込むような抱擁だった。

「……課長……?」

彼は言葉を返さず、ただその頭に手を置き、
髪を優しく撫でる。

寿子は知らなかった。
自分が待っていた警備員が、
もう二度と、自分の前に現れることはないということを。

彼女を包むこの腕が、
たったひと晩でどんな闇を通ってきたのかということも。

そして思った。

――たとえ、この関係が正しくなくても。
――この人に守られるなら、きっと私は……。

課長には妻がいる。
家庭がある。

それでも、寿子の存在が彼の心を動かした。

守りたい。
汚れたこの世界から、
あの細い肩を引き離してやりたい。

それが、罪だとしても。
裏切りだとしても。

「この腕の中だけは、誰にも汚させない」

課長の瞳には、深い決意が宿っていた。

そして寿子は、その腕の中で、
ほんのわずかに、安らかな息を吐いた。

何も知らずに。
何も問わずに。

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