蒸し暑い夜、目覚めた後の違和感
- 夜中にリビングで目を覚ます遥
- 身体の中心に残る熱とぬめり
- 隣で眠るひろしの存在
- 自分の中に射精された痕跡を知る
- 戻れない兄妹関係の始まり
蒸し暑い夜の空気が、肌にまとわりつくようだった。
カーテンの隙間から漏れる月光が、うっすらとリビングを照らしている。
――遥は、目を覚ました。
まぶたが重かった。
喉が少し渇いている。
頭の奥がぼんやりとして、意識はまだ夢の中を泳いでいるようだった。
「……ん……ぅ……」
身を捩ると、下腹部に違和感が走った。
体の中心が、じんわりと熱く、重たい。
まるで何かが“残っている”ような感覚。
瞬間――遥の身体がこわばる。
脚の間。
そこが、ぬるりと濡れていた。
「……え……?」
ソファに横たわったまま、ゆっくりと視線を落とす。
シャツがめくれ上がり、裸の胸が月光に照らされている。
下半身――ショーツが脱がされ、何も身につけていなかった。
「……なに、これ……」
遥は震える指で、太ももの間を触れる。
ぬるり、と粘り気のある液体。
肌に広がる、生ぬるい感触。
膣の奥が、じんわりと疼いていた。
すぐには理解できなかった。
けれど――身体は、すべてを知っていた。
まさか、と思っても、確かな感覚が残っていた。
膣の内側が、いつもと違う。
締まりきらない奥、そこにまだ何かがいるような……。
――その時だった。
すぐ近くから、寝息が聞こえた。
驚いて振り返ると、そこには――
ひろしがいた。
裸のまま、ソファの縁に寄りかかるように眠っている。
額には汗。
肩は激しく上下し、さっきまで激しい運動をしていたことを示していた。
遥は、はっと息を呑んだ。
身体の中で繋がっていた感覚。
奥に残る違和感。
太ももに伝う、白濁の液体――
それらすべてが、今、一つの線に繋がった。
「うそ……」
小さく呟く声が震える。
信じたくなかった。
だが、身体は真実を裏切らない。
処女だったはずの、自分の膣が――もう、違っている。
痛みは薄い。
それよりも、快楽の名残のような、じんわりとした熱が続いていた。
あの時。
お酒を飲んで、眠って――
そのあと、夢の中で、誰かに触れられた感触が、確かにあった。
- 胸を揉まれるような感覚。
- 唇を塞がれるようなキス。
- そして――下腹部に走った、裂けるような衝撃。
夢だと思っていた。
けれど、それは夢ではなかった。
「ひろし……っ」
震える声で名を呼ぶ。
だが、ひろしは目を覚まさなかった。
まるで、全身の力を使い果たしたように、深く眠っている。
遥は、自分の脚の間に手を差し入れる。
まだ、中はぬるぬると熱い。
そして、ほんの少し押すと――指先から、ぬめった液体が垂れ落ちた。
兄の精。
自分の中に、確かに射精された痕跡。
「……っ……!」
息が詰まった。
なぜ、という言葉が喉元まで出かかったが、
それよりも先に、込み上げてくる感情があった。
涙――ではなかった。
怖さとも、違っていた。
ただ、心の奥底から湧き上がる、熱。
ひろしのものが、自分の中に入っていた。
知らないうちに、奪われていた。
それなのに、身体は……
嫌悪や拒絶よりも、どこかで“満たされた”感覚を持っていた。
それが――遥自身を、さらに混乱させた。
彼女はソファに横たわったまま、
ぼんやりと天井を見つめていた。
体の奥に、まだ残る熱と、
唇にうっすらと残るキスの痕を確かめながら。
心は揺れ、揺れながら――
決して、元の兄妹には戻れない現実を、静かに受け入れ始めていた。
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