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万引き一度の過ち 撮影された少女は店長の性処理の餌食に:vol.14(指定の部屋、支配と羞恥のはじまり)
夜の街は、どこか浮ついたざわめきに包まれていた。
すれ違う人々は皆、足早に家路を急ぐか、あるいは楽しげにネオンの海へと消えていく。
そんな喧騒の中で、遥はただ一人、凍りついたような足取りで、指定されたビジネスホテルの前に立ち尽くしていた。
スマートフォンには、ひろしからの無慈悲な命令が何度も送りつけられていた。
「制服で来い」「下着はつけるな」
「ホテルのロビーに着いたら、連絡しろ」
「約束を破れば、動画と身分証のコピーを全部バラす」
駅前の眩しいネオンが、遥の細い影を冷たいアスファルトの上へと無残に落とす。
胸の奥では、心臓がどくんどくんと警鐘のように激しく脈打っていた。
喉はカラカラに渇ききり、強く握りしめた両手は氷のように冷たく強張っている。
遥は、自分の身体を抱きしめるようにして、制服の襟をぎゅっと握りしめた。
タイトな制服のスカートの下には、命令通り、下着を一切身に着けていない。
夜の冷たい外気が、本来なら守られているはずの柔らかな肌を直接撫でるたび、
どうしようもない羞恥と恐怖で、脚の震えが止まらなくなった。
(……ほんとに……こんなこと……)
自分が、これから見知らぬ男に「商品」として売られる。
その信じがたい現実が、遥の心臓を鋭い針のように容赦なく突き刺し続けていた。
逃げ出したい。今すぐ踵を返して、遠くへ走り去ってしまいたい。
だが、あの夜、腹の底にまで叩き込まれた暴力の恐怖と、握られた弱みが、遥の足を完全に縫い付けていた。
意を決して、ホテルの自動ドアをくぐる。
中は、どこにでもあるような無機質なロビーだった。
明るすぎる照明と、薄っぺらい絨毯の独特の匂い。
それなのに、遥にはここが、二度と生きて出られない恐ろしい牢獄のように感じられた。
「……は、はぁ……っ」
声にならない細い吐息が、震える唇からこぼれ落ちる。
スマートフォンを握る手が、さらに小刻みに震えた。
画面に表示された「ひろし」の文字に、絶望の念を込めて「着きました」とだけ送信する。
すぐに既読がつき、「右奥のソファにいる」と短い返信が届いた。
遥は呼吸を整えようと必死に息を吸い込み、ロビーの右奥、少し薄暗くなったスペースへと重い足を引きずった。
そこにいたのは――
見慣れた悪魔であるひろしと、もう一人。
見知らぬ、異様な風体の男だった。
太った体型に、油でぎらぎらと光る髪。
安物のスーツのボタンははち切れそうで、
その小さなギョロ目は、遥の制服姿を見た瞬間、獲物を見つけた獣のようにいやらしく光った。
足の先から頭のてっぺんまで、粘り気のある視線で舐め回されるような、耐え難いおぞましさ。
ひろしは、あの日と全く同じ、人を完全に小馬鹿にしたような飄々とした笑みを浮かべていた。
「来たな、遥。逃げずに来て偉いぞ」
まるでよく躾けられたペットを褒めるようなその言葉に、遥は小さく首を縦に振るしかできなかった。
「……こんばんは……」
か細い声は喉の奥で詰まり、まともな言葉にならない。
小太りの男が、ひろしの横でにやにやと下卑た笑いをこぼす。
「へえ、これが例の“商品”か。
ずいぶん可愛いじゃねぇか。なぁ、ひろし」
「まあな。
まだ男を一人しか知らない、極上の純白だよ。
わざわざ会社の制服のまま連れてきてやったんだ、感謝しろよ」
品定めの言葉。
遥は、二人の男の視線に自分の全てが晒されていることを痛感し、顔から火が出るほどの羞恥に襲われた。
制服の下は、下着も何もつけていない、完全な無防備だ。
スカートの裾がわずかに揺れるだけで、隠された一番見られたくない部分が、今にもこぼれ落ちてしまいそうだった。
見知らぬ男の視線が、震える脚から腰のライン、胸元、そして顔へと、執拗に這い上がってくる。
「ほぉ、ほんとに可愛い顔してるじゃないか……
ほんとにノーパンなのか? ここで少し見せてみろよ」
男が手を伸ばしかけ、遥は思わず悲鳴を飲み込みながら、両膝をぎゅっと固く閉じた。
恐怖で心臓が破裂しそうだった。
ひろしが、男の手を軽く制して静かに言う。
「焦るなよ。ここじゃダメだろ。
部屋、ちゃんと用意してあるから。
行くぞ、遥」
ひろしが立ち上がり、男に目配せをする。
「部屋は1105だ。
先に入っててくれよ」
男がカードキーを受け取り、足早にエレベーターへと向かう。
その背中を見送った直後、ひろしが遥の細い腕を、骨が軋むほどの強い力で掴み上げた。
がしっ――
「っ……!」
「大丈夫だ。
お前はもう俺たちのものだ。
ちゃんと“商品”として命令通りに動けば、会社も家族も守ってやるよ」
耳元で囁かれた絶対的な支配の言葉。
遥は、抗うことなどできない絶望に打ちひしがれ、ただ小さく頷くことしかできなかった。
エレベーターの中は、息が詰まるほどの沈黙に支配されていた。
ひろしは遥の肩に重く手を置き、逃げ道を完全に塞いでいる。
鏡越しに見える小太りの男は、飢えた獣のような目で遥をじろじろと見つめ、
制服の下の素肌を想像して荒い息を吐いていた。
階数を示す数字のランプが一つずつ上がっていくたび、遥の残された時間は削り取られていく。
(……ほんとに……こんな知らない人と……やるんだ……)
エレベーターのわずかな風圧すらも、スカートの下の無防備な部分を冷たく撫で上げ、
自分が今、いかに異常な状態に置かれているかを嫌でも実感させた。
男がにやにやと笑い、気持ちの悪い声で話しかけてくる。
「ほら、可愛い声で俺に挨拶してみな」
遥は床を見つめたまま、恐怖でかすれきった声で呟いた。
「……よろしく……お願いします……っ」
男はそれで十分とばかりに喉の奥で笑い声を立てた。
やがて、エレベーターの扉が無情にも開く。
静まり返った廊下を歩くたび、タイトな制服のスカートが太ももにまとわりつく。
少しでも歩幅を広げれば、中が見えてしまう恐怖から、遥はペンギンのような小刻みな歩き方しかできなかった。
男が先に部屋のドアを開け、ひろしが遥の背中を強引に押し込んだ。
カチャリ――
背後でドアが閉まり、オートロックの冷たい金属音が響く。
もう、完全に逃げ場はなくなった。
そこは1105号室。
部屋の大部分を占める大きなベッド。
真っ白なシーツが、これから行われる汚らわしい行為を待つように、異様なほど整えられている。
明るい天井灯、分厚く閉ざされたカーテン。
大きな姿見の鏡と、テレビの横に置かれたガラスのコップ。
「さあ、ここが今夜のお前の“ステージ”だ。
なぁ、遥」
ひろしが背後から、遥の耳元でねっとりと囁く。
「逃げられないぞ。
ちゃんと“商品”らしく、可愛く振る舞えよ」
見知らぬ男は、早々に上着を脱いでベッドの端にどっかりと腰掛けた。
興奮で鼻息を荒くしながら、部屋の中央で怯える遥を、上から下まで獲物を狙う目つきで眺めている。
「まずは、その制服姿のまま、
ゆっくりこっちに全部見せてみな」
遥は膝をガクガクと震わせながら、二人の男の視線が交差する部屋の真ん中に立たされた。
これから自分が、この男たちに何をされるのか。
服を剥ぎ取られ、脚を開かされ、あの夜のように暴力的な太い肉棒で腹の底まで抉られるのだ。
羞恥、絶望、足の先から込み上げてくる逃げ場のない恐怖。
下着を着けていないという事実が、ほんの少しの動きでバレてしまうのではないかという恐怖で、身動き一つ取れない。
ひろしが、ポケットから冷たいスマートフォンを取り出し、カメラを構えた。
「写真も動画も、たっぷり撮らせてもらうからな。
可愛い顔、恥ずかしがって泣いてる顔、俺の命令通りに汚されていく顔、全部残すぞ」
小太りの男が、ベッドからじっと、遥の震える膝から太もも、
そして胸元へと、衣服を透視するかのようにいやらしい目つきで舐め回す。
「なんだ、緊張してるのか?
そんなに怖がらなくてもいいぜ。
すぐに気持ちよくてたまらなくなるからよ」
ひろしが、動けない遥の背中にゆっくりと手を回す。
「ほら、こっちに来い。
部屋の真ん中で、制服のスカートを自分で少しめくってみろよ」
遥は、咄嗟に両手でスカートの裾を押さえ、必死に首を横に振った。
「やだ……やだ……そんなこと……できない……っ」
だが、ひろしの大きな手が、遥の肩を無情にも強く押さえつける。
「俺の命令は絶対だぞ。
嫌なら、どうなるか分かってるよな?」
遥は、目からあふれ出す涙を必死にこらえながら、
震える両手を、ゆっくりと自分のスカートの裾へと添えた。
部屋の空気が、重く、ねっとりと絡みついてくる。
二人の男の飢えた視線。
無機質なカメラのレンズ。
抗うことのできない絶望と、尊厳を完全に破壊される屈辱。
その全てが、遥の心をズタズタに引き裂いていく。
スカートの裾を、そっと震える指先で持ち上げようとした、その瞬間――
ひろしが、悪魔のような冷酷さで静かに囁いた。
「全部、残さず見せてもらうからな。
ちゃんと脱がせる前に、制服のまま、
お前のその一番可愛いところを、自分から見せろ――」
遥は、もはや立っていることすら限界の膝を震わせながら、
二度と取り返しのつかない、新たな地獄の始まりを、
ただ泣きながら、絶望のなかで受け入れるしかなかった――。

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