聖域の陥落、湿った沈黙に響く嚥下音
進路指導室の空気は、もはや酸素を吸い込むことすら困難なほどに濃密な「欲望」と「絶望」で満たされていた。
御坂美琴は、目の前に座る担任・坂口の言葉を、脳が受け付けるのを本能的に拒んでいた。
だが、鼓膜を震わせたその卑俗な声は、逃れようのない冷徹な事実として、彼女の全存在をこの場に縛り付ける。
「……俺はこのまま座っている。お前のその口で、俺を気持ちよくさせてみろ」
坂口の手によって、スラックスのジッパーが下ろされる。
ジリジリという金属音が、静かな室内で耳障りなほど大きく響いた。
美琴は反射的に目を逸らそうとしたが、坂口の太い指が彼女の顎を強引に掴み、正面を向かせた。
「逃げるな、御坂。お前の単位……将来がかかっているんだぞ」
下着の中から、荒々しく解放された肉棒がその姿を現す。
美琴の瞳が、驚愕と嫌悪で大きく見開かれた。
それは、彼女が今まで生きてきた清潔な世界には決して存在しなかった、暴力的なまでの「雄」の象徴だった。
大人の男性特有の、熱を帯びた、どこか獣じみた匂い。
血管が浮き出し、ドクンドクンと怒張した肉の塊。
先端の亀頭は赤紫に充血し、既に微かな先走り汁で湿り気を帯びていた。
美琴の視界に入ってくるその凄絶な質景は、彼女が想像していた「性」を遥かに超越した、生々しい肉の暴力だった。
「……っ……、あ……」
美琴は、力なく床に膝をついた。
名門・常盤台の中等部三年生。十四歳の彼女にとって、大人の男の股間に跪くという行為は、これまでの人生で築き上げてきた自尊心を根底から破壊する、惨めな儀式に他ならなかった。
冷たい床の感触が、スカートの薄い布地を通じて膝に伝わる。
目の前には、坂口の太い太ももと、その間に鎮座する醜悪なほどに猛々しい肉棒。
「どうした。早くしろ。俺の気が変わらないうちにな」
坂口は椅子に深く背を預け、動こうとはしない。
その受動的な姿勢が、逆に美琴への絶対的な支配を強調していた。
美琴は震える手を伸ばし、指先でその肉棒に触れようとしたが、直前で指が止まる。
(熱い……。何、この熱。人じゃないみたい……)
そこから発せられる熱量は、彼女の未熟な身体を焼き尽くさんばかりだった。
「ひ……っ……」
意を決し、彼女は細い指先で、その肉棒の茎の部分に触れた。
指先に伝わる、ゴツゴツとした静脈の感触。薄い皮膚の下で、脈打つ血液の奔流。
美琴は、その生々しさに生理的な吐き気すら覚えた。
けれど、彼女は止まることを許されない。
ゆっくりと、震える吐息を漏らしながら、顔を近づける。
肉棒の独特な、少し酸っぱいような、むせ返るような男の体臭が鼻腔を突く。
美琴は呼吸を止め、唇を震わせながら、その先端――亀頭へと顔を寄せた。
「……あ、……ん……っ」
彼女の小さな、まだ紅を差したこともないような無垢な唇が、赤紫に膨らんだ先端に触れた。
ビクリ、と肉棒が跳ねる。
美琴は驚いて顔を背けそうになったが、坂口の鋭い視線がそれを許さない。
彼女は涙目で坂口を見上げ、それから覚悟を決めるように、再び先端を舌先でなぞった。
ザラリとした舌の感触。
亀頭の滑らかな、けれど張りのある粘膜。
美琴は、自分自身の唾液がその肉の塊に塗り広げられていく光景に、絶望的な羞恥を感じた。
「……ふ、ぅ……っ、……ん、く……」
舌を使い、先端の尿道口をなぞる。
そこから染み出した透明な滴が、彼女の舌先に触れた。
塩辛く、どこか金属的な味。
美琴の喉が、生理的な拒絶反応でヒクついた。
「……もっと奥まで入れろ。ただ舐めるだけじゃ、満足できないと言ったはずだ」
坂口の低い声が、冷酷な命令となって上から降ってくる。
美琴は、精一杯大きく口を開けた。
だが、成熟した大人の肉棒は、彼女の小さな口にはあまりに過大だった。
先端を咥え込むだけで、頬の筋肉が強張るほどの圧迫感。
「……は、っ、……う、ぐ……っ!」
亀頭を完全に含んだ瞬間、美琴を襲ったのは、激しい嘔吐感だった。
喉の奥を、熱く太い異物が突き上げる。
生理的な涙が溢れ、視界が滲む。
彼女は必死に堪えようとしたが、身体が異物としてそれを拒もうとする。
「……っ、……げ、ほっ……、……ぁ……っ」
一度口を離し、激しく咳き込んだ。
口角からは、自分の唾液と先走り汁が混ざり合った、粘り気のある糸が引き、床に垂れ落ちた。
その無残な姿を、坂口は満足げに見下ろしている。
「……下手だな、御坂。だが、その拙さがいい。……続けろ」
坂口は一歩も動かず、ただ言葉だけで美琴をいたぶる。
美琴は、袖で涙と口元を拭うと、再び、今度はさらに深くその肉棒を迎え入れた。
喉を鳴らし、唾液を溢れさせながら、彼女は必死に奉仕を続ける。
舌を複雑に動かす余裕などない。
ただ、その熱い肉の柱を、自分の口腔という粘膜の袋で包み込み、ゆっくりと上下に動かすことだけで精一杯だった。
じゅる、じゅぱ……。
静まり返った室内で、美琴の口内と肉棒が擦れる卑猥な音だけが響き渡る。
彼女の鼻先は、坂口の下腹部の縮れ毛に触れ、そこから漂う濃厚な体臭を逃げ場もなく吸い込み続けていた。
頭が真っ白になる。
自分が誰で、ここで何をしているのか。
誇り高き「超電磁砲」としての意識は、この圧倒的な「肉」の感触の前に、少しずつ削り取られていく。
「……っ……、……ん、……ぅ、ぐ……」
美琴は、坂口の肉棒の裏側、亀頭と茎を繋ぐ裏筋の部分に舌を這わせた。
そこが特に敏感な場所であることを、彼女は本能的に察知したのかもしれない。
あるいは、早くこの苦しみから解放されたいという一心からの、無意識の行動だった。
坂口の腰が、微かに、けれど力強く跳ねた。
彼は動かないと宣言していたが、美琴の必死の奉仕は、熟練の教師でさえも自制心を保つのが困難なほど、純粋で、かつ残酷な誘惑に満ちていた。
「……そうだ。そこを重点的に攻めろ」
命令されるたびに、美琴の身体はビクリと震える。
彼女は両手で、坂口の太い茎をしっかりと握りしめた。
白く細い指と、赤黒く太い肉棒。その暴力的な対比が、彼女の汚染を視覚的に強調する。
彼女は、自らの唾液を潤滑剤にしながら、拳を上下させ、同時に口内でもその先端を執拗に弄んだ。
「……ふ、っ……、……ん、んん……っ!」
肉棒が、美琴の口の中でさらに硬度を増していく。
はち切れんばかりに膨張したそれは、彼女の顎を限界まで押し広げ、口腔内のあらゆる粘膜を圧迫した。
息ができない。
鼻呼吸だけで酸素を取り込もうとするが、坂口の体臭がそれを邪魔する。
美琴の意識は、酸欠と羞恥で朦朧とし始めた。
けれど、彼女の手は止まらない。
止めれば、また最初からやり直しになる。それだけは、耐えられなかった。
美琴は、目を血走らせ、なりふり構わずその肉棒に吸い付いた。
ジュルジュルという、品性を欠いた音がさらに激しくなる。
彼女の美しい顔は、今や涎と涙でぐちゃぐちゃになり、その表情にはかつての凛とした面影は微塵もなかった。
坂口の呼吸が、次第に荒くなっていく。
彼は椅子を掴む手に力を込め、せり上がってくる絶頂の予感に耐えていた。
「……御坂、……いいぞ。そのまま、もっと奥まで……喉の奥で受け止めろ」
美琴は、言われるがままに顔をさらに押し付けた。
肉棒の根元まで、自分の顔が埋まるほどに。
睾丸の袋が、彼女の顎に触れ、重々しく揺れる。
その重量感、その熱、その匂い。
全てが、御坂美琴という少女の「清純」を、一滴残らず絞り出していく。
彼女は、もはや思考を放棄していた。
ただ、目の前の肉の塊を満足させること。
それだけが、この地獄から抜け出す唯一の道だと信じて。
坂口の腰が、ガタガタと震え始めた。
限界が近いことを、美琴はその口内に伝わる肉棒の異様なまでの硬直と、熱量で悟った。
「……っ、……くる、ぞ……っ! そのまま、全部、飲み込め……!」
坂口の叫びとともに、美琴の喉の奥深くで、肉棒が爆発するように脈打った。
ドクンドクンと、彼女の口内に直接注ぎ込まれる、熱い精液の奔流。
「……っ! ……うぐ、うぅっ……!!」
美琴の喉が、強制的な嚥下を強いられる。
ドロリとした粘り気のある液体が、彼女の喉を滑り落ち、胃の奥へと落ちていく。
一度では終わらない。
何度も、何度も、坂口の肉棒は美琴の口の中で跳ね、そのたびに大量の精液を噴き出した。
美琴は、目を白黒させながら、溢れ出す液体を必死に飲み込み続けた。
喉が鳴るたび、彼女の尊厳が音を立てて崩れていく。
「……んぐっ、……ふ、ん……っ、……ぁ……」
最後の一滴まで絞り出されるように、坂口が彼女の頭を強く押し付け、自らの腰を突き出した。
沈黙が訪れた。
室内には、美琴の荒い呼吸音と、坂口の満足げな吐息だけが残った。
美琴は、坂口の股間に顔を伏せたまま、しばらく動くことができなかった。
口の周りは真っ白な液体で汚れ、その一部は床に点々と染みを作っている。
「……よくやった、御坂。期待以上の『誠意』だったぞ」
坂口は、美琴の頭を優しく、慈しむように撫でた。
その手が、今の彼女には何よりも恐ろしく、そして忌まわしいものに感じられた。
美琴は、ゆっくりと顔を上げた。
彼女の瞳には、もはや怒りの光はなく、ただ深い絶望と、自らの身体に刻まれた「汚れ」への嫌悪だけが漂っている。
口内には、まだ精液の生臭い余韻が残り、舌の上には独特の不快な味がこびりついて離れない。
(私、あんなの……飲み込んじゃった……。先生の……あんな汚いもの……)
彼女は、力なく立ち上がり、乱れた制服を整えた。
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