放心──夜に溶けてゆく兄妹の終着点
静まり返ったホテルの一室。
遥はうつ伏せにベッドへ顔を伏せ、涙を流していた。
兄の精液を喉奥まで飲み干し、羞恥と屈辱、混じり合った絶頂の余韻の中、
遥の全身は今にも壊れてしまいそうなほど熱く、だが指一本動かせないほど虚ろになっていた。
口の端を拭いながら、遥は嗚咽を堪え、枕に顔を埋める。
生ぬるい汗と、涙、兄の体液の匂いが肌の奥にまでしみ込んでいる。
髪は乱れ、肩は震え、薄い背中が波打っていた。
放心。
すべてが出し切られ、
何も考えられない。
心も身体も、ただ、空白だった。
その遥の背後に、
裸のままのひろしが静かに立つ。
ベッドの上。
無防備な妹の背中。
小さく、かすかに震える肩、
涙で赤く染まった頬。
ひろしの中には、理性も葛藤も、もうなかった。
シックスナインの余韻で残る唇の熱さと、
遥の身体が晒すすべての「女」の部分への渇望だけが残っていた。
遥が泣き続ける背中へ、
ひろしはそっと手を伸ばし、細い腰を握った。
「……遥」
呼びかけても、妹は反応しない。
ただ肩を震わせ、枕にしがみついていた。
ひろしはそのまま、遥の尻に自分の身体を重ねる。
女の柔らかい肉の感触、汗ばむ体温。
兄妹という最後の理性も、もう残っていなかった。
「……入れるぞ」
呟きは低く、熱に浮かされた囁き。
遥の脚の間に、ひろしの勃起した肉が当たる。
すでに何度も濡れていた遥の膣は、
悲しいほど素直に、兄を受け入れようとしていた。
ゆっくりと、
だが決して許しを問うことなく、
ひろしは遥の後ろから、その肉棒を押し当てる。
膣口がぐっと開き、
熱い肉が、遥の奥へ、
ねっとりと侵入していく。
「……ん、や……」
遥が首を振り、泣きながら弱く抗う。
「……だめ……やめて……」
かすれた声。
だけど、兄の重みを背中で感じながら、
その抗いはあまりにも儚かった。
「遥……俺、止まらない……」
理性は崩れ落ち、欲望だけがふたりを突き動かす。
ゆっくりと、
遥の膣内に、兄の肉がずぶずぶと奥まで埋め込まれていく。
「ん……はぁ……やだ、やだぁ……」
遥の吐息が涙混じりに漏れる。
ひろしは、遥の腰をしっかりと抱え、
背後から何度も何度も突き上げた。
パンッ、パンッ
肉と肉がぶつかり合う生々しい音が、
密室に響き渡る。
遥の髪が揺れ、
肩甲骨が浮き上がり、
小さな背中が跳ねる。
「遥、気持ちいいか……?」
問いかける声は、
支配欲に濡れている。
遥は首を横に振るが、
兄の肉が膣の奥まで突き刺さるたび、
身体がびくん、と跳ねる。
「やだ、やだ……お兄ちゃん、だめ……
中は……今、危ない日……!」
涙声。
だけど、兄はもう止まらなかった。
「遥、もう……俺、
もう我慢できない……」
膣内にねっとりと絡みつく肉襞。
兄の熱と、遥の体温と、
二人だけの粘膜の世界。
遥の身体は、
無意識に兄の腰に合わせて揺れ始める。
「……やだ、だめ、だめ……
本当に、だめ、今だけは……!」
だが、兄の動きは加速する。
汗ばんだ背中、
抱え込まれた細い腰、
貪るような肉のぶつかり合い。
ひろしは、自分の肉が遥の膣奥に押し付けられるたび、
どうしようもないほどの快感に襲われた。
「ああ……遥、すごいよ……
中、きつい……」
兄妹の壁が壊れた夜。
ひろしの腰が何度も何度も沈み込む。
遥は、放心したように枕に顔をうずめ、
涙と唾液でシーツを濡らす。
身体は抗いながらも、
奥の方で膣がきゅうっと収縮する。
「お兄ちゃん、やだ……だめ……
中は……赤ちゃん、できちゃう……
本当に、やめて……」
だが、
もう止めることはできなかった。
ひろしの肉は、
遥の膣奥をめちゃくちゃに突き上げる。
遥の手はシーツを強く握りしめ、
呼吸は荒く、
快感と羞恥と絶望と幸福が、
全身をぐちゃぐちゃに満たしていく。
「遥、俺、
もうだめだ……
中で出すぞ……」
兄の腰がぐっと奥まで突き刺さり、
膣奥に熱がぐぐっとせり上がっていく。
「だめ、だめ、やだ、やめて、やめて……!」
遥の涙がシーツににじむ。
だが、
兄の快感は限界を超えていた。
「うっ……! 遥、中に……!」
一瞬、
遥の膣がきゅうっと締まり、
次の瞬間、
ひろしは、遥の膣奥に向かって、
抑えようのない精液を、何度も何度も、放出した。
ドク、ドク、ドクンと、
熱い液体が、膣の最奥に叩きつけられる。
「んっ……あぁ、やだっ……あぁあ……!」
遥は、絶頂とも、苦痛ともつかぬ声で泣き叫ぶ。
「遥、すごい……
お前の中で、全部、出した……」
兄はそのまま、遥の背中に倒れこむ。
体重を預けられた遥は、
膣奥に熱い液体がどくどく流れ込む感覚に、
身体をビクビクと痙攣させる。
放心。
遥の瞳は、
涙と絶頂の余韻で、
焦点が合わないまま虚空を見つめている。
兄の肉はまだ膣奥に入ったまま、
脈打ち、残りの精液を搾り出していた。
ふたりはしばらく、
汗と体液にまみれたまま動けなかった。
遥の内腿を伝う兄の精液。
お腹の奥で跳ねる快感の余韻と、
この先の不安と、
何も考えられない虚ろな幸福感。
「お兄ちゃん……
どうして……
どうして……」
遥の問いは、もう誰にも届かない。
放心。
ふたりの心は空白の中で、
ただ、夜の静寂に飲み込まれていった。
おしまい


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