▶ 名前変換:入力フォームを開く
【時間停止】時間停止中に構内で処女を奪われる大学生:vol.13(標的をコンビニの学生にする)
あの夜からしばらく経った。
寿子との関係は続いている。
合鍵を使えばいつでも部屋に忍び込める。時間を止めれば、何でもできる。
最初は新鮮だった感覚も、繰り返すうちに少しずつ、その鮮烈さが薄れてきていた。
満たされているはずなのに、何かが足りない。
ひろしは自分の内側に広がり続ける空洞の正体を、うまく言語化できなかった。
夜。
帰り道、コンビニに立ち寄った。
特に買うものがあったわけではない。
ただ、外の明かりに引き寄せられるように自動ドアをくぐった。
飲み物を手に取り、レジへ向かう。
その瞬間、視界の端で何かが引っかかった。
レジの内側に立っている、制服姿の女の子。
ひろしは思わず足を止めた。
セーラー服。短めのプリーツスカート。肩まで落ちる黒髪。
丸みのある頬。まだあどけなさが残る顔立ち——だが目元だけは、妙に落ち着いた知性の光があった。
(……成人か?)
コンビニのバイトができるのは成人以上のはず。
だとすれば大学生か、専門学生か。
ひろしはそれを頭の片隅で確認しながら、列に並んだ。
前の客が去り、自分の番になる。
「いらっしゃいませ」
やや低めの、澄んだ声。
彼女はひろしの顔を一瞬だけ見てから、手元のスキャナーに視線を戻した。
表情はごく普通の接客用の無表情——しかし、その無防備な横顔と、制服の胸元のライン、カウンター越しに見える細い指先が、ひろしの視神経に焼きついた。
「570円になります」
小銭を渡すとき、彼女の指先がひろしの手のひらに触れた。
一瞬だけ。
それだけのことだった。
「ありがとうございました」
ひろしは店を出た。
夜の空気が、火照った顔に当たる。
(名前は。年齢は。何時まで働いているのか。バックヤードはどこだ。店の外に出るのは何時か)
頭の中で、情報を整理し始めていた。
自分でも気づかないうちに。
しばらく離れた場所に立ち止まり、コンビニのガラス越しに店内を見た。
彼女はまた次の客の対応をしている。
なんでもない、普通のバイトの夜。
彼女にとっては。
スマートフォンを取り出し、さりげなくガラス越しに撮影する。
制服のシルエット、黒髪、横顔。
(時間を止めれば——)
頭の中で、一つの光景が浮かんだ。
時間が凍りついた店内。
客も、他のバイト仲間も、誰も動かない。
カウンターの向こうで止まったまま立っている彼女だけが、ひろしの前に残される。
プリーツスカートのリボンをほどく。
制服のボタンを一つずつ外していく。
彼女は何も知らない。何も感じない。
ただ、ひろしだけがすべてを知っている。
バックヤードへ連れていけばいい。
誰にも見えない場所で、時間をかけて。
(遥の時も、寿子の時も、最初はそうだった)
喉が渇く。
指先が、わずかに震えた。
ひろしはもう一度、ガラス越しの彼女を見た。
制服の奥の、まだ誰にも触れられていないかもしれない身体。
何も知らない横顔。
自動ドアが開き、次の客が入っていく。
彼女は顔を上げ、笑顔で「いらっしゃいませ」と言った。
ひろしはスマートフォンをポケットに戻し、その場を離れた。
今夜は、まだ何もしない。
まずは観察する。
バイトの時間帯を把握する。
どのルートで帰るかを調べる。
どこで時間を止めるのが最善かを、じっくりと考える。
夜の道を歩きながら、ひろしはすでに次の計画を立て始めていた。

コメント