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【時間停止】時間停止中に構内で処女を奪われる大学生:vol.1(時の檻に囚われて――遥の初めての微熱)

時間停止・静止

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【時間停止】時間停止中に構内で処女を奪われる大学生:vol.1(時の檻に囚われて――遥の初めての微熱)

講義室の窓際。秋の冷たい風がカーテンを不規則に揺らし、淡い陽射しが斜めに差し込んでいる。
その光の中で、遥の横顔はまるで透明な硝子細工のように繊細で、触れれば壊れてしまいそうなほど儚かった。

(……また、隣か。なんでいつも私の近くに座るんだろう……)

遥は微かに眉をひそめ、シャープペンシルを握る手に少しだけ力を込めた。
視線の端に映るひろしの存在が、彼女にとってはどうしても落ち着かないものだった。
彼が自分に特別な感情を抱いているらしいことは、そのまとわりつくような視線から嫌でも伝わってくる。
だが、遥にとってそれは好意として受け取れるものではなく、むしろ得体の知れない重圧でしかなかった。

(ひろし君……今日もこっち見てる。やめてほしい……視線を合わせないようにしなきゃ)

一方、ひろしの胸の内は、遥が隣に座るたびにどうしようもなく高鳴り、抑えがたい鼓動が喉元までせりあがってきていた。
彼女に想いを寄せていることは、誰にも打ち明けていない。
けれど、遥が自分を好ましく思っていないことくらい、ひろし自身も痛いほど理解していた。
彼女はひろしと目が合うことすら避けるように、意図的に距離をとっている。

(なんで、僕じゃダメなんだろう。どうして、こんなにも遠いんだ……)

講義は退屈な哲学の授業。
初老の教授の単調な声が、やわらかく波紋のように広がり、何人かの学生はすでに机に突っ伏して眠りに落ちていた。
ひろしはノートをとるふりをしながら、机の下で手をぎゅっと握りしめ、ただひたすらに遥の横顔を盗み見ていた。

――そのときだった。

不意に、世界が『止まる』感覚が訪れた。
空気が、音が、光さえも、一瞬にして凍りつく。
まるで時間という見えない川が、音もなく分厚い氷に覆われてしまったかのように。

「……え?」

ひろしは戸惑いながら周囲を見渡した。
宙を舞っていたチョークの粉が、空中でピタリと静止している。
教授のは言葉を紡ぎかけたまま開き、瞬きひとつしない。
窓の外で揺れていたはずの木の葉も、空を飛んでいた鳥も、すべてが写真のように切り取られていた。

「……まさか、本当に?」

恐る恐る立ち上がってみるが、誰もひろしを咎めない。
そして、彼の視線は隣に座る遥へと向けられた。

遥も動かない。

長く繊細なまつ毛、微かに揺れるはずの胸元のリボン、さらりとした黒髪。
そして、吐息すらも、すべてが永遠の彫刻になったように静止している。

ひろしは震える足で、遥の真正面へと回り込んだ。
こんなにも近くで、彼女の整った顔立ちを見つめるのは初めてだった。
のきめ細かさ、唇の淡い桜色、ほんのりと漂ってくる甘いシャンプーの香り。

――これが、僕に与えられた『能力』なのか。
誰にも邪魔されず、彼女だけを自分のものにできる、絶対的で禁断の力

ゆっくりと、ひろしは手を伸ばし、遥の頬にかかる髪に触れた。

(……柔らかい。冷たい彫刻なんかじゃない。ほんとうに、生きているみたいだ)

ひろしの指先から伝わってくるのは、間違いなく人間の体温だった。
時が止まっていても、彼女の身体には確かな命の熱が宿っている。

彼女の唇に目を落とす。
ピンク色の、まだ誰にも奪われたことのない無垢な処女の唇
その清らかさが、これまで抑圧されてきたひろしの本能を、どす黒くかき立てていく。

ひろしは震える指先で、遥の滑らかな頬をそっと撫でた。

(嫌がるだろうか。いや……今だけは、僕のものだ……)

誰にも知られない、世界の隙間に落ちたような密室の時間。
ひろしはゆっくりと顔を近づけ、遥の唇へ、そっと自分の唇を重ねた。

やわらかい。温かい。

ずっと夢に見てきた感触が、現実のものとしてひろしの全身を駆け巡る。
それはあまりにも甘美で、背徳的で、理性が熱で溶けてしまいそうだった。

遥の身体は微塵も動かないが、その少女特有の甘い香り、ほんのり汗ばむ肌の感触、未体験の『初めて』に満ちた柔らかな唇が、ひろしの感覚を激しく焼きつくす。

「……遥、好きだ……」

(ごめん。だけど、僕はもう止められない)

再び、唇を重ねた。
今度は少しだけ角度を変えて、より深く、ねっとりと。

彼女の唇の縁を、己の舌でそっとなぞる。
抵抗を一切しない遥の唇をこじ開け、ひろしはその内部へと舌を滑り込ませた。
唾液が絡み合い、ぴちゃり、という卑猥な水音が静寂の講義室に響く。

遥はまるで精巧な人形のように何も感じていない——はずだった。
だが、彼女の脳髄の奥底には、その『触れられている』という事実だけが、奇妙なデータとして蓄積されていく。

(この感触は、きっと時間が動き出したときに――)

――『快感』と『恐怖』は、時間が動いた瞬間、一気に遥の身体を支配することになる。

ひろしの指は、机の上に置かれた遥の華奢な手へと伸び、その指先に自らの指を絡みつかせる。
遥の細くて白い指。折れてしまいそうなほど美しく、無防備だ。

彼はそっと遥の耳元に顔を近づけ、荒い息を吐きながら囁いた。

「好きだよ、遥……本当はずっと、君のことだけを見ていた」

その声は遥の鼓膜を震わせない。
けれど、吐息の熱だけが、彼女の皮膚にべっとりと刻み込まれていく。

ひろしは遥の耳たぶを甘噛みし、そこから首筋へと唇を這わせた。

「綺麗だよ、遥……君のすべてが、欲しくてたまらない……」

(今だけは……僕の好きなように、君を……汚してもいいんだ)

唇から顎、そして細い首筋まで、ゆっくりと執拗に愛撫する。
そして、ひろしの手は、遥の胸元――ブラウスのボタンへと伸びた。

迷いと罪悪感は、圧倒的な支配欲と背徳の波に飲まれて完全に消失していた。

「これ以上は……」

(駄目だ。だけど、止まらない。君が悪いんだ、こんなに無防備で、綺麗だから)

彼はブラウスの布地の上から、そっと遥の胸に手を当てた。
その柔らかな膨らみは、まだ男の手を知らない、純粋無垢な肉体。

指先でブラジャー越しの先端をなぞると、その下で遥の心臓の微かな鼓動を感じたような気がした。
無抵抗なまま胸を揉みしだかれ、形を変えられる柔らかな双丘。
ひろしは衣服の上から執拗にその膨らみを弄り、自らの欲望を満たしていく。

(遥、君は僕のこと、きっと気持ち悪いって思ってるだろう。でも……今だけは……君は僕の言いなりだ)

時間停止の世界の中で、ひろしは遥の身体のあちこちに、いくつものキスマークを落とすように唇を這わせた。

「遥……可愛いよ……」

彼の欲望は限界に達しつつあった。
だが、講義室という場所、そして初めての力への戸惑いが、彼に一線の理性を保たせていた。

「……今日は、もう十分だ。これ以上は……」

(一気にやったら、君の心が壊れてしまうかもしれない)

ひろしは乱れた遥のブラウスを整え、髪をそっと撫でた。
最後に一度だけ、彼女の唇に深く、ねっとりとしたキスを落とす。

そして、自分の席に戻り、心の中でゆっくりと呟いた。

「時よ、動け——」

時が流れ出した瞬間。

「っ……!?」

遥の身体がビクッと大きく跳ねた。
同時に、彼女の頬が急激に朱に染まり、息を呑むような激しい震えが全身を襲う。

(な、なに……!? 今、何が……?)

脳が理解するよりも早く、身体が『異常』を訴えかけていた。
唇がじんわりと痺れるように熱く、首筋から胸にかけて、誰かに執拗に触れられたような生々しい感触が残っている。
ブラウスの下の胸の先端が、擦れたようなヒリヒリとした違和感を発し、下腹部の奥底が形容しがたい圧迫感で疼いていた。

(気持ち悪い……! なにこれ、誰かに……舐められたみたいな……っ)

遥はパニックになりながら慌てて周囲を見渡す。
しかし、教授は相変わらず黒板に向かって単調な解説を続けており、他の学生も退屈そうにノートをとっているだけだった。
誰も遥のことなど見ていない。

ただ一人、隣の席のひろしだけが、妙に息を荒らげ、顔を赤らめながらこちらを横目で見ていた。

「ひ、ひろし君……今、何か……した?」

声が震えていた。
彼が何かをするはずがない。彼はずっと自分の席に座っていたはずだ。
物理的に不可能なのだから。

ひろしはただ、黙って遥の目を見つめ返した。
その瞳の奥には、先ほどまでの怯えたような色はなく、捕食者のような暗い欲望が渦巻いているように見えた。

遥は何も気づかないまま、自分の身に起きたことの不可解さに震えるしかなかった。
身体の奥に残る、異物で掻き回されたような得体の知れない鈍痛と、唇の熱。

それは、止まった時間の中で強制的に刻み込まれた、初めての『蹂躙の記憶』。
遥はまだ、自分の身にこれから降りかかる絶望的な運命の意味を、何も知らなかった。

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