名器の誘惑と、支配の欲望――男の妄想と葛藤
トイレの個室の奥、
ひろしは静かにスマートフォンを手に、
寿子との背徳の動画を何度も繰り返し再生していた。
あの、
膣の名器――
自分の肉棒を初めて包み込み、
奥まで咥え込んで、
出し入れするたび襞が絡みつき、吸い寄せ、
一度味わえば二度と忘れられないほどの、強烈な快感。
精液を膣奥にぶちまけた瞬間、
名器の襞が内壁ごと震え、
まるで“中で射精される”ことに悦びを感じているかのように
膣全体が「ありがとう」と言ってくる――
そんな錯覚すらあった。
(あれが……名器ってやつなのか?
あんなに強く、複雑に絡みついてくる膣、
まるで僕のためだけに作られたみたいな感触だった……
遥とはまた違う、寿子だけの身体の秘密……)
動画に映る寿子の肢体、尻肉、
後背位で突き上げるたび波打つ腰、
射精の瞬間にきつく締まる膣、
汗ばむ背中――
すべてが淫らで、
何度見返しても、肉棒が疼き、全身が熱くなる。
だが――
ひろしの中には、もっと強い「渇望」が芽生えていた。
(寿子の名器、もし騎乗位で自分から動いてくれたら……
どれだけ、どれだけ気持ち良いんだろう……)
彼の頭の中には、
さらに淫らで支配的な妄想が膨らんでいく。
寿子の太腿にしっかりと抱きつかれ、
騎乗位で上から肉棒を深く咥え込まれる。
彼女が自分で腰を持ち上げ、
名器の膣が肉棒をぐっ、ぐっと締め付けて絞りあげる。
その襞が自分の一番敏感な部分にまとわりつき、
リズミカルに、時に激しく、時にゆっくりと擦り上げられる。
汗ばんだ寿子の顔が、自分を見下ろしながら蕩け、
唇を噛み、背筋をのけぞらせ、
髪が乱れ、乳房が揺れ、
そして、名器の中が自分の肉棒をねじれるように搾り取っていく――
(後背位より、絶対に、
もっと奥まで突き上げられる……
目の前で表情も、喘ぎ声も、
全部見ながら味わえる……)
想像するだけで、肉棒がまた硬くなり、
心臓が早鐘を打つ。
「はぁ……寿子に騎乗位で動いてもらったら、
いったい、どれだけ気持ち良いんだろう……」
(あの名器の膣を、
自分の上で思いのまま動かしてもらって……
全身を這うような快感で、
もう二度と現実に戻れなくなりそうだ……)
だが、
現実には、寿子は「時間停止」の中でしか支配できない。
自分が動かせるのは――
静止した彼女の身体を、好きな体位に組み替え、
好きなように肉棒を挿入し、
突き上げ、味わうことだけ。
寿子の意思で動いてもらうことも、
自分で腰を振ってもらうことも、
時間停止下では叶わない。
(僕は……
自分の欲望を満たすことはできるけど、
本当の意味で「女性に抱かれる快感」までは
味わえないってことなのか?)
スマートフォンの中の動画は、
寿子の身体を後背位で、
あるいは立ったまま正常位で、
すべて自分の動きで貫いている姿だけ。
寿子自身の「動き」「喘ぎ」「悦び」は、
再生ボタンの中でも、静止した時間のなかでも、
永遠に“自分の意思”を持って迫ってくることはない。
(もっと……本物の反応が見たい。
寿子が名器で、僕を抱きしめて、
自分から腰を振り、名器の膣で何度も締めつけてきて、
僕を全部、受け入れてくれたら……
どれだけ気持ち良いんだろう……)
動画を一時停止し、
指先で画面の寿子の腰、尻、膣をなぞる。
自分の支配、
自分の快楽、
自分だけの世界――
それだけでは、もう満足できなくなっていた。
(どうすれば、寿子に「動いて」もらえるんだろう……
時間停止では僕が動かすしかない。
だが、もし――
彼女が自分の意思で僕の上にまたがり、
名器で何度も何度も締め上げてくれたなら……
それが録画できたら、永遠にオカズにできるのに……)
自分の欲望が、
どこまでも深く、底知れないことに、
ひろし自身も戸惑いを感じる。
(動画は――
ただの記録だ。
現実に「寿子の動き」を味わえない……
時間停止がなければ、
僕には何もできないのか?)
「どうすれば……」
トイレの個室の中で、
ひろしはスマートフォンを見つめながら、
自分の新しい欲望と、支配の方法、
そして「もっと本物の快感」を得るために
何をすべきか、何が足りないのか、
静かに思考を巡らせていた。
(もっと、寿子を知りたい。
名器を味わい尽くしたい。
僕のために動き、僕のために喘ぎ、
本物の快感を分かち合いたい――)
だが今の自分には、
時間停止の力と、
密かに残した動画だけ。
満たされぬ本能と、
果てしない妄想、
抑えきれない欲望――
ひろしの中で、
新しい支配と快楽への「挑戦」が、
密かに始まろうとしていた。


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