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万引き一度の過ち 撮影された少女は店長の性処理の餌食に:vol.22(終わらない支配の連鎖――駅前での待ち合わせ)

犯罪・強制

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万引き一度の過ち 撮影された少女は店長の性処理の餌食に:vol.22(終わらない支配の連鎖――駅前での待ち合わせ)

『明日、朝10時。駅前に来い。服装は制服のスカートがいいぞ。遅刻厳禁、忘れ物厳禁。またよろしくな』

スマートフォンに表示された、無機質で短いメッセージ。たった数行の文字列が、遥の心を深い絶望の底へと突き落としていた。

その文字を見た瞬間、遥の心臓はどくんと不快な音を立てて大きく跳ねた。本来であれば、休日の今日は友達と遊びに行ったり、家族とのんびり過ごしたりするはずの、穏やかな日常の延長線にあるべき日だった。

しかし、あの日、あの一度の過ちをきっかけにして、遥のささやかで幸せな日常は跡形もなく破壊されてしまった。

代わりに彼女の人生に居座ったのは、店長・ひろしからの絶対的な命令と、彼女をただの性処理の道具としてしか見ていない、残酷で冷たい支配だけだった。

『外で楽しむ』――その言葉が、鋭いトゲのように遥の脳裏に突き刺さって離れない。

「外で……? 人の目があるところで……どうして……っ」

声に出して呟いた言葉は、かすかに震えていた。

あの日、事務所の密室で蹂躙され、純潔を奪われて以来、遥は自宅の部屋の片隅で怯えるようにして過ごしていた。何度シャワーを浴びて身体を強く擦っても、一番奥深くに残る、他人の生臭い精液の熱と違和感が、どうしても消えてくれない。

部屋の机の上に無造作に置かれた一万円札。それは、彼女の身体が買われたという惨めな証拠品のように、部屋の空気を重く、そしてどんよりと淀ませていた。

(……行かなきゃ……行かないと、またあの動画や写真を、学校にバラされる……家族にも、全部……)

自分の犯した万引きという罪。そして、それをネタに脅され、体を奪われたという事実。それが周囲に知れ渡れば、遥の人生は本当に終わってしまう。彼女に拒否権など、最初から存在していなかった。

遥は重い身体をベッドから引きずり起こし、姿見の鏡の前に立った。

指定されたのは、休日の外出だというのに『制服のスカート』。その異様な命令に従うため、クローゼットからしわ一つないスカートを取り出す。

ブラウスのボタンを一番上まで留め、膝上丈のプリーツスカートに足を通す。鏡に映る自分の姿は、どこにでもいる普通の女子高生のはずだった。

しかし、今は違う。むき出しになった太もものが、ひろしの粘り着くような視線に晒されることを想像しただけで、全身に鳥肌が立つほどの悪寒が走った。

(……気持ち悪い……自分の体が、自分のものじゃないみたい……っ)

かつては友達とおしゃれを楽しむために身につけていた制服が、今ではただの『男の性欲を満たすための衣装』に成り下がってしまっていた。

「……行ってきます」

誰にも聞こえないほど小さな声で呟き、遥は逃げるように家を出た。

靴を履き、冷や汗で滑る指先でスマートフォンを強く握りしめる。画面に表示された時計の針は、じわじわと約束の『10時』に近づいていた。

外の空気は、遥の心を反映しているかのように、ひどく冷たかった。バス停へと向かう足取りは鉛のように重く、一歩踏み出すたびに、下腹部の奥底に鈍い痛みが走る。

(……誰かに見られたらどうしよう……駅前で、何をさせられるの……? どうして、私ばっかりこんな目に……っ)

風が吹くたびに制服のスカートが揺れ、無防備な太ももが冷たい空気に晒される。その感触すらも、今の遥には一種の羞恥と恐怖を呼び起こすトリガーとなっていた。

駅前までの道のり、遥はうつむいたまま、何度も自分の影を見下ろした。そこには、純粋だったかつての自分の姿はもうない。あるのは、ただ大人の男の言いなりになるしかない、哀れな少女の抜け殻だけだった。

『外で楽しむ』。その言葉の意味を想像するだけで、遥の秘所の奥がきゅっと恐怖で萎縮する。

今日は、どこへ連れて行かれるのか。何をさせられるのか。全てはあの男の気分次第。自分の身体の自由は、もはや完全に男の手の中に握られているのだ。

バスが駅前のロータリーに近づくにつれ、遥の鼓動は早鐘のように打ち始めた。心臓が口から飛び出しそうなほどの緊張と恐怖。

肩にかけたカバンの中には、ひろしから渡されたあの一万円札が入っている。紙切れ一枚の重さは無に等しいのに、それが遥にのしかかる精神的な重圧は、息が詰まるほどに苦しかった。

バスを降りると、休日の駅前は多くの人で賑わっていた。買い物袋を下げる家族連れ、待ち合わせをしている学生たち。誰もが、穏やかで平和な一日を楽しもうとしている。

時計は9時57分を指していた。

『遅刻厳禁』。その絶対的なルールが、遥の背中を無理やり前へと押し出す。周囲の平和な風景の中で、遥だけが全く違う、黒く濁った世界に立たされていた。

ブブブッ、とカバンの中でスマートフォンが震えた。まるで死刑宣告のサイレンのように、遥の身体がビクッと跳ねる。

画面には『ひろし』の名前。

『もう着いたか?』

短く、事務的なメッセージ。遥は震える指でフリック入力し、「はい、着きました」とだけ返信する。

『改札前で待ってろ。すぐに見つけるからな』

指示された通り、人が行き交う改札の前へと歩みを進める。すれ違う人々の視線が、全て自分に向けられているような被害妄想に陥る。自分が汚れた女であることを、周りの全員に見透かされているのではないかという錯覚。

(……どうして……なんで私は、こんな服を着て、ここで待ってるの……っ。私はただの……商品なの……?)

冷たい風が太ももを撫でるたび、先日植え付けられた強烈な痛みが下腹部に蘇る。遥は無意識のうちにスカートの裾を強く握りしめ、必死に自分の身体を隠そうとした。

「お願い……どうか今日は、何もありませんように……誰にも見られませんように……っ」

すがるように心の中で祈る。だが、そんな儚い願いを嘲笑うかのように、再びスマートフォンが震えた。

『こっち見ろよ。すぐ後ろにいるから』

そのメッセージを見た瞬間、遥の背筋をぞくりとした強烈な悪寒が駆け抜けた。全身の血が凍りつき、息が止まる。

恐る恐る、操り人形のようにぎこちなく後ろを振り返る。

行き交う大勢の群衆の中。少し離れた場所から、ひろしがこちらをじっと見つめ、口角を上げてにやりと笑っていた。

「いいな、そのスカート。今日も“ちゃんと命令通り”で偉いじゃないか」

彼が近づいてきて放った最初の言葉。その声には、圧倒的な優位に立つ者特有の、ねっとりとした支配欲が滲み出ていた。

「ぁ……っ……」

「さあ、“外で”楽しもうか。今日も一日、俺をちゃんと“楽しませて”くれよ」

その凶悪な笑みを前にして、遥はもはや言葉を発することすらできず、ただ恐怖に震えながら小さく頷くことしかできなかった。

周囲にはたくさんの人がいる。助けを呼べば、誰かが気づいてくれるかもしれない。しかし、万引きの証拠と恥ずかしい動画を握られている遥には、そんな行動を起こす勇気など一欠片も残されていなかった。

休日の駅前という、最も開放的なはずの場所。しかし、遥にとってはそこもまた、逃げ場のない密室と同じだった。

遥の週末は、男の完全な支配下の中で、絶望と共に幕を開けたのだった。

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