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万引き一度の過ち 撮影された少女は店長の性処理の餌食に:vol.21(一万円と「またよろしく」)
嵐のような暴力が過ぎ去ったあとのホテルの密室には、
二人の男のむせ返るような汗と、生臭い精液の匂いが、逃げ場のないほど色濃く充満していた。
ベッドの中央で、遥は完全に力尽き、力なく倒れ伏していた。
荒い呼吸をするたびに、小さな肩が小刻みに震え、
極度の疲労と恐怖で全身の筋肉が硬直し、指一本動かすことすらままならない。
制服のプリーツスカートは無惨にめくり上がったまま。
下着すら穿いていない無防備な下半身からは、
先ほどまで容赦なく打ち込まれ続けていた大量の不快な白濁液が、だらしなく太ももを伝ってシーツへと垂れ落ちている。
腹の底には、未知の熱を持った異物の感触と、
見知らぬ他人の液で満たされたという、取り返しのつかない汚染の感覚が、どろりとした鈍痛として重く居座っていた。
「ひっ……ぐすっ……ぅぅっ……」
「どうして……こんな……いやだ……っ」
遥は、膝を抱え込むようにして身体を丸め、
自分の純潔が完全に破壊されたという絶対的な絶望に、ただただ嗚咽を漏らし続けることしかできない。
オヤジは、醜い肉厚の身体から大量の汗を拭いながら、
満足げな荒い息を吐き出してベッドからゆっくりと離れた。
「いやぁ……すげぇよかったよ。いいもん味わえたぜ。
あんなに泣き叫んで抵抗してたのに、最後はきっちり奥まで締め付けてきやがって……たまんねぇな」
まるで美味しい食事でも終えたかのような、のんきで下卑た笑い声が、遥の心をさらにズタズタに引き裂く。
ひろしは、そんな遥のすぐ隣に立ち、
無表情のまま、スーツの内ポケットから小さく折りたたまれた茶封筒を取り出した。
「おつかれ、遥」
その声は、驚くほど事務的で、
つい先ほどまで遥の絶望を笑いながら記録していた悪魔と同じ声とは思えないほど冷めきっていた。
ひろしは封筒から一枚の紙幣を無造作に取り出すと、
ベッドの上にうずくまり、泣き震えている遥の手を強引に取り、その手のひらに無理やり押し付けた。
「ほら、今回のお前のお金だ。
一万円」
遥の手の中に、
パリッとした新品の一万円札が冷たく滑り込まされる。
その薄っぺらい紙切れの感触は、
今の遥にとって、この世の何よりも重く、残酷な現実を突きつけていた。
自分の初めての純潔と、尊厳のすべてが、たったこれだけの紙切れと交換された。
「オヤジからは十万もらってるがな。
残りは、俺が“紹介料”と“場所代”の手間賃でもらうから。
全部お前が持っていけると思うなよ?
こういうのは、女にばっかりいい思いをさせるわけにいかねぇしな」
ひろしの言葉には、一片の同情も、罪悪感も存在しなかった。
ただただ、遥を完全に「商品」としてしか見ていない、絶対的な支配者の論理だけがそこにあった。
遥は、涙でぐしゃぐしゃになった顔をゆっくりと上げ、
自分の手の中にある一万円札を、震える視線でじっと見つめた。
(……いちまんえん……? これだけで……?)
腹の底から、またどろりと、
ひどく生臭い男の熱がこぼれ落ちる感覚がする。
無惨に汚された肌、制服の中にこびりついた汗と脂の匂い、
そして何より、男たちに無理やり口で、そして一番大切な場所で奉仕させられたという、永遠に消えない強烈な記憶。
そのすべてが、
たった一枚の、一万円札。
これまで味わった底知れぬ恐怖、引き裂かれるような痛み、
そして死にたくなるほどの絶望の重さと、この薄い紙切れの軽さが、どう考えても釣り合わない。
頭の中が真っ白になり、吐き気にも似た強烈な拒絶感が胃の底からせり上がってくる。
「やだ……っ」
「やだ……やだぁっ……こんなの……っ」
「もう……もとにもどれない……っ……どうしよう……っ」
声にならない悲痛な叫びが、喉の奥で無惨に潰れていく。
ひろしはスマートフォンを再びポケットから取り出し、
画面を指先で弾きながら、どこまでも冷たく言い放った。
「証拠の動画は、全部高画質で残してあるからな。
お前が泣いてオヤジのを咥えてるところも、自分で“中に出して”って懇願してるところもな。
今日のことを少しでも外で喋ったり、逃げようとしたりしたら……
学校にも、親の会社にも、これ全部バラまくからな」
その言葉は、
遥の未来に対する、完全で逃げ場のない支配の宣告だった。
心臓が氷のように冷たくなり、絶望のあまり呼吸すら上手くできなくなる。
「お前が黙って俺の言うことを聞いていれば、
こうやってちゃんと仕事と金を与えてやる。
“またよろしくな”――
今度は、もう少しうまく動ければ、もっと稼げるかもな」
ひろしがベッドの脇に座り込み、
泣きじゃくる遥の顎を、指先でぐいっと強引に持ち上げた。
「これが現実だ。
お前はもう、ただの普通の高校生じゃない。俺たちの“商品”なんだよ。
わかったな?」
遥は、抵抗する力すら残っておらず、
ただ絶望の涙をぽろぽろとこぼしながら、小さな首を縦に振ることしかできなかった。
抗うことなど、もう不可能だった。
オヤジが帰り支度を整えながら、
「じゃあ、また頼むぜ、ひろし。
あんなにいい反応する若い子、なかなかいないからな」と、
財布から無造作に何枚もの福沢諭吉を抜き出し、ひろしに手渡している。
まるで、コンビニで物を買うような、あまりにも軽いやり取り。
「ほら、遥。
いつまでも泣いてないで、早く下着穿いて着替えろ。
帰る前に、一回ちゃんと鏡を見ておけよ。
自分が今、どんな顔してるか、しっかりと自分の目に焼き付けておけ」
ひろしの冷酷な命令に従い、
遥は、全身の骨が軋むような重い身体を引きずって、ゆっくりとベッドから立ち上がった。
立ち上がった反動で、腹の底から再び大量の精液がどろりと垂れ落ち、
白い太ももを伝って、無機質なホテルの床へと醜く落ちていく。
その生々しい感覚が、自分がどうしようもなく汚されてしまったのだという現実を、何度も脳裏に焼き付けてくる。
手のひらに握りしめられた一万円札は、
遥の冷たい汗と、絶え間なく流れ落ちる涙によって、すでにじっとりと湿ってしまっていた。
ホテルの洗面台の大きな鏡。
そこに映っていたのは、もう昨日までの自分ではなかった。
丁寧に結んでいたはずの髪はひどく乱れ、
清潔だった制服のブラウスもスカートも、男の汗と液でシワだらけに汚れきっている。
目は泣き腫らして真っ赤に充血し、
口の端には、男のものを咥えさせられていた惨めな痕跡がまだ微かに残っていた。
誰が見ても、無惨に慰み者にされた哀れな少女の姿だった。
「これが、“またよろしく”って買われた商品の顔だよな」
背後から鏡越しに覗き込んでくるひろしが、薄く冷酷な笑みを浮かべている。
遥は、そのあまりにも惨めで汚らわしい自分の姿に耐えきれず、
両手で顔を覆い、しゃがみ込んで激しく泣き崩れた。
「帰って……っ……早く、シャワー浴びたい……っ」
「全部……全部、なかったことにしたいよぉ……っ」
「どうして……私が……こんな目に……っ」
どんなに熱いお湯で洗い流しても、
腹の奥底に撃ち込まれた不潔な熱も、見知らぬ男に抱き潰された絶望の記憶も、決して消えることはない。
万引きというたった一度の過ちが、これほどまでに残酷な形で自分の人生を破壊するだなんて、想像もしていなかった。
そして、ひろしの「また連絡する」という悪魔の言葉が、
呪いのように遥の頭の中で何度も反響し続けていた。
今夜が終わっても、明日も、その次も。
自分はもう、普通の女の子には絶対に戻れない。
いつでも呼び出され、あの絶望と痛みを繰り返し味わわされるだけの、肉の塊。
手のひらの湿った一万円札の軽さが、
遥の未来が完全に閉ざされたという現実の残酷さを、ただ鮮明に浮き彫りにするだけだった。
終わらない悪夢。
値札のついた絶望が、
遥の残りの人生すべてを、真っ暗な闇へと静かに塗りつぶしていく――。

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