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見られながらの絶頂 ― 指が導く“初めての快楽”
- 止まらない指の動き
- 羞恥と快感の狭間で震える身体
- 視線の中での絶頂
- 静寂に満ちた余韻と涙
指は、止まらなかった。
遥の右手の中指は、ぬるりと濡れた膣口をなぞり、少しずつ、内へと沈んでいく。
わずかにふるえながら、粘膜の感触を確かめるように――まるで、自分の身体ではないものを探るように。
ぐちゅっ
ちゅっ……
そんな、いやらしい音が、誰も口を開いていない部屋にひときわ大きく響く。
遥の膝が、わずかに内側へ折れかけた。
それを堪えるようにして、左手を床について支える。
背中が反り、丸くなった胸がゆっくりと上下に揺れた。
「……気持ちよさそうだね、遥ちゃん」
誰かの声が低く囁く。
遥の肩が、びくりと震えた。
感じてはいけない。
こんな場所で――みんなに見られながら、裸で、指を中に入れて……
それなのに――身体の奥が熱くて、勝手にうずいて、止まらない。
視線。
声。
空気。
肌に突き刺さるような全てが、遥の羞恥心をかき立て、
それと同時に、身体のどこか深くが、疼いて、疼いて仕方がなかった。
「……あっ……」
うっすらと開いた唇から、息がもれた。
中指が膣の内壁をなぞり、わずかに曲げるたびに、そこから震えるような電流が背骨を駆け上がっていく。
ただの指。
それだけなのに、全身が敏感になっていた。
「もっと奥まで入れて。ゆっくり、気持ちよくなるように、ね」
視線の中で、“自分で気持ちよくなること”を強いられる。
その背徳感が、遥の羞恥と快感を重ねていく。
ぐっ、と指を押し入れた瞬間――
腰が跳ね上がった。
「んっ……ぁ……やっ……」
細い首が仰け反り、長い黒髪が背中にしっとりと貼りついた。
先ほどまで躊躇っていた遥の指は、いつの間にかリズムを覚え、
自分の内部のどこが気持ちいいのかを知り始めていた。
指を入れるたびに、膣の奥からぬめる粘液が溢れてくる。
男たちの目には、それがはっきりと見えていた。
「濡れてきてるよ、遥ちゃん」
「ほんと、エロい顔してる……」
言葉が飛ぶたびに、遥の膣がきゅっと指を締め付ける。
快感と恥ずかしさの波が交互に襲いかかり、呼吸を整えることもできなかった。
「あ、んっ……ふ……や、やだ……ああっ……」
言葉にならない声が漏れはじめる。
腰が前後にわずかに揺れ始めた。
まるで男の指ではなく、自分の指が挿入されるたびに快楽を刻みこむように。
「イクの?」
誰かが言った。
遥は答えられなかった。
その問いを口にした男の目を、見返すこともできなかった。
でも――もう、近かった。
指が、膣の奥のある一点に触れたとき――
「……あっ、あっ……! だ、だめ……だめ、もう……っ!」
全身がひきつける。
膝がガクガクと震え、左手が床をかきむしる。
肩が波打ち、背中が弓なりに反り返る。
視界がにじむ。
目の前がぼやけて、男たちの顔がよく見えない。
でも――彼らが見ていることだけは、肌でわかる。
誰にも触れられていない。
けれど――
遥の身体は、指だけで、見られながら、限界に達しようとしていた。
「はっ……やぁっ……あ、あっ、あぁぁぁ……っっ!!」
その瞬間。
遥の身体が、波のように跳ねた。
脚が突っ張り、内腿が痙攣する。
乳首がぴんと立ち、胸が呼吸に合わせて大きく上下する。
ビク、ビクン……と、音もなく絶頂が遥の身体を貫いた。
「うそ……イッたの……?」
誰かの呟きが、空気を切り裂くように響いた。
遥は、床に崩れ落ちた。
指はまだ中にあるまま、脚を震わせながら、声も出せず、
ただ恥ずかしさと快感の余韻に、全身を飲まれていた。
息が乱れ、涙が一粒、頬を伝う。
見られていた。
この瞬間も。
達してしまった瞬間も。
自分が見せてしまったことに、遥は震えながら目を伏せた。
でも、誰も助けてはくれなかった。
多香子がその様子を、隣で固まったように見ている。
唇をかすかに震わせながら、目をそらせないまま。
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