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命令された懇願――涙で濡れる「中にお願い」
夜の深さが、部屋をいっそう重く包み込む。
遥の身体は、ベッドの上で汗と涙に濡れていた。
ひろしの重みと熱が、身体の奥深くに突き刺さる。
部屋の空気は淫靡な匂いに満ち、
ベッドのきしみと二人の荒い息遣いだけが静寂を破っていた。
遥は両脚を大きく開かされ、
兄の重みを全身で受け止めている。
無数の命令と支配に従わされた身体は、
もう自分のものではなかった。
もういや……
お願い、これ以上はやめて……
私の中に、そんなもの入れないで……
私は、
“妹”だったはずなのに――
涙は止まらず、
頬を伝ってシーツに吸い込まれていく。
兄の手が遥の脚をさらに抱え込み、
奥へ、奥へと欲望を叩きつける。
ぱん、ぱん、ぱん……
身体が上下に揺れるたび、
遥の口から嗚咽混じりの喘ぎ声がこぼれる。
「……はるか……もう、
イきそうだよ……
中に、出したい……」
その囁きが、遥の心に最後の絶望を流し込んだ。
やめて、やめて、やめて――
中に出すなんて、
絶対にダメ。
壊れてしまう、
私のすべてが――
しかし、兄の精神操作は容赦なく遥の意志を絡めとる。
「遥、
自分で言うんだ。
“中にお願い”って、
俺に懇願してごらん」
その命令が、
遥の口をひとりでに開かせていく。
涙が滲む目で、
兄を見上げる。
唇が、小刻みに震えながらも、
やがてはっきりと動き出す。
「……中に……
お願い、
中に、出して……」
自分の声が、
部屋に、
兄の耳に、
空気に――
全てに響く。
いやだ、
いやだ、いやだ、いやだ――
どうして、
私がこんなことを……
なんで自分の口で……
その屈辱と絶望が、遥の心を粉々に砕いていく。
兄の目は興奮と征服欲でぎらぎらと輝き、
命令通り懇願した遥の顔を、
愛しげに、けれど支配者のまなざしで見下ろしている。
「いいよ、遥……
お前が自分で“中にお願い”って頼んだんだから――」
ひろしの声は甘く、熱く、
そのまま遥の奥深くへと
昂ぶりを突き立てる。
遥は、
心では泣き叫びながら、
身体は命令通りに腰を持ち上げ、
兄を深く受け入れる。
いやだ、いやだ……
中に来ないで……
壊れてしまう……
私、どうなってしまうの……
だけど、
もう止まらない。
ひろしの動きはさらに激しさを増し、
遥の身体は快感と絶望の波にのみ込まれていく。
「はるか、
中に出すよ――
全部、お前の中に……!」
遥の瞳から、また新しい涙があふれる。
「……お願い、
中に、
全部……ください……」
その声は震え、
涙と絶望で濡れているのに、
精神操作の命令で
嬉しそうに懇願させられてしまう。
強烈な絶頂と共に、
兄の熱い精液が遥の奥深くへと流し込まれる。
遥の全身が痙攣し、
心の底で、
何かが音を立てて壊れていく。
いや、やだ、
消えてしまいたい……
こんなの、
全部夢ならよかったのに……
どうして、
私はお兄ちゃんに
“中にお願い”なんて言わされて……
部屋には、
絶頂の余韻と
遥のすすり泣きだけが残る。
兄は、満ち足りた征服感で遥を見下ろし、
彼女の髪を優しく撫でる。
「遥、
お前はもう俺のものだよ」
その言葉すらも、
遥には呪いのように響いていた。
夜は、さらに深く沈んでいく。
遥の身体には、兄の熱と、
自ら口にさせられた「中にお願い」という屈辱の言葉だけが、
いつまでも消えずに刻まれていた。


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