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【眠る妹への禁断の夜】兄の歪んだ衝動と催眠の罠:vol.7(遥は危険日だった)

家庭・兄妹

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【眠る妹への禁断の夜】兄の歪んだ衝動と催眠の罠:vol.7(遥は危険日だった)

静かだった。

深夜二時のリビングは、エアコンの低い音が続いているだけで、他の物音は何もなかった。ソファの上に横たわる遥の穏やかな寝息と、床に座り込んでいるひろしの浅い呼吸だけが、その空間にあるすべてだった。時計の秒針が動く音すら、今は遠く感じられる。

ひろしは自分の両手を見た。

震えは止まっていた。代わりに、指の先から体温が消えたような冷たさがあった。自分が何をしたのか、その意味が、静寂と一緒に少しずつ降りてきていた。童貞だった。二十年間、誰の身体にも触れたことがなかった。それが今夜、いきなりここまで来てしまった。遥の身体の柔らかさ。体温。痛みに歪む顔。涙。それらすべてを越えて、ひろしは自分の身体を止めることができなかった。

(……中に、出した)

その事実が、ひろしの脳で何度も繰り返されていた。

止まれなかった。途中で引き返すつもりだった。外に出すつもりだった。それなのに、遥の内側の温度と、締め付けてくるような粘膜の感触と、童貞の限界が重なって、ひろしは自分の身体をコントロールできなかった。最後の一瞬、頭の中が真白になって、次に気づいたときにはもうすべてが終わっていた。

ひろしの視線が、遥の下半身に向かった。

遥は下着を外されたままの姿で、無防備に横たわっている。脚の間から、ひろしのものだった液が、ゆっくりと流れ出していた。透明だったはずのそれは白く濁っていて、遥の白い肌の上に落ちていく。その光景が、ひろしの目に焼き付いて離れなかった。

「……どうしよう……」

声が出た。本当に、誰にも聞こえないような小さな声だった。

そのとき、ひろしの頭の中に、昨日の夜の光景が浮かんだ。

リビングのテーブルの上に放置されていた、遥のスマートフォン。その画面が不意に明るくなり、生理周期を管理するアプリからのプッシュ通知が表示された。

『排卵予定日です。妊娠の可能性が最も高い時期になります』

ひろしはそれを見るつもりはなかった。ただ、画面が光ったから無意識に目を向けただけだ。遥が風呂に入っている間の、ほんの数秒間の出来事。ひろしはそれを見て、見なかったふりをしてすぐに視線を逸らした。

その記憶が、今のひろしの全身の血の気を引かせた。

危険日。生理の前の、一番妊娠しやすい時期。そういう知識だけは持っていた。その時期の遥の中に、ひろしは今、自分のすべてを出してしまった。

「……嘘だろ……」

膝が震え始めた。さっきまでの、初めて女性に触れる興奮の震えではない。もっと底冷えするような、恐怖の震えだった。もし、これで遥が妊娠してしまったら。兄妹で子供ができてしまったら。避妊具もつけずに。同意もなく。睡眠薬で眠らせている間に。

社会的な破滅という言葉すら、遠く感じられた。ただ、目の前にある現実が重すぎて、ひろしの呼吸を浅くしていた。

「……んっ……ぅう……」

遥が小さく身じろぎをした。

ひろしの心臓が跳ねた。起きたのかと思った。しかし、遥の目は閉じたままだった。処女喪失の痛みと、身体の中に残った異物感に、眠っている遥の身体が反応しただけだった。遥は苦しそうに眉根を寄せて、脚をわずかに内側へ閉じようとした。

(……おなかのなかが……あつくて……なにか、はいってるみたい……)

遥の意識の底に、今まで経験したことのない感覚が届いていた。下腹部が重い。熱い。何かが自分の中に入って、そのまま残っているような感覚。それが実の兄の精液だとは夢にも思っていない。ただ、ひどく疲れる夢を見ているような、そんな感覚だけが遥の意識を漂っていた。

遥が脚を動かしたことで、さらに液がこぼれ落ちた。

ひろしはそれを見て、動けなかった。どうすればいいのかわからなかった。遥を起こして病院に連れて行く? アフターピルを飲ませる? でも、そのためには、自分が今夜何をしたかをすべて遥に話さなければならない。自分を心底嫌っている妹に、「睡眠薬を飲ませてレイプした」と言わなければならない。

無理だ。言えるわけがない。

それを言えば、遥は確実にひろしを軽蔑する。今までのような「うるさい兄」への冷淡さではなく、犯罪者を見るような目で、永遠にひろしを拒絶するだろう。そして両親は。母親がどういう顔をするか。父親がどういう声を出すか。想像しただけで吐き気がした。

ひろしの思考が、そこで止まった。

引き返す道がない。隠し通すこともできないかもしれない。もし妊娠したら、どうせすべてが明らかになる。両親にも、遥にも。ひろしの人生はもう終わったも同然だった。明日、遥が目を覚ました瞬間に終わるかもしれないし、数週間後に終わるかもしれない。でも、終わることだけは確定してしまった。

その絶望が、ひろしの頭の中を真白に塗りつぶしていった。そして、真白になった後の脳に、奇妙な静けさが訪れた。もう戻れない。もう終わっている。なら、この先にあるものは何だ?p>

(……どうせ、終わるなら……)

ひろしの視線が、再び遥の顔に向かった。

眠っている。何も知らない。涙の跡が頬に残っているが、それはひろしが拭った。今、この部屋にいる遥は、ひろしの手の中にある。ひろしが自分の液で汚した、ひろしだけの妹だ。明日になればすべてが終わるとしても、今のこの時間だけは、誰にも奪われない。

ひろしの欲望が、絶望の中でゆっくりと息を吹き返した。

腹の底から湧き上がってくるような、黒くて重い感覚だった。怖い。怖くてたまらないのに、それ以上に、遥をもう一度この手でどうにかしたいという衝動が勝った。どうせ戻れない。どうせ終わる。だったら、今夜このまま、朝まで遥を抱き続ければいい。

もう戻れないなら、最後まで行くしかない。どうせ明日になればすべてが終わるかもしれないのなら、今夜、この時間だけは、誰にも邪魔されない。この身体は、今夜だけはひろしのものだ。

ひろしは床からゆっくりと立ち上がり、再びソファの傍に膝をついた。

一度萎えかけていたひろしの身体が、再び熱を持ち始めていた。絶望と恐怖が、逆説的にひろしの神経を研ぎ澄ましていた。先ほどよりも重く、硬く、脈打っている。

「……遥……」

掠れた声だった。でも、さっきのような怯えはなかった。

ひろしは遥の膝に手を当て、先ほど閉じたばかりの脚を、再びゆっくりと開いた。遥の身体が微かに抵抗するような動きを見せたが、ひろしはそれを力で押さえ込んだ。間接照明の下に、再び遥の柔らかな肌が晒される。さっきひろしが出した液で、そこは濡れていた。それ自体が潤滑の役割を果たしていた。

もう一度、触れる。もう一度、入る。今度は途中でためらったりしない。どうせもう、境界線は越えたのだから。

ひろしは、自らの液で濡れた遥の身体に、再びゆっくりと腰を沈めていった。遥の身体が、一度目よりも滑らかに、しかし確実にひろしを受け入れていく。

粘膜の感触が、一度目よりさらに生々しく伝わってきた。遥の身体がひろしを受け入れる形に変わっていくような錯覚があった。それが錯覚だということはわかっている。それでも、ひろしは自分が遥の最も奥深くを支配しているという歪んだ全能感に酔っていた。

そのときだった。

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