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救助者を装った罠。山小屋で逃げ場を失う遥:vol.2(奉仕という選択)
「いや……っ、お願い……やめて……っ、乱暴しないで……っ」
暗く冷たい山小屋の密室に、遥の悲痛な懇願が虚しく響いた。
声はすでに涙に濡れ、小刻みに震えている。
顔を背けようとしても、男の太く無骨な腕が逃げ道を塞ぎ、耳元でねっとりと吹きかけられる熱い獣のような息が、現実を突きつけてくる。
背中に広がるカビ臭い古布団の感触すら、もう逃げ場のない檻の一部として彼女の心を絶望で満たしていた。
逃げ場なんて、どこにもない。
大声を上げても、ここは深い山奥。誰一人として助けに来るはずもない。
この密室の小屋も、目の前にのしかかる男の巨大な身体も。
どちらも、完全に遥を絡めとる残酷な檻だった。
「わかってるんだろ? ここでお前がどう足掻いても、結果は同じだってことぐらい」
ひろしの太い手が、ズボン越しに遥の太腿をゆっくりと撫で上げる。
その這いずるような下劣な手つきは、ゆっくりと、だが確実に遥の理性を削り取っていく。
「抵抗しても、無駄だって。……だったら、自分から大人しく奉仕したほうが、まだ手荒な真似をされなくて済むんじゃないのか? 俺だって、可愛い女の顔を傷つけたくはないんだ」
耳元で囁かれるその脅迫めいた言葉に、遥の心が激しく揺れた。
手荒く乱暴され、無理やり犯される。
いくら経験がある身体だとしても、こんな見知らぬ、しかも自分を罠にはめたような恐ろしい男に乱暴されるなど、想像するだけで吐き気がするほどの恐怖と屈辱だった。
(……いやっ……こんなの、絶対にいや……っ)
心ははっきりと拒絶の叫びを上げている。
でも。
もし、私から……口を使って、奉仕することで、少しでもこの男の機嫌を取り、暴力的な状況を和らげられるのなら。
(……乱暴に、痛い思いをするよりは……っ)
極限の恐怖の中で、遥の震える心は悲しい妥協点へと追い詰められていた。
遥の細い喉が、恐怖でごくりと鳴る。
青ざめた唇が、ガタガタと震えながら開いた。
「……わ、わたしが……します……から……」
「ん?」
「私から……する、から……っ。だから……お願い、乱暴はしないで……っ」
その怯えきった懇願の言葉に、ひろしの口角が醜く吊り上がる。
「……ふぅん。賢い子だ。処女じゃねえだけあって、そういう奉仕の知識ぐらいはあるってことか」
そう言って、彼はゆっくりと遥にのしかかっていた身を引いた。
遥の手首を縛ることもせず、ただあぐらをかいて座ったまま、ひろしは自らのズボンの前をゆっくりと緩めていく。
カチャリ、とベルトのバックルが外れる金属音。
ごそりと、ズボンと下着が一緒に下ろされる、布の擦れる生々しい音。
遥は、床についた両手を小さく震わせながら、恐る恐る視線を下に落とした。
そこには、どす黒く変色し、怒張して脈打つ巨大な肉塊が、凶悪なまでの存在感を放って遥の視界を支配していた。
まだ触れてもいないのに、圧倒的な熱気とツンと鼻を突く雄の匂いに、遥の唇がひりつく。
男性経験がゼロではないとはいえ、これほど野蛮で暴力的なものを見せつけられたのは初めてだった。
「……さぁ。してごらん。お前の方から、大人しく、な?」
男の残酷な声に促されるままに、遥はおそるおそる男の股間の前に膝をついた。
目の前にそびえる男の欲望――それは、まるで彼女に完全な屈服と服従を迫るかのように、威圧的に屹立し、先端からは先走りの粘液を滲ませている。
顔を近づけると、そのむせ返るような熱と匂いに思わず顔を背けそうになる。
吐き気がこみ上げる。
だが、ここで逃げれば、すぐにでも床に押し倒され、あの凶悪なモノで身体を無理やり引き裂かれるだろう。
遥は、震える細い指先で、男の太い根元にそっと触れた。
ぬるりとした汗の質感。柔肌の奥に、鉄パイプのような硬い芯が潜んでいる。
それを、両手で包み込むようにそっと握る。
手の中に収まりきらない太さに、遥は絶望的なため息を漏らした。
「……口で、して……いいんですね……?」
「おう。たっぷり舐めていいぞ。俺を気持ちよくさせてみろ」
男の言葉は、一見優しげなトーンを装っていたが、その奥にはサディスティックな獣の欲がはっきりと透けて見える。
遥は、ギュッと目を閉じ、深く息を吸い込むと、震える唇をゆっくりと開いた。
じゅる……っ。
ひどく生暖かい感触が、遥の口内に押し入ってくる。
震える唇が、男のそそり立つ肉に吸い付く。
その異様な温かさと、口を押し広げるような重さに、思わず屈辱の涙が滲む。
「ちゅっ……んっ……れろ……っ」
心は「汚い」「気持ち悪い」と悲鳴を上げているのに、極度に過敏な体質を持つ遥の身体は、強烈な快感を受信して不思議なほど従順だった。
頭では必死に拒絶しているのに、口内は自動的に唾液を溢れさせ、男のモノを受け入れる準備を整えてしまう。
それが遥には、何よりも恥ずかしく、屈辱的だった。
「おっ……いきなりいい吸いつきじゃねえか」
「……いいぞ、そのまま。もっと奥まで、喉の奥まで入れてごらん」
「んぅ……む、むり……おぇっ……」
太すぎる先端が喉の奥を突き、呼吸が詰まりそうになりながらも、遥は必死に舌を使って亀頭の裏側を這うように舐め回す。
つぅ……っと、男の先端から透明で粘り気のある蜜が滲み出し、それが遥の敏感な舌の上にポタポタと落ちる。
ほのかに塩気を含んだ特有の味が、遥の口内にじわりと広がった。
普通なら吐き気を催すはずのその味が、なぜか遥の身体の奥底にある女のスイッチを微かに刺激する。
「……ちゅっ、れろる……んっ……じゅるる……」
「おぉ……たまらんな、おまえ……口、すげえいいじゃないか。最高に気持ちいいぜ」
ひろしの大きな手が、遥の頭を鷲掴みにし、自らの股間へと強く押し付ける。
髪を乱されながら、遥はただ無心になって舌を動かすことしかできない。
無理やり奉仕させられているというのに、私から男のモノをしゃぶっているという倒錯した状況。
それも、山奥の誰も来ない薄暗い小屋で――完全に支配された逃げ場のない状況の中。
強烈な羞恥心が、遥の身体をカッと熱くさせる。
「もっと、舌で先を巻いてみろ。そう、そうだ。唇で締めながら……うまい、遥……」
嫌悪すべき男の口から自分の名前を呼ばれるたび、心がギリギリと軋む。
それでも、遥の舌は止まらない。
むしろ、男の荒い吐息を聞くたびに、どうすればもっと気持ちよくさせられるのか、身体が勝手に理解して動いてしまう。
少しでも男を満足させれば、これ以上手荒な真似はされないかもしれないという淡い期待が、彼女の奉仕に熱を帯びさせていた。
くちゅ、じゅる……れろれろ……ずちゅっ……!
自分でも信じられないような、ひどく卑猥で淫らな水音を口内で響かせながら、遥は懸命に口で奉仕し続けた。
男のモノに擦り付けられる唇は赤く腫れ上がり、口角からは唾液がだらしなく垂れ流れている。
「……あぁっ、くそっ……そろそろ、出そうだ」
「んっ……!?」
「口の中に出すぞ。一滴残さず飲み込めよ」
「……っ、ま、待って……んむっ……!」
言い終える暇もなく、ひろしの手が遥の後頭部を強く押さえつけた。
逃げ場を失ったまま、男の肉が口の中でびくん、びくんと大きく痙攣する。
次の瞬間、遥の口内に、どろりとした生臭く熱い白濁の液体が、暴力的な勢いで大量に流し込まれた。
「……っんんっ! んぅ……っ、おぇっ……く、くるし……っ」
喉の奥深くにまで力強く押し込まれたまま、逃げ場のない大量の精液が、遥の舌と粘膜を容赦なく白く汚していく。
むせ返るような濃い精液の匂いと味が口いっぱいに広がり、遥は涙目で必死にそれを飲み込むしかなかった。
ごくり、ごくりと喉を鳴らして飲み込んでも、まだ溢れてくる。
なんとか口を離すと、腫れた唇の端から、飲みきれなかった白濁がタラタラと糸を引いて顎へと垂れ落ちた。
「……あぁ……最高だったよ。遥の口、本当に気持ちよかったぜ」
精液まみれになった遥の顔を見て、ひろしは満足げに笑い、彼女の額にかかった髪を指で払う。
遥は、床に膝をついたまま、小さく肩を震わせ、手の甲で必死に唇の汚れを拭った。
吐き気と屈辱で、涙がポロポロとこぼれ落ちる。
私から奉仕を選んだ。
乱暴されるよりはマシだと思ったから。
だが。
見上げた男の瞳には、欲情の炎が消えるどころか、さらにメラメラと燃え上がっていることだけは、確かだった。
「口がこんだけ名器なら、下はもっとすげえんだろうな……」
「次は……お前の本番の身体でも、たっぷりと奉仕してもらおうか? それとも、俺が見てる前で自分でオナニーして、お前のいやらしい絶頂の顔を見せてくれるなら、少しは優しくしてやるよ」
絶望の底で、遥の運命はさらに深く、逃げ場のない夜の闇へと沈み続けていた――。
名探偵の三角関係8
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