【時間停止・催眠・操り】禁断のやりほうだい:vol.1(獲物を探す)

時間停止・静止

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【時間停止・催眠・操り】禁断のやりほうだい:vol.1(獲物を探す)

▶ 選んで結末が変わる物語(全105話・11結末)

昼下がりの駅前。太陽は高く昇り、ガラス張りのオフィスビルを白く鋭く照らし出していた。平日にもかかわらず、駅前のロータリーには忙しなく行き交う人々の波が絶えることなく続いている。

スーツ姿に身を包んだひろしは、その雑踏の中で静かに立ち止まっていた。飾り気のない黒髪に、どこにでもいるような平凡なサラリーマンの風貌。すれ違う人々は誰も、この地味な男に目を留めることはない。彼らは皆、自分の人生という時計の針に追われるように、足早に通り過ぎていく。

だが、ひろしは知っていた。この世界を支配しているのが、決して彼らのような一般人ではないということを。ひろしの内には、誰にも知られてはならない、そして誰も抗うことのできない神に等しい「力」が秘められていた。

ひろしの口元が、微かに歪む。彼が持つのは「時間を止める力」。どんなに騒がしい街中であっても、ひろしがほんの少し意識を集中し、指を鳴らせば――世界の音も、動きも、人々の呼吸さえもが、ぴたりと静止する。その凍りついた空間の中で、ひろしだけが自由に行動し、好きなように女性を選び、好きなだけ弄ぶことができるのだった。

それに加えて、彼にはもう一つの恐ろしい能力があった。それは「精神操り」の力。ひろしの意のままに相手の脳髄へ命令をねじ込み、身体を自由に動かすことができる。のみならず、相手の意識や羞恥心を保たせたまま、偽りの刺激と身体反応を強制的に植え付けることすら可能なのだ。時間を止めて無防備な肉体を貪ることもできれば、時を動かしたまま、本人の意志を奪って公衆の面前で恥ずかしい行為を強要することもできる。

ひろしがゆっくりと視線を巡らせると、駅前の繁華街には、色とりどりの服をまとった若い女たちがあふれていた。カフェのオープンテラスで談笑する者、ショーウィンドウを熱心に覗き込む者、スマートフォンをいじりながら待ち合わせをしている者。ひろしの濁った眼差しは、彼女たちの服の上からでもわかる柔らかな胸の膨らみや、スカートの下に隠された無防備な脚のラインを、執拗に舐め回していく。

ひろしの悪い癖は、ターゲットをすぐに決めるのではなく、じっくりと観察することだった。獲物の性格や生い立ち、プライドの高さを想像し、その清らかな精神が屈辱と刺激によってどう壊れていくのかを、脳内で何度も何度も犯し尽くす。それが彼にとっての極上の前戯でもあった。

行き交う群衆の中に、ひろしの目を引く幾人かの女性がいた。どの女も、それぞれに独自の魅力を放っており、一人の男としての、そして圧倒的な支配者としてのひろしの欲望を強烈に刺激してくる。

駅前のコンビニエンスストア。そのレジカウンターの奥で、真面目そうに品出しをしている小柄な女子大生がいる。飾り気のないポニーテールに、まだ垢抜けない清楚な顔立ち。男性経験など皆無に違いないその初々しさは、ひろしの支配欲を真っ直ぐに突き刺してきた。

また、広場のベンチでは、買い物袋を提げた若く美しい人妻が、上品なブラウス姿で休んでいた。左手の薬指には指輪が光っているが、そのどこか貞淑すぎる佇まいは、むしろひろしの嗜虐心を煽る。あのように夫に貞節を誓った女の脳髄を書き換え、俺なしでは生きられない淫らな女性へと作り変える背徳感は、想像するだけでゾクゾクする。

視線をずらすと、駅前の交番の前には、凜とした制服姿の若い婦警が立っていた。正義感に満ちた厳しい眼差しで周囲を警戒しているが、その制服の下には、女としての柔らかな肌と、誰にも暴かれたことのない純潔な秘部が隠されている。権力を象徴する警察官を、自らの超常の力で完膚なきまでに屈服させ、刺激の奴隷へと堕とすことの愉悦。

さらに歩みを進めると、仲睦まじく手をつないで歩く大学生のカップルがいた。彼氏に笑顔を向ける彼女の顔は、純粋な愛情に満ちている。だが、ひろしの力が発動すれば、その愛情すらも一瞬で粉砕できる。彼氏の目の前で時間を止め、彼女の初めてを無残に奪い去る。あるいは操りの力で、彼氏を裏切る行為を強制させることもできるのだ。

ひろしの視界には、他にも魅力的な獲物たちが次々と映り込んでいく。高級なスーツを着こなし、ハイヒールを鳴らして歩く知的な女社長。プライドの塊のような彼女を土下座させ、理性を溶かして這いつくばらせたらどんな声を上げるだろうか。また、先輩の背中を慌てて追いかける新人のOL。そのあどけない表情と、まだ社会に染まりきっていない純真な瞳は、ただひたすらに汚し甲斐がある。

そして極めつけは、広場の大型ビジョンに映し出されていた、いま大人気の清純派アイドルだった。彼女がもしこの街にお忍びで来ていたら? 誰もが憧れるその偶像の精神を意のままに操り、ファンには決して見せない痴態を俺の前だけで晒させる。そんな途方もない妄想すら、ひろしの力があれば現実のものとなるのだ。

彼女は浅い呼吸を繰り返しながら、動かせる指先へわずかな力を集めた。恐怖で身体が強張っても、拒絶する意思まで失われたわけではない。周囲の物音を聞き分け、拘束が緩む瞬間を待とうとした。

ひろしの心臓は、新しいオモチャを探す子供のように、あるいは血に飢えた肉食獣のように、早鐘を打っていた。ズボンの奥では、すでに下半身が熱く膨張し、暴れ出そうとしている。抑えきれない欲望が、全身の血管を駆け巡り、脳髄を痺れさせるような熱を帯びていた。日常という薄皮一枚の下で、彼だけが、この街全体を巨大な猟場として見下ろしているのだ。

彼にとっては、法律も、倫理も、道徳も、すべてが児戯に等しい。自らの内なる獣を解放するためだけに、神から与えられたかのようなこの特権を行使する。選ばれた標的が誰であれ、彼女の人生は今日この日を境にして、永遠に変わってしまう。純白のキャンバスにどす黒い染みを落とすような、取り返しのつかない破滅の美学。ひろしは、自らの内に渦巻く加虐の衝動を、もはや隠そうともしなかった。

「……さて、そろそろ“遊び”の時間だ」

ひろしは誰に聞こえるでもなく、低く、濁った声で呟いた。彼の右手がゆっくりと上がり、親指と中指が交差する。

パチンッ——。

指先が軽く弾かれたその瞬間。

世界から、すべての「音」と「動き」が完全に消失した。吹き抜けていた風は空中で硬直し、ざわめく人々の声も、車のエンジン音も、一瞬にして無音の世界へと沈み込んだ。空を飛んでいた鳥すらも、羽ばたく姿勢のまま宙で凍りついている。

誰もが次の行動へ移ろうとしたその瞬間の姿勢のまま、呼吸すら忘れたように静止している。まさに、空間そのものがガラスに閉じ込められたかのような、絶対的な静寂だった。

成功した。世界は今、完全にひろしだけの支配下にある。

ひろしは静まり返った群衆の中を、ただ一人悠然と歩き出す。コツ、コツ、という彼の革靴の足音だけが、不気味に、そして絶対的な権力者の証のように響き渡る。静止した世界の中で、ひろしの視線は先ほど目を付けていた獲物たちへと向かっていた。

この完全に時が止まった世界で、まずは誰の何を奪い、どのようにして自分への狂おしい愛情を強制的に植え付けてやろうか。処女の恐怖、羞恥、そして初めて教え込まれる絶望的な刺激。すべての運命は、今この瞬間、ひろしの手の中に握られているのだった。

まだ誰も知らない、そして誰も逃れることのできない、世界で一番淫らで残酷な遊戯の幕が、静かに上がろうとしていた。

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