【騎乗位】自分で腰を沈めるしかない遥:vol.6(支えのない腰)

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【騎乗位】自分で腰を沈めるしかない遥:vol.6(支えのない腰)

沈み始めた腰は、もう止まらなかった。太ももの震えがひときわ強くなった瞬間、遥の膝から力が抜け、身体が一気に男の上へ落ちた。根元まで呑み込んだまま、先端が奥の壁を強く突き上げる。目の前で白い光が弾け、遥は背中を反らせて、声を出さないように喉の奥で息を詰めた。両手が自由だったら、きっと男の胸に爪を立てていた。

痛みが、奥から波のように広がってきた。処女を失ったばかりの場所を、自分の重さで突き上げられたのだ。遥は肩で荒い息を繰り返しながら、背中で縛られた手首をひねった。結び目は少しも緩まない。手で身体を持ち上げることができないから、奥に当たったままの先端から逃げることもできなかった。遥はただ、男の上に座り込んだまま、痛みが引くのを待つしかなかった。

「止まってるぞ。四分十」。堂島の声に、遥は慌てて膝に力を込めた。太ももが悲鳴を上げるように震え、腰がほんの数センチだけ持ち上がる。奥に当たっていた先端が離れ、遥はわずかに息をついた。けれど、持ち上げた高さを保つ力はもう残っていない。膝が緩んだ瞬間、身体はまた男の上へ落ち、先端がさっきと同じ場所を強く突き上げた。

奥に当たった先端は、そこから少しも動かなかった。動かないからこそ、その存在がはっきりと感じられる。遥の奥の壁は、男の先端の丸みを押しつけられたまま、それを受け止めるように小さく脈を打っていた。痛みの中に、何か別のものが混じり始めている。遥はその正体を確かめるのが怖くて、ただ目を閉じて、男の上に座り込んでいた。

二度目の衝撃は、一度目ほど鋭くはなかった。遥は息を詰めたまま、自分の身体の奥で何かが変わり始めたことに気づいた。痛みの芯の部分が、少しずつ鈍くなっている。代わりに、奥を突かれた瞬間に、下腹の底から重く熱いものが湧き上がってくる。それは痛みとは違う、疼きのような感覚だった。遥はその正体を確かめたくて、もう一度膝に力を込めた。

持ち上げて、落ちる。持ち上げようとしなくても、落ちる。手をつけない身体では、持ち上げられる高さはほんの数センチしかなかった。それでも、落ちるたびに男の先端は奥の同じ場所を突き上げる。三度目、四度目と繰り返すうちに、痛みはどんどん遠のいていき、代わりに疼きが強くなっていった。自分の重さで、自分の奥を叩いている。その事実が、遥の頭を熱くした。

均衡を崩すたびに、身体が前へ傾きそうになる。手をつけないので、遥は腹の力だけで上半身を起こし続けなければならなかった。背中で縛られた手首が引っ張られ、肩が後ろに反り、裸の胸が自然と前へ突き出される。男の目の前で、自分の胸が上下に揺れている。堂島の濁った目は、遥の胸と、結合部と、顔とを、ゆっくりと行き来していた。

「痛くなくなってきたか」と堂島が訊いた。遥は答えなかった。答えれば、自分が何を感じているのかを認めることになる。けれど、答えなくても、身体は正直だった。落ちるたびに中の壁が男のものを締めつけ、結合部から濡れた音が漏れる。蜜が溢れ、男の下腹を伝って、ソファの布地に染みを作っていく。遥はそれを見ないように、天井を見上げた。

揺れる胸を隠したくて、遥は何度も腕を動かそうとした。そのたびに、背中で結ばれたタオルが手首を引き戻す。隠せない。隠そうとすることさえ、男にはお見通しだった。堂島の濁った目は、遥が腕を動かそうとするたびに、わずかに細められた。手首を縛られた自分が、男の目の前で、どうにもできずに裸の胸を晒している。その無力さが、遥の頬をさらに熱くした。

天井の上は静かだった。美咲は眠ったのかもしれない。けれど、隣の部屋や、向かいの部屋には、まだ誰かが起きているかもしれない。遥は唇を噛んで、声を殺し続けた。手で口を塞ぐこともできない。漏れそうになる声を、喉の奥で飲み込むことしかできなかった。そのせいで、息がどんどん苦しくなり、苦しさの分だけ、下腹の疼きが強くなっていった。

太ももの震えは、もう自分の意思では止められなかった。持ち上げようと膝に力を込めても、腰は一センチも上がらなくなっていた。遥は男の上に座り込んだまま、根元まで呑み込んだ男のものを、奥でじっと感じ続けるしかなかった。動けない。けれど、止まってもいけない。数字は三分を切り、男の濁った目が、遥の次の動きを待っていた。

遥は肩で荒い息をしながら、自分の太ももを見下ろした。白い肌の下で、筋肉が小刻みに痙攣している。もう限界だった。それでも、身体の奥では疼きが強くなる一方で、止まりたいという気持ちはどこにもなかった。浮かせることはできない。けれど、奥に呑み込んだまま、何かをしなければならない。遥は縛られた手首をもう一度ひねり、ほどけないことを確かめた。

奥を突かれる衝撃が、いつのまにか待ち遠しいものに変わっていた。それに気づいたとき、遥はぞっとした。数分前まで、この痛みに耐えるだけで精一杯だったはずなのに。今は、膝が緩んで身体が落ちる瞬間を、どこかで期待している自分がいる。遥はその期待を打ち消そうとして、唇を強く噛んだ。それでも、身体は正直に、次の衝撃を待っていた。

逃げ道は、どこにもなかった。遥はそれを、自分の身体で受け入れるしかなかった。背中で手首を縛られ、膝はもう立たず、男は相変わらず指一本動かさない。この状態で止まらずにいるには、どうすればいいのか。遥の頭の中に、ひとつの答えが浮かび上がった。浮かせられないなら、座り込んだまま動けばいい。その答えに、遥は頬が燃えるのを感じた。

「……もう、上がらない」と、遥は掠れた声で言った。堂島は「なら、どうする」とだけ答えた。遥は返事をしなかった。代わりに、太ももを震わせたまま、男の上に深く座り込んだ。根元まで呑み込んだ男のものが、奥の壁に押し当てられたまま動かない。遥はそこで、もう浮かせることのできない腰を、どう動かすべきかを、自分の身体に問いかけていた。

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