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救助者を装った罠。山小屋で逃げ場を失う遥:vol.3(屈辱の自慰を選ぶ)
静寂が、冷え切った山小屋を包み込んでいた。
まだ唇の奥に残る、生臭くほの苦い男の体液の残滓。
遥は、カビ臭い布団の上で小さく丸まりながら、震える手の甲で懸命にそれを拭った。
口内にへばりつく粘ついた感覚が、先ほどまでの強制的な奉仕の記憶を何度も何度も脳裏に蘇らせる。
屈辱に耐えて奉仕したはずなのに――
これで許されるはずなのに――
見上げる男の瞳には、さらに濁った欲情が渦巻いており、とても終わりを告げるような目ではなかった。
むしろ、彼の中の獣を完全に目覚めさせてしまったかのようだった。
「よくやったな、遥。すげえ気持ちよかったぜ。あんなに熱心にしゃぶってくれるとは思わなかった」
ひろしの声は、ねっとりと絡みつくような甘さを帯びていた。
その言葉が、遥の心を不気味に撫で回し、さらに深い絶望へと突き落とす。
「さて、今度は……おまえに選ばせてやるよ」
「……えっ?」
遥が顔を上げると、ひろしは無造作にマットの上へとあぐらをかいて座った。
その目線は獲物を狙う獣のように鋭く、じっと遥の無防備な全身を舐め回すように見つめている。
まるで、次にどこから喰らってやろうかと品定めしているかのような、暴力的な視線だった。
「このまま俺の本番をおっ始めるか。好きな体位を選べ。名器の奥底までたっぷり突いてやる」
「……っ、そん、な……」
「正直に言うと、今すぐ無理やりにでも突っ込みたい。でもな……おまえが自分で選ぶってのが、興奮するんだよ」
遥の細い喉が、恐怖できゅっと鳴った。
背筋に冷たい汗が流れ落ちる。
選ぶ――?
この恐ろしい男に、どの体位で乱暴されるかを?
そんな選択肢なんて、どれも地獄でしかない。
「……でも、もうひとつだけ、選択肢をやる」
ひろしの口元が、サディスティックに歪む。
「俺の前で、お前の手でオナニーして絶頂してみせろ。そうすれば……今日は、それで終わりにしてやる」
「……っ!?」
思わず、遥は言葉を失った。
頭の中が真っ白になり、呼吸の仕方すら一瞬忘れてしまった。
男の前で、自分の手で自分を慰める姿を晒す。
そんな、異常で恥ずかしい行為――。
処女ではない遥であっても、いや、だからこそ、見ず知らずの醜悪な男の前でそんな淫らな姿を見せることの異常さと屈辱は痛いほど理解できた。
誰かに見られながら、自分から快感を貪る姿を見せるなど、正気の沙汰ではない。
遥は両腕で胸元を隠し、首を横に振り続けた。
「選べよ。体を差し出すか、お前の手で見せるか」
「……っ、どっちも……無理です……いや……」
「じゃあ、俺が選ぶぞ? 後ろから無理やり突いて、お前の子宮まで種付けしてやる」
その暴力的な言葉が、遥の心を決定的に打ち砕いた。
無理やり引き裂かれ、乱暴される。
逃げ場のない山小屋で、その恐怖と痛みに耐えるよりは……。
遥は、悔し涙で視界を滲ませながら、深く唇を噛んで小さく頷いた。
「……わ、わたしが……します……わたし自身の……手で……」
「よし、いい子だ。さあ、全部脱いで、足を大きく開いて俺によく見せろ。明かりをつけてやる」
部屋のランタンが一段と明るさを増し、遥の青ざめた柔肌を無情に照らし出す。
ゆっくりと、震える指で衣服を降ろしていく。
ショーツが太腿をすべり、足首でからまり、やがて床に落ちた。
その瞬間、遥の身体に、ひどく冷たい空気が触れた。
自分の最も恥ずかしい無防備な場所が、男の粘着質な目に完全にさらされている。
そう思っただけで、強烈な羞恥が全身を包み込んだ。
穴があったら入りたいほどの辱めに、顔から火が出るように熱くなる。
「指を使って。自分の、そこ……指でこじ開けて中まで見せてみろ」
ひろしの声は低く、命令するようでいて、どこか異常な熱を含んでいた。
遥は、膝を立てたM字の姿勢で布団の上に座らされる。
男に向かって自ら太腿を開き、そこへ指を伸ばすという行為は、彼女の尊厳を粉々に砕くほどの屈辱だった。
震える指先が、自らの秘所に触れる。
じんわりと熱を持ったその部分に、指が触れた瞬間、びくんと腰が大きく跳ねた。
「ん……ぁっ……」
男の口淫をさせられていた時から、彼女の身体は極度の緊張と恐怖の裏側で、異常なほどの熱を持っていたのだ。
「そう、そこだ……花豆の上……ゆっくり撫でてごらん」
下劣に誘導するような声が、遥の背中を強引に押す。
すでに、恥ずかしいほど濡れていた。
自身の手の感触でそれがはっきりとわかる。
遥は男を拒んで首を振ったが、男の視線に晒された身体は刺激への反射を隠せなかった。
「んっ……あっ……やぁ……っ」
「感じていい。それが女の本能だ。お前の手で確かめてみろ」
遥の指が、恐る恐る敏感な部分の上を円を描くように撫でた。
鋭く強い電気が走ったような快感の衝撃に、思わず腰がふわりと浮く。
「やぁっ……あっ……こ、こんな……っ、みないで……っ」
「いいぞ、遥。もっと触っていい。ひどく濡れてきてる。感じてるんだ、おまえのそのいやらしい身体は」
声が、身体の奥底に毒のように染み込んでいく。
圧倒的な羞恥が、神経を焼き切るような快感へと強制的に変換されていくその刹那、遥の目から絶望の涙がひと筋、こぼれた。
「……んっ、あ……や、だめ……っ、はあっ……」
中指が、ぬるぬるとした蜜を絡めながら、より深く、秘所の奥底を探っていく。
ごく普通の女の子であるにも関わらず、極度に過敏な体質を持つ彼女の身体は、男の指先が触れるたびに強烈な快感を受信してしまっていた。
指が最も敏感なポイントを擦るたびに、遥は反射的に身体を震わせ、抑えきれない甘い声を漏らしてしまう。
「手で中まで指突っ込んで……ほんとにエロい女だな、お前は。男の前で自慰をして興奮してるんだろ」
その言葉が、屈辱的でたまらないのに、なぜか下腹部の疼きをさらに加速させる。
「はぁ、はぁっ……! な、なんか……くる、息が……できない……っ!」
腰が前後に動く。
蜜で濡れた指先が止まらない。
頭ではやめなければと思っているのに、身体が快感を求めて無意識に指を動かし続けてしまう。
視界がぐらぐらと揺れ、意識が遠のいていくような、甘くて苦しい感覚が全身を支配する。
「遥……絶頂してごらん。その卑猥な姿を、俺に見せてくれ」
「やぁっ……だめっ、みないで……でも……いっ、ちゃう……っ!!」
全身が大きく跳ねた。
遥の身体が、弓なりに激しく反り返る。
開いた足の間から、大量に分泌された蜜が溢れ出し、太腿をつたって古びた布団をぐっしょりと濡らした。
息が止まりそうなほどの強烈な快感――
男に見られながら、手で達してしまうという、人生で最も屈辱的な絶頂だった。
全身が完全に脱力し、ぐったりと布団に倒れこむ。
荒い息を吐きながら、遥は羞恥と絶望で固く目を閉じた。
もう、声すら出なかった。
ただ、震える指先に残る自身の愛液の余韻と、ぐっしょりと濡れた太腿の感触だけが、彼女に「淫らな現実」を突きつけていた。
だが、その屈辱的な選択が、本当に男の言う”終わり”をもたらすものだったのか――。
息を整える遥を見下ろす男の顔には、さらなる黒い欲望の笑みが浮かんでいた。
ここまで読んでくれてありがとう
選択を変えれば、結末は変わります。
別のルートを試すか、他の物語へ。



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