【強制絶頂】イッたら負けのゲームで、何度もイかされる遥:vol.7(鏡の前で)

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【強制絶頂】イッたら負けのゲームで、何度もイかされる遥:vol.7(鏡の前で)

神崎はいったん遥の中から抜き、遥の手を取ってベッドから下ろした。目隠しのまま、数歩歩かされる。足の裏のカーペットが途切れ、硬い床の感触に変わった。入り口の脇、ユニットバスの扉の横だった。そこには、壁に縦長の姿見が掛かっていたはずだった。

神崎は遥の後ろに立ち、両肩に手を置いた。それから、ネクタイの結び目に指をかけた。外すぞ、と言われ、遥は小さく頷いた。布がはらりと落ちる。何十分ぶりかに開いた目に、廊下の明かりが眩しく刺さった。遥は何度か瞬きをして、ようやく目の前のものに焦点を合わせた。

鏡の中に、裸の女が立っていた。乱れた髪が汗で頬に貼りつき、目の縁は赤く腫れ、唇はぽってりと濡れている。首筋にも、鎖骨にも、胸にも、赤い跡が散っていた。太ももの内側は、溢れたもので光っている。遥は思わず目を逸らした。

目を逸らすな、と神崎が言った。遥の顎に指がかかり、正面を向かされる。鏡の中の女と、目が合った。これが自分なのだと、遥はようやく理解した。鉄の女と呼ばれ、商談で一歩も引かなかった自分が、今、こんな顔をしている。

「見ないで……こんな顔、見ないでください」

見るのは遥だ、と神崎は耳元で言った。俺じゃない。お前が、自分で見るんだ。神崎の手が、遥の胸を後ろから包んだ。鏡の中で、男の大きな手が、女の胸を揉みしだいていく。遥は、それが自分の胸だということが、まだ信じられなかった。

神崎は鏡の前に椅子を一脚引き寄せ、そこに腰を下ろした。遥の腰を引き寄せ、自分の膝の上に、鏡のほうを向かせて座らせる。脚を開け、と神崎が言った。遥は鏡の中の自分を見つめたまま、膝をゆっくりと左右に開いた。

鏡の中で、女の脚の間がすべて露わになった。濡れて光る割れ目が、少し口を開けている。その下に、神崎の硬いものが、天井を向いて立っていた。遥は息を呑んだ。こんなふうに見えていたのか。一晩中、神崎はこれを見ていたのか。

自分で入れろ、と神崎が言った。遥は震える手を伸ばし、鏡の中の自分の手が、神崎のものを握るのを見た。先端を、自分の入り口に当てる。鏡の中で、二人の身体が繋がる直前の場所が、はっきりと映っていた。遥はゆっくりと、腰を落とし始めた。

太い先端が、入り口を押し広げていく。鏡の中で、それが自分の中へ沈んでいく様子が、まるごと見えた。見ているのに、見ているのが自分だとは思えない。けれど、中を押し広げられる感覚は、確かに自分の身体のものだった。目で見る光景と、身体の感覚が、ぴたりと重なった。

根元まで沈んだとき、遥の喉から長い息が漏れた。鏡の中の女も、同じ顔で息を吐いていた。眉を寄せ、唇を開き、目を潤ませている。その顔を見た瞬間、遥の内側がきゅっと縮み、神崎のものを強く締めつけた。

腰を振れ、と神崎が言った。目は鏡から離すな。遥は神崎の膝に手をつき、ゆっくりと腰を持ち上げた。鏡の中で、濡れた幹が女の中から引き出されていく。また沈める。幹が、女の中へ呑み込まれていく。その一往復を、遥はすべて自分の目で見ていた。

見ながら動くと、恥ずかしさが快感と区別できなくなった。腰を振るたびに、鏡の中の女の胸が揺れ、髪が乱れ、口から甘い声がこぼれる。それが自分だと分かっているのに、遥はその女から目が離せなかった。見れば見るほど、身体が熱くなっていった。

神崎の手が、前に回った。鏡の中で、男の指が、繋がった場所のすぐ上の突起を探り当てる。遥は自分の目で、自分がそこを触られる瞬間を見た。指先が突起を押し回し始めると、鏡の中の女の腰が、びくりと跳ね上がった。

「あ、そこ……見え、てる……っ」

見えているから感じるのか、感じているから見ていられないのか。遥にはもう分からなかった。鏡の中の女は、腰を振りながら、突起を責められ、顔をくしゃくしゃに歪めている。その顔が、少しずつ、頂点へ向かって崩れていくのが見えた。

イくときの顔を見ろ、と神崎が言った。目を閉じるな。遥は瞼が落ちそうになるのを、必死にこらえた。鏡の中の女の目と、自分の目が合ったまま、波が来た。遥は目を見開いたまま、腰を跳ねさせてイった。鏡の中の女も、同じ顔でイっていた。

自分のイく顔を、初めて見た。眉が寄り、口が大きく開き、目の焦点がふっと消える。だらしなくて、無防備で、少しも綺麗ではなかった。それなのに、その顔を見た瞬間、遥の内側がもう一度、ひときわ強く神崎を締めつけた。

鏡の下のほうで、繋がった場所から白く濁ったものが溢れ、神崎の幹を伝って落ちていくのが見えた。遥は目を逸らさなかった。それが自分の中から溢れたものだと分かっていて、見続けた。

神崎は遥を抱えて立ち上がり、鏡のすぐ前に立たせた。両手を鏡の縁につかされ、腰を後ろへ突き出す格好になる。後ろから、また入ってくる。鏡は、もう目の前にあった。自分の顔が、息がかかるほど近くに映っている。曇った鏡の向こうで、女が揺れていた。

後ろから突かれるたびに、鏡の中の顔が近づいたり遠ざかったりした。近づくたびに、自分の目の潤みや、唇の震えが、細かいところまで見えてしまう。遥はもう目を逸らそうとはしなかった。命令されたから見ているのか、自分で見たいのか、もう区別がつかなかった。

神崎が、鏡越しに遥の目を見た。鏡の中で、二人の視線が絡み合う。神崎の顔も、もう余裕を失っていた。額に汗を浮かべ、唇を噛み、目の奥が熱く燃えている。その顔が、自分を見て、自分の中でそうなっているのだと思うと、遥の胸が締めつけられた。

最後の命令をする、と神崎が言った。鏡の中で、彼の唇が動くのが見えた。遥は鏡の縁を握りしめ、その命令を待った。何を言われても、従うつもりだった。もう、自分で選ぶことには疲れていた。言われたとおりにしたかった。

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