【騎乗位】自分で腰を沈めるしかない遥:vol.6(止まれない腰)

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【騎乗位】自分で腰を沈めるしかない遥:vol.6(止まれない腰)

腰が止まらなかった。遥は男の上で、自分の身体が勝手に動き続けるのを、どうすることもできずに感じていた。持ち上げて、落とす。持ち上げて、落とす。手首を背中で縛られ、男の胸に手をつくこともできない。それなのに、膝だけで支えているはずの身体が、さっきよりもずっと深く、速く、男のものを呑み込んでいく。

あの一突きの深さを、身体が覚えていた。自分で沈めていたときには届かなかった場所に、男の先端が一度だけ届いた。その感覚をもう一度求めて、遥の腰は勝手に深く落ちていく。膝の力を抜くたびに、自分の重さが男のものを奥へ押し込み、先端が奥の壁を叩く。そのたびに、下腹の奥で熱が膨らんでいった。

堂島は、もう動かなかった。一度だけと言ったとおり、男の腰はソファに沈んだまま、指一本動かしていない。だから、今のこの動きは、すべて遥自身のものだった。縛られた身体で、男の上で、自分から腰を振っている。遥はそのことを、恥ずかしさで頭が焼けるほど、はっきりと分かっていた。

手首を縛られているせいで、身体の均衡が取れなかった。腰を落とすたびに、上半身が前後に揺れる。前に傾けば、男のものが入口に近いお腹側を擦り、後ろに反れば、奥の壁に先端が当たる。揺れるたびに、違う場所が擦れる。遥の身体は、その揺れに翻弄されるように、男の上で震え続けていた。

裸の胸が、男の目の前で揺れていた。肩が後ろに引かれているせいで、胸は突き出されたまま、腰の動きに合わせて上下に跳ねる。隠すことはできない。遥は男の視線が自分の胸に注がれているのを感じながら、それでも腰の動きを止めることができなかった。見られていると思うほど、腰はさらに速くなった。

見られている。そう思うたびに、腰はますます速くなった。堂島の目は、遥の顔と胸と結合部とを、ゆっくりと往復している。その視線が通った場所が、順番に熱くなっていくようだった。縛られた手首では、どこを隠すこともできない。遥はただ、男の視線に全身を晒したまま、止まれない腰で男のものを呑み込み続けた。

下腹の奥で、何かが迫ってきていた。腰を落とすたびに、それは少しずつ大きくなり、遥の身体の芯に向かって押し寄せてくる。それに名前があることを、遥はまだ知らなかった。けれど、身体はそれを迎えに行こうとするように、腰の動きをさらに速くしていた。止められない。止めたくない。

「……だめ、止まらない」縛られた身体のどこかから、自分のものとは思えない声がこぼれた。誰に言っているのか、自分でも分からなかった。堂島は答えなかった。濁った目で、遥の顔と、揺れる胸と、結合部とを、ゆっくりと見比べている。男の喉が、大きく上下した。

縛られた手首の中で、遥の指が虚しく握られては開かれた。何かを掴みたかった。男の胸でも、ソファの布地でも、何でもいい。下腹の奥で膨らみ続ける熱を、どこかへ逃がしたかった。けれど、手は背中で縛られたまま、どこにも届かない。熱は逃げ場を失って、遥の身体の中で、ますます大きく膨らんでいった。

そして、それが来た。引き絞られていた糸が切れるように、下腹の奥の熱がいっせいにほどけた。遥は背中を大きく反らせ、縛られた手首を背中で強く握りしめた。膝が跳ね、内側の肉が男の幹を何度も絞り上げるように波打った。目の前が真っ白になり、遥は喉の奥で長く震える息を吐いた。

遥にとって、それが初めて知る果てだった。それを、遥は手首を縛られたまま、男の上で迎えた。何にもしがみつくことができず、ただ全身を震わせて、押し寄せる波に身体を任せるしかなかった。奥に居座ったままの男のものは、少しも萎えることなく、遥の痙攣を受け止めていた。男は果てていなかった。

波が引いていくあいだも、遥の腰は止まらなかった。絶頂の余韻で震える太ももが、それでも勝手に腰を持ち上げ、勝手に落とす。止めようとしても、身体が言うことを聞かない。絶頂を迎えたばかりの奥は、敏感になりすぎていて、少し擦れるだけで鋭い痺れが走った。

その痺れが、遥の腰をさらに動かした。痛いほど敏感なのに、腰は止まらない。むしろ、その痺れを求めるように、さらに深く、男のものを呑み込んでいく。遥は自分の身体が、壊れてしまったのではないかと思った。止まれない。止まり方が、もう分からなかった。

二度目を待つあいだ、遥は自分の脚の間から聞こえる音に気づいた。腰を落とすたびに、濡れた肌がぶつかり合う湿った音が、規則正しく部屋に響いている。止まれない腰が刻む、その音の拍子。遥はそれを聞きながら、自分がまるで壊れた機械のように、同じ動きを繰り返していることを思い知らされた。

「止まらないのか」と堂島が言った。遥は首を横に振ろうとしたが、それさえもできなかった。腰を落とすたびに、また新しい熱が下腹に生まれていく。一度目の絶頂の余韻が引ききらないうちに、二度目の波が、すぐそこまで迫ってきていた。

二階で、誰かがドアを開け閉めする小さな音がした。遥ははっとしたが、腰の動きは止まらなかった。美咲が起きている。この部屋の真上で。もし今、遥が声を出したら、きっと聞こえてしまう。遥は唇を強く噛んだ。声を殺すことだけに、残った理性のすべてを使っていた。

二度目の熱が、下腹の奥で膨らんでいた。遥は縛られた手首を背中で握りしめ、男の上で腰を上げては落とし続けた。止まれない腰と、迫ってくる熱と、殺し続ける声と。そのすべてが、遥の身体の中で絡み合って、どこにも行き場がなかった。遥は、自分の身体がどこまで行ってしまうのかを、怖いと思った。

それでも、腰は止まらなかった。二度目の波が、もうすぐそこまで来ていた。遥は男の上で、縛られたまま、止まれない腰を震わせながら、その波を迎えようとしていた。中の男のものが、遥の奥で、また大きく脈を打った。

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