【強制絶頂】イッたら負けのゲームで、何度もイかされる遥:END(録画の赤い光)

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【強制絶頂】イッたら負けのゲームで、何度もイかされる遥:END(録画の赤い光)

画面の中で、繋がった場所が激しく揺れていた。遥の手の震えと、神崎の突き上げが重なって、映像はぶれ続けた。それでも遥は、スマホを下に向けたまま離さなかった。神崎の息が、遥の耳のすぐ後ろで、獣のように荒くなっていた。

最後の一突きで、神崎は遥の腰を強く引き寄せた。根元まで沈んだまま、神崎の全身が強張る。遥の中で、張り詰めたものが大きく脈打った。熱いものが、奥へ注ぎ込まれる。画面の中で、繋がった場所の根元が、どくんどくんと小さく震えているのが映っていた。

遥はその画面を見ながら、自分の中に注がれる熱を感じていた。目で見る脈と、身体の奥で感じる脈が、同じ拍子で打っている。それに押し上げられるように、遥もまたイった。スマホを握った手が震え、画面の中の映像が大きく揺れた。

神崎が、ゆっくりと腰を引いた。遥はとっさに、画面をそこへ向け直した。幹が抜けていく。先端が入り口から外れた瞬間、白く濁ったものが、とろりと溢れ出した。画面の中で、それが太ももを伝い、シーツへ落ちていく。遥は、その一部始終を撮っていた。

「……全部、撮っちゃいました」

遥がそう言うと、神崎は遥の背中に額を押しつけて、深く息を吐いた。それから、遥の手からスマホを受け取り、録画を止めた。電子音が、静まり返った部屋に小さく響いた。赤いランプが、ようやく消えた。

二人はしばらく、何も言わずに横たわっていた。神崎の腕が遥の身体を後ろから抱き、汗ばんだ肌と肌が貼りついている。遥は天井を見上げながら、さっきまで自分の手の中にあった映像のことを考えていた。あれが、今夜の自分だった。

やがて神崎が身体を起こし、スマホを操作し始めた。約束どおりだ、と彼は言った。遥のスマホを出せ。遥は鞄から自分のスマホを取り出し、神崎に渡した。神崎は二台を並べ、録画のファイルを遥のスマホへ送った。転送の進み具合を示す線が、ゆっくりと伸びていった。

転送が終わると、神崎は自分のスマホの画面を遥に見せた。録画のファイルを選び、削除のボタンを押す。確認の表示が出て、もう一度押す。最近削除した項目からも、同じように消した。遥の目の前で、今夜の記録は、神崎の手元から跡形もなく消えた。

「……本当に、消しちゃうんですね」

自分の口から出た言葉に、遥は驚いた。消してほしいと思っていたはずだった。けれど、目の前で消えていくのを見たとき、胸の奥に、小さな寂しさのようなものが走った。神崎は遥の顔を見て、少しだけ笑った。お前のほうには、残っている、と彼は言った。

遥は自分のスマホを見下ろした。写真のアプリを開くと、いちばん新しいところに、見覚えのない動画が一本あった。サムネイルは、ぶれた肌色の何かだった。再生時間は、四十分を超えていた。遥はそれを開かずに、画面を伏せた。

消すかどうかは、遥が決めればいい、と神崎は言った。今消してもいいし、家に帰ってから消してもいい。ずっと消さなくてもいい。どれを選んでも、俺は何も言わない。遥は伏せたスマホを胸に抱き、何も答えなかった。答えられなかった。

翌朝、遥は自分の部屋で目を覚ました。夜明け前に、神崎の部屋から戻ってきたのだった。身体中が重く、脚の間にはまだ鈍い痛みが残っていた。枕元のスマホが、カーテンの隙間からの光で白く光っていた。遥はそれを手に取り、また伏せた。

取引先への挨拶も、帰りの新幹線も、何事もなく過ぎた。神崎はいつもどおりの穏やかな主任に戻っていた。遥も、いつもどおりの鉄の女の顔をしていた。ただ、鞄の中のスマホが、ずっと重く感じられた。中に入っているものの重さだった。

その夜、一人暮らしのマンションに帰り着いた遥は、シャワーを浴びて、ベッドに潜り込んだ。部屋の明かりを消すと、暗闇の中で、スマホの画面だけが白く浮かんだ。消すなら、今だ。遥は写真のアプリを開き、あの動画を選んだ。

削除のボタンに、指を伸ばした。押せば終わる。昨夜のことは、二人の記憶の中だけに残る。それでいいはずだった。遥の指は、削除のボタンの上で、しばらく止まっていた。それから、指はゆっくりと動いて、再生のボタンに触れた。

暗い部屋に、昨夜の声が流れ出した。最初は、ぶれた映像と、くぐもった音だけだった。やがて画面が落ち着き、脚を開いた女の下半身が映った。濡れた割れ目に、太い幹が沈んでいく。遥は息を呑み、画面から目が離せなくなった。

画面の中の女が、甘い声を上げていた。昨夜の自分の声だった。聞いているうちに、遥の脚の間が、じわりと熱を持ち始めた。昨夜の感覚が、身体の奥からよみがえってくる。奥を突かれる重さ。注がれる熱。遥は布団の中で、太ももをきゅっと閉じた。

閉じた太ももの間に、遥は自分の指を滑り込ませた。濡れていた。画面の中で、女の内側が幹を締めつけている。遥の指が、それに合わせるように、自分の突起をゆっくりと撫で始めた。一人でこんなことをするのは、ずいぶん久しぶりだった。

画面の中の女がイく場面で、遥も小さく声を上げてイった。一人きりの部屋で、昨夜の自分の映像を見ながら。息を整えながら、遥は画面を見つめた。動画は、まだ半分も終わっていなかった。最後の、白いものが溢れ出す場面まで、まだ二十分以上ある。

遥は動画を止め、最初まで戻した。それから、スマホのロックの設定を開き、写真のアプリに鍵をかけた。誰にも見せない。消しもしない。この夜のことは、自分だけのものにする。遥はスマホを胸に抱き、暗闇の中で、ゆっくりと目を閉じた。

数日後、社内の廊下ですれ違ったとき、神崎が小声で、あれは消したか、と聞いた。遥は足を止めず、前を向いたまま答えた。消しました、と。神崎は何も言わずに通り過ぎた。遥は自分の席に戻り、引き出しの中のスマホを、そっと指でなぞった。

嘘をついたのは、初めてではなかった。けれど、こんなに甘い嘘は初めてだった。次の出張まで、あと三週間。それまでの夜を、遥はあの赤いランプの記憶と一緒に過ごすことになる。そう思うと、仕事中の机の下で、遥の膝がかすかに震えた。

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