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【強制絶頂】イッたら負けのゲームで、何度もイかされる遥:vol.7(乱れる息)
全部の重さで沈めた一突きは、遥自身をいちばん深く貫いた。奥の壁を押し潰すように先端が突き当たり、遥の目の前で白い光が弾けた。勝負のつもりだった一撃が、そのまま遥を頂点へ押し上げていた。神崎の胸についた手が震え、遥は声を上げてイった。
先にイったのは遥だった。それでも、勝負は終わらない。神崎がイくまで続く。そう決めたのは遥自身だった。内側がまだ痙攣しているうちに、遥は震える膝に力を入れ、もう一度腰を持ち上げた。神崎が、下から驚いたように遥を見上げた。
イったばかりの中を、自分の腰で擦り上げる。痛いほど敏感な内側を、太い幹が逆撫でしていく。遥は歯を食いしばり、その刺激に耐えながら、また腰を沈めた。誰かにされているのではない。自分でやっている。その事実が、遥をなおさら逃げられなくしていた。
二度目の波は、一度目の余韻の上に重なるように来た。遥は神崎の胸に額を落とし、背中を震わせてイった。それでも、腰は止めなかった。止めたら、今度こそ負けを認めることになる。遥は神崎の胸に顔を伏せたまま、腰だけを小さく上下させ続けた。
神崎の手が、遥の腰に添えられていた。約束どおり、支えるだけで、動かしはしない。けれど、その手のひらが汗でじっとりと濡れているのを、遥は肌で感じた。指先に、さっきまでなかった力がこもっている。神崎も、余裕がなくなり始めていた。
遥は顔を上げた。神崎の額に、汗の粒が浮いている。目を閉じ、眉を寄せ、唇を固く結んでいる。何かを必死にこらえている顔だった。十分間、二回戦、三回戦。今夜、遥が何度も見せてきた顔と、同じ顔だった。それを見下ろした瞬間、遥の胸の奥に、甘い何かが広がった。
「主任も、我慢してるんですね」
言葉にした途端、神崎の目が開いた。図星を突かれたような顔だった。遥は小さく笑い、腰の動きを変えた。浅く、速く。さっき神崎の眉が寄った動き方だ。入り口近くを張り出した部分で擦るたびに、神崎の腹筋がびくりと縮む。
けれど、浅く速い動きは、遥の入り口の敏感な場所も同じように擦っていく。三度目の波が、すぐそこまで迫っていた。遥はそれを分かっていて、動きを緩めなかった。自分がイくのと、神崎が崩れるのと、どちらが先か。遥はもう、自分の身体を勝負の道具として使っていた。
三度目にイったとき、遥の内側がこれまでで一番強く神崎を締めつけた。遥の口から高い声が漏れ、同時に、神崎の喉からも低い呻きがこぼれた。初めて、神崎の声を聞いた。遥の中で、神崎のものがびくんと大きく跳ねた。
今だ、と遥は思った。締めつけが効いている。遥は痙攣する内側をそのままに、腰を前後に揺らし始めた。奥に沈めたまま、根元を擦りつけるように。中で神崎のものがぐりぐりと奥の壁を抉り、遥の身体はまた勝手に跳ねた。けれど、神崎の呼吸も、はっきりと乱れていた。
神崎の手が、遥の腰を強く掴んだ。動かすためではなかった。止めるためだった。待て、と神崎がかすれた声で言った。遥は首を振った。止まらない。止めたら、勝負にならない。遥は神崎の手を振り払うように、さらに深く腰を沈めた。
神崎の腰が、下からわずかに浮いた。動かないという約束が、崩れかけていた。遥はそれに気づき、神崎の胸を両手で押さえつけた。動いたら反則です、と遥は言った。息も絶え絶えの声だったが、神崎は苦笑して、腰をシーツに戻した。
遥は少し身体を起こし、神崎の両手首を掴んで、彼の頭の上のシーツに押しつけた。上から見下ろす格好になる。体格では敵わないはずの神崎が、自分の下で両手を押さえられている。神崎は抵抗しなかった。ただ、荒い息のまま、遥の目を見上げていた。
その目を見下ろしながら、遥はゆっくりと腰を回した。円を描くように。奥に先端を押し当てたまま、腰だけを大きく回す。内側の壁のあらゆる場所が、順番に神崎のものに押しつけられていく。遥の背筋を、震えが何度も駆け上がった。神崎の唇から、短い息が漏れた。
神崎の胸板が、遥の動きに合わせて大きく上下していた。乳首の周りまで汗に濡れ、肌が赤く火照っている。遥は身をかがめ、その胸の先に、そっと舌を這わせた。自分がされたことを、そのまま返す。神崎の全身が、遥の下でびくりと跳ねた。
四度目が来ても、遥は腰を止めなかった。イきながら、円を描き続けた。自分の身体がどこまで耐えられるのか、遥にももう分からなかった。脚は痺れ、膝は震え、汗が背中を伝い落ちる。それでも、神崎の手首を押さえた手だけは、決して離さなかった。
神崎の顔が、苦しそうに歪んだ。眉間に深い皺が寄り、首筋の血管が浮き上がっている。遥の中で、神崎のものがさらに硬く、大きく張り詰めていく。限界が近い。遥にも分かった。ここで押し切れば、勝てる。今夜初めての、本当の勝ちが手に入る。
遥は神崎の手首を離し、その代わりに、彼の胸に両手をついて身体を起こした。真っ直ぐに座り直すと、自分の重さが全部、繋がった一点にかかる。先端が奥のいちばん深い場所に食い込み、遥は息を呑んだ。神崎の腰が、またわずかに震えた。
「……もう少しで、私の勝ちですね」
遥は乱れた息のまま、神崎に笑いかけた。神崎は答えなかった。答える余裕がないのだと、遥には分かった。遥は膝に最後の力を込め、腰を高く持ち上げた。ここからは、もう駆け引きはいらない。ただ、全部の力で、神崎を追い詰めるだけだった。今夜の負けを、この一回で全部取り返す。
窓の外で、遠くのサイレンが鳴って、消えた。部屋の中には、二人の荒い息と、繋がった場所から立つ濡れた音しかなかった。遥は神崎の胸の上で、最後の勝負に出るために、大きく息を吸い込んだ。
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