【処女喪失】弱みを知られた上司に、二十七歳の初めてを教わる遥:vol.6(上に乗る練習)

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【処女喪失】弱みを知られた上司に、二十七歳の初めてを教わる遥:vol.6(上に乗る練習)

「自分で、迎えにいきたいです」

言ってから、遥は自分の言葉の意味を考えた。迎えにいく。待つのではなく、自分から。二十七年間、いつも最後の手前で身体が固まってしまったのは、相手に委ねようとしたからかもしれない。だったら今度は、自分の手で、自分の速さで。

桐生は少し考えてから、指を抜いた。それなら、まず練習だ、と言った。いきなりは無理だ。乗る形に慣れて、身体の動かし方を覚えて、それからだ。桐生はシャツを脱ぎ、ズボンも下着も脱いで、ベッドの中央に仰向けに横たわった。

遥は、初めて桐生の裸を見た。それから、桐生の脚の間で、まっすぐに上を向いているものを見た。思わず目を逸らし、それからもう一度、そっと見た。指二本よりも、ずっと太い。あれが、自分の中に入る。そう考えただけで、入口がひくりと縮んだ。

間接照明の下で、桐生の身体は会社で見るよりもずっと大きく見えた。広い肩、厚い胸、引き締まった腹。その下に続くものから、遥はどうしても目が離せなかった。男の人の身体を、こんなに明るい場所で、こんなに近くから見たことは一度もなかった。

今日は入れない、と桐生が言った。上に乗って、擦るだけだ。入口の外側で、慣らす。遥は頷き、桐生の腰の横に膝をついた。どうすればいいのか分からず、しばらくそのまま固まっていた。桐生の手が遥の腰に添えられ、跨げ、と短く言った。

遥はおそるおそる片脚を上げ、桐生の腰を跨いだ。膝立ちのまま、桐生の身体の上にいる。真下に、上を向いた硬いものがあった。遥は膝を少しずつ曲げ、腰を下ろしていった。脚の間が、硬いものの真上に近づいていく。

触れた瞬間、遥はびくりと腰を浮かせた。熱い。指よりも、機械よりも、ずっと熱かった。桐生の手が遥の腰を軽く押さえた。大丈夫だ、入らない。上に乗せるだけだ。遥は息を詰め、もう一度、ゆっくりと腰を下ろした。

濡れた入口が、硬い幹の上に重なった。中には入らない。入口の柔らかな襞が、幹の背に沿って、ぴたりと貼りつく形だった。遥の重みで、二つがさらに密着する。脚の間全体で、桐生のものの形と熱を感じていた。

どくん、と幹が脈打つのが、入口の襞を通して伝わってきた。生きている、と遥は思った。機械とはまるで違う。自分の重みの下で、桐生のものが、遥の熱に応えるように硬さを増していく。それが分かって、遥の頬がさらに熱くなった。

「……熱い、です」

動いてみろ、と桐生が言った。前と後ろに、ゆっくり。遥は桐生の胸に両手をつき、腰を少しだけ前へ滑らせた。濡れた入口が、幹の背をなぞって滑る。ぬるり、と音がした。溢れたものが潤滑になって、思っていたよりもずっと滑らかに動いた。

後ろへ戻る。また前へ。遥は少しずつ、腰の動かし方を覚えていった。前へ滑らせると、幹の先端の段差が、入口から突起へ向かって擦り上げていく。後ろへ戻ると、その段差が逆向きに引っかかる。どちらも、指とはまるで違う感触だった。

前へ滑らせたとき、先端の膨らみが、ちょうど突起に当たった。遥の腰が勝手に止まった。そこで止まったまま、小さく腰を揺らす。突起が、硬い先端に押し潰されるように擦られた。遥の喉から、甘い声が漏れた。自分で見つけた場所だった。

教えられたのではなく、自分の腰で探り当てた場所。そのことが、遥には妙に嬉しかった。一人のときには、どこを触ればいいのか分からなかった。今は、自分の身体が、どこをどうされたいのかを知っている。桐生の身体を使って、遥はそれを確かめていた。

桐生は何も言わず、遥の顔を下から見上げていた。遥は、自分がどんな顔をしているのか、考えないようにした。考えたら、恥ずかしくて動けなくなる。今は、腰の動きだけに集中していたかった。先端に突起を押しつけ、小さく円を描く。

濡れが、どんどん増えていった。遥が腰を動かすたびに、溢れたものが桐生の下腹に塗り広げられていく。ぬちゃ、ぬちゃ、と湿った音が、静かな寝室に響いた。遥は自分の立てる音に耳まで赤くなりながら、それでも腰を止められなかった。

「あ、だめ、自分で……止められない……」

止めなくていい、と桐生が言った。遥の腰に添えられた手は、押さえもせず、導きもしなかった。ただ、そこにあるだけだった。遥は、自分の意思で腰を動かしていた。自分の速さで、自分の強さで、自分の気持ちいい場所を探していた。

腰を前に滑らせるたびに、入口が、幹の背の上で、一瞬だけ先端に引っかかりそうになった。そのたびに、遥の身体がびくりと震えた。少し角度を変えれば、入ってしまう。分かっていて、遥はその手前で腰を引いた。今日は練習だ。まだ、入れない。

けれど、何度も入口が先端に引っかかるうちに、遥の中に別の気持ちが芽生え始めていた。入れてみたい。ほんの少しだけ。指が入ったところまで。その誘惑が、腰の動きを少しずつ大胆にしていった。遥は唇を噛み、その気持ちを押し戻した。

桐生も、それに気づいているようだった。入口が先端に引っかかるたびに、桐生の腹筋がぴくりと強張る。それでも桐生は、腰を突き上げることはしなかった。遥が自分で決めるまで、待っている。その我慢の強さが、手のひらから伝わってきた。

突起が擦れる速さが上がり、遥の太ももが震え始めた。来る。自分で動いて、自分で連れていく波だった。遥は桐生の胸についた手に力を込め、腰を小刻みに揺らした。先端に突起を押しつけたまま、最後の数回を自分で選んだ。

波が、遥を呑み込んだ。腰がびくびくと跳ね、跨いだ脚ががくがくと震えた。遥は桐生の胸に崩れ落ち、荒い息を繰り返した。脚の間では、入口がまだ幹の上でひくついていた。入っていないのに、中が何かを締めつけようとして、空を掴んでいた。

桐生の手が、遥の背中を撫でた。上手だった、と彼は言った。自分で、ちゃんと気持ちいいところを見つけた。遥は桐生の胸に頬を押しつけたまま、小さく頷いた。恥ずかしかった。けれど、それ以上に、誇らしいような気持ちがあった。

息が落ち着くと、遥は顔を上げた。脚の間には、まだ硬いものの熱があった。入口が、その熱を名残惜しそうに感じていた。遥は桐生の目を見て、自分の決心を確かめるように、ゆっくりと口を開いた。

「次は、自分で当ててみます」

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