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【デリヘル妹】小遣い欲しさの背徳の夜:vol.2(壊れた均衡)
ひろしは、第二ボタンを外したままの勢いで、遥のブラウスを乱暴に両肩から引き摺り下ろした。
薄い生地が擦れる乾いた音が、静まり返った密室にやけに大きく響く。
「遥……お前、ほんとにこんなこと……他の男ともするつもりだったのか?」
ひろしの言葉は、自分でも驚くほど意地悪で、嫉妬に満ちた響きを帯びていた。
妹が他の男に抱かれるという想像が、腹の底から湧き上がるような、どす黒い支配欲と独占欲を刺激するのだ。
「……っ、する、けど……っ。でも、お兄ちゃんと、こういうの、やだ……っ」
口では必死にそう反発しながらも、遥は怯えたように肩を震わせ、ひろしの手が自分の身体に触れるのを、無抵抗に受け入れていた。
仕事と割り切るデリヘル嬢としてのプロ意識でもなく、兄を疎んじる妹としての生意気さでもない。
ただの弱い一人のメスとして、圧倒的な力を持つオスに組み敷かれる恐怖と従属の感情が、彼女の判断力をほんの少しずつ麻痺させているかのようだった。
ひろしは、遥の華奢な顎を指先で強く掴むと、無理やり上を向かせ、そのまま唇を強く塞いだ。
「んっ……っ!?」
遥の瞳が驚きに見開かれるが、ひろしは構わず、赤く腫れるほど強く、深く唇を吸い上げる。
無理やりこじ開けられた唇の隙間から、ひろしの太い舌が容赦なく侵入し、遥の未開の口内をかき乱していく。
キスの合間に、舌と舌が何度もねっとりと擦れ合い、生々しい水音が二人の間を埋め尽くしていく。
交じり合う唾液が糸を引き、部屋の空気が息苦しいほど濃密なものへと変わっていくのがわかった。
遥の呼吸がだんだんと荒く熱を帯び、半分脱げかかった制服越しの胸元が、激しく上下している。
「お兄ちゃんっ……苦しいっ……はぁっ……んっ」
遥は瞳を涙で潤ませ、過呼吸気味になりながら、ひろしの胸板を小さな両手で押し返そうとする。
けれど、ひろしはその僅かな抵抗を力でねじ伏せ、再び強引に遥の唇を深く塞ぎ込んだ。
「だめだよ、まだ離さない」
囁く言葉の端々に、兄としての躊躇は完全に消え去っている。
そこにあるのは、目の前の獲物を自分のものにしたいという、ただの男としての生々しい欲望だけだった。
遥は完全に観念したように、きつく瞳を閉じた。
塞がれた唇から、ふわりと甘い吐息がこぼれ、ひろしの口内へと流れ込んでくる。
ひろしの手は、遥の細い背中へと回り、抱きしめる力をさらに強める。
薄い下着越しに伝わる、妹の滑らかな肌の確かな体温。
その純潔なぬくもりが、夜の静寂をさらに濃厚で、取り返しのつかない狂気へと変えていく。
「……っ、お兄ちゃんっ、お願い、もう、やめてよ……っ」
その声は、言葉の上では必死の拒否でありながら、もはや反抗する力を完全に失い、どこかこの異常な運命を受け入れてしまっているように聞こえた。
今まで家で見たこともない強気な兄の態度に、遥の心は激しく揺さぶられ、恐怖と混乱でになっていたのだ。
だが、ひろしは決して手を緩めない。
「お前、もう黙ってろよ。今日は……俺が買ったんだから、俺の好きにさせるだろ?」
残酷な囁きが、遥の小さな耳元にねっとりと落ちる。
「……っ、んんっ……あ……っ」
遥は、それ以上の反論を封じられ、涙を堪えるようにギュッと目を閉じ、そのまま小刻みに震える身体をひろしの太い腕の中に完全に委ねていく。
二人だけの密室に、ディープキスのいやらしい水音と、遥の喉の奥で鳴るかすかな喘ぎ声、そしてひろしの支配するような荒い吐息だけが、絶え間なく交錯していく。
この夜、今までかろうじて保たれていた全ての均衡が、完全に壊れた。
兄と妹という家族の枠も、日常という枠も、ただ一つの暴力的なキスで、あっけなく重く溶けていく。
遥の潤んだ瞳に宿るのは、実の兄に唇を奪われているという底知れぬ羞恥と、状況に流されるままのどうしようもない諦め。
ひろしの瞳に宿るのは、今までに経験したことのないほどの圧倒的な欲望と、妹の全てを今夜だけは絶対に誰にも渡さないという、狂気に近い独占欲。
「お兄ちゃん……っ、私……っ」
遥の弱々しい声が、夜の重い静寂に溶け込んで消えていく。
密室で交錯する、ただの男と女になり果てた兄妹の吐息。
唇が、何度も、何度も貪欲に重なり合う。止まらない。もう、絶対に引き返すことはできない。
ひろしの太い舌が、遥の未開の口内をさらに深く、容赦なくかき乱す。
二人の唾液が激しく混じり合い、ッ、ルッという粘着質な音が、部屋の空気をいっそう卑猥な色に染め上げていく。
遥はついに観念したように、そっと震える両腕を伸ばし、すがるようにひろしの背中に手を添えた。
「お兄ちゃん……っ、もう、いいよ……っ」
その声は、かすれきった小さな囁き。
恐怖に支配されながらも、抗うことを完全に放棄した従属の証だった。
兄妹の健全な関係は、この夜、完全に粉々に壊れてしまった。
ただ、二人の間に残るのは、赤く腫れた唇から伝わる異様なほどの熱と、決して誰にも知られてはいけない、密室の強烈な背徳感だけだった。
──誰にも壊せない、兄と妹だけの、禁断の儀式。
この夜が、永遠に終わらなければいいと、ひろしのズボンの奥で限界まで膨張した肉棒が、我を忘れたようにビクビクと脈打ちながら願っていた。
この先にあるのが完全な破滅だとわかっていても、二人はもう、この甘く危険な劇薬を手放すことなどできなかったのだ。
ひろしは遥の身体をベッドの上にそっと押し倒し、そのまま馬乗りになるようにして覆い被さった。
遥は逃げようとはせず、ただ両腕で顔を覆い、しゃくり上げるように泣き続けている。
その姿が、ひろしのサディスティックな欲望をさらに刺激した。
彼は遥の手首を乱暴に掴み、顔から引き剥がすと、涙でぐしゃぐしゃになったその顔を満足げに見つめた。
「泣いても無駄だぞ。お前が自分で決めたことなんだからな」
「……っ、うっ……お兄ちゃんの、ばか……っ」
罵倒の言葉とは裏腹に、遥の声には全く力がこもっていない。
ひろしは再び、遥の形の良い唇に激しく食らいついた。
今度は先ほどよりもさらに深く、さらに暴力的に。
遥の舌を自分の舌で完全に絡め取り、逃げ場を奪うようにして吸い上げる。
「んんっ! はぁっ……っ、んちゅっ」
遥の口から、無意識のうちにいやらしい水音が漏れ出す。
それは、彼女自身も気づかないうちに、兄の強引なキスによって身体の奥底に眠っていたメスの部分が引きずり出されようとしている証拠だった。
ひろしの手は、遥の半脱ぎのブラウスを完全に剥ぎ取り、その下にある純白のブラジャーへと伸びる。
ホックを外す手つきはぎこちなかったが、その焦りが逆に、彼の抑えきれない欲望の強さを雄弁に物語っていた。
ブラジャーが外され、遥の双丘がホテルの仄暗い照明の下に晒される。
小ぶりながらも、形の良い美しい乳房だった。
ひろしはごくりと喉を鳴らし、その頂にそっと指先を這わせた。
「あ……っ、だめ……っ、そんなとこ……っ」
遥はびくりと身体を跳ねさせ、顔を真っ赤にして叫んだ。
初めて男の手に触れられた乳首は、瞬く間に硬く尖り、ひろしの指先に敏感に反応し始めていた。
ひろしは意地悪く笑い、その硬い突起を指の腹で優しく、しかし執拗にこすり上げる。
「んあぁっ……っ! やめ、やめてよぉ……っ」
遥の悲鳴は、先ほどまでの恐怖を含んだものから、明らかに快感に戸惑う甘い声へと変わりつつあった。
兄妹の背徳の夜は、まだ始まったばかりだった。
この部屋の外の世界では、誰もこの狂った出来事を知らない。
完全に隔離された密室の中で、二人の関係は、もはや元には戻れないところまで堕ちていくのだった。
ここまで読んでくれてありがとう
選択を変えれば、結末は変わります。
別のルートを試すか、他の物語へ。



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