【攻め・謝罪】「誠意は?」と聞かれた営業の遥が、取引先の社長に自分から跨る:END(縛ったまま跨いだ誠意)

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【攻め・謝罪】「誠意は?」と聞かれた営業の遥が、取引先の社長に自分から跨る:END(縛ったまま跨いだ誠意)

「手首、縛らせてください」

遥がそう言うと、黒崎は一瞬、言葉を失った。それから、背もたれに預けていた両手を、ゆっくりと前に差し出した。手首を揃えて。痛くするなよ、と言う。その声に、怯えはなかった。むしろ、少し面白がっているようにさえ聞こえた。

遥は首にかけていたネクタイを外し、黒崎の両手首に巻きつけた。きつくはしない。指が一本入るくらいの緩さで、二重に回して結ぶ。営業研修で覚えたネクタイの結び方を、こんなことに使う日が来るとは思わなかった。遥は結び目を確かめ、小さく笑った。

「ほどきたくなったら、言ってくださいね。すぐほどきますから」

黒崎は縛られた手首を見下ろし、それから遥を見た。言わない、と短く答えた。遥は、縛った手首を黒崎の頭の上へ持ち上げ、ソファの肘掛けの向こうへ置かせた。黒崎の身体が、緑の布張りの上に、長く伸びた。

遥は黒崎の腰の上に跨った。薄い膜に包まれたものが、遥の脚のあいだで上を向いている。まだ、入れない。遥は膝立ちのまま、黒崎の胸に手を這わせた。乳首を爪の先で軽く引っかくと、黒崎の腹がびくりと波打った。

縛られた社長は、いつもと違う顔をしていた。眉間の皺は消えていない。けれど、目の奥に、遥の次の動きを待つような色があった。商談の席で、遥の提案を待っているときの目に、少しだけ似ていた。遥は、その目に見つめられながら、自分の胸を自分で撫でた。

黒崎の視線が、遥の指を追った。胸の先をつまみ、転がしてみせる。遥の口から、甘い息が漏れた。触れたいのに触れられない男の前で、自分の身体を触る。それが、こんなに身体を熱くするとは思わなかった。

「触りたいですか」

黒崎の喉が動いた。縛られた手が、肘掛けの向こうで握りしめられる。遥は自分の手を、胸から下腹へ、下腹から脚のあいだへと滑らせた。指で割れ目を開くと、とろりと溢れたものが、黒崎の腹の上に落ちた。

黒崎が、低く呻いた。遥は濡れた指で、黒崎の硬いものをゆっくりとなぞった。根元から、膜に包まれた先まで。それから、その先を自分の入り口にあてがった。ぬるりと濡れた入り口が、先の丸みを迎えるように吸いついた。

ほんの少しだけ、腰を沈めた。先が、入り口を押し開く。遥は息を詰め、そこで止めた。半分も入っていない。それなのに、身体の奥がずくんと疼いた。黒崎の腰が、下から突き上げようとして、ぴたりと止まった。縛られていても、腰は動かせる。黒崎は、自分で止めたのだ。

遥はそれを見て、胸の奥が熱くなった。この人は、本当に、遥に決めさせてくれている。縛った手首も、ほどこうと思えばほどける。それでも、遥の許しを待っている。遥は浅く入った先を、入り口の内側でゆっくりと回した。

「社長、すごい顔してます」

黒崎は、縛られた手で顔を隠すこともできなかった。歯を食いしばり、遥を見上げている。額に、汗が光っていた。遥はその汗を指で拭い、自分の唇に運んだ。しょっぱかった。この人の我慢の味だと思った。

このまま、縛った手首をほどかずに、自分だけで最後まで動くか。それとも、ネクタイをほどいて、この人の本気を全部受け止めるか。遥は先を浅く咥えたまま、結び目に指をかけ、黒崎の目を覗き込んだ。

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「このまま、私が動きます」

遥は結び目から指を離した。黒崎の目に、一瞬だけ落胆のような色がよぎった。遥はそれを見逃さなかった。ほどいてほしかったんですか、と聞くと、黒崎は顔を背けた。遥は笑って、黒崎の顎をつまみ、自分のほうへ向け直した。

「ちゃんと見ててください。社長の誠意、もらいますから」

遥は黒崎の胸に両手をつき、ゆっくりと腰を沈め始めた。浅く咥えていた先が、ぬかるみを押し分けて入ってくる。太かった。指とは比べものにならない。中の壁が、ぐいぐいと押し広げられていく。遥は眉を寄せ、息を吐きながら、さらに沈んだ。

半分ほどで、一度止まった。久しぶりだった。身体が、大きさに慣れるのに少し時間がかかった。黒崎は下から遥の顔を見つめていた。大丈夫か、と聞く声が、縛られた男とは思えないほど優しかった。遥は頷き、残りを一息に呑み込んだ。

尻が、黒崎の腰にぴたりと着いた。奥の奥まで、黒崎で埋まっていた。遥は背中を反らせ、天井を仰いで長く息を吐いた。いっぱいだった。動かなくても、中で黒崎がどくどくと脈打っているのが分かった。

「全部、入りました。社長の、全部」

黒崎が、縛られた手首を肘掛けの向こうで握りしめた。腰が、下から突き上げたそうに震えている。遥は黒崎の下腹に手を置き、それを押さえた。動くのは私です。そう言って、遥はゆっくりと腰を持ち上げた。

抜けそうになるぎりぎりまで上げ、また沈める。最初は、ゆっくりと。自分の中の形を確かめるように。一往復ごとに、中の壁が黒崎の形を覚えていく。三度目には、もう痛みはなかった。代わりに、奥に当たるたびに、腰骨の芯がじんと痺れた。

遥は前後に腰を揺らし始めた。上下ではなく、奥に沈めたまま、前へ、後ろへ。黒崎の先が、遥のいちばん奥の、ほんの少し前寄りのところを擦った。そこだった。遥は黒崎の胸に爪を立て、同じ場所を何度も擦りつけた。

黒崎の顔が、どんどん崩れていった。眉間の皺が深くなり、唇が開き、喉の奥から低い声が漏れ続けている。縛られた手で、顔を隠すこともできない。厳しい取引先の社長が、遥の腰の動きひとつで、こんな顔になる。遥の中が、それを見てきゅうっと締まった。

「社長、その顔……もっと見せて」

遥は腰の動きを速めた。緑の布張りのソファが、二人の重みでぎしぎしと鳴る。肌と肌がぶつかる音が、社長室に響いた。黒崎が、遥、と名前を呼んだ。何度も。そのたびに、遥の奥から熱いものがせり上がってきた。

もうだめだ、と黒崎が呻いた。最初の夜と同じ言葉だった。今度は、遥は止めなかった。止めるつもりもなかった。遥は腰をいちばん深く沈め、黒崎の胸に両手をついて、奥をぐりぐりと擦りつけた。私も、と遥は言った。一緒に、と。

先に達したのは、遥だった。奥から波が弾け、中が黒崎を何度も強く締めつけた。その締めつけに引きずられるように、黒崎の腰が大きく跳ね上がった。縛られた身体が弓なりに反り、遥の奥で、膜越しに熱い脈が何度も打った。

遥は黒崎の胸の上に崩れ落ちた。二人とも、しばらく口がきけなかった。黒崎の心臓が、遥の耳の下で、壊れそうな速さで打っていた。遥は手を伸ばし、手探りでネクタイの結び目をほどいた。自由になった黒崎の腕が、すぐに遥の背中を抱きしめた。

「……誠意、受け取りました」

遥がそう言うと、黒崎は遥の髪に顔を埋めて笑った。どっちの誠意だ、と言う。遥も笑った。縛った手首に、ネクタイの跡がうっすらと赤く残っていた。遥はそれを指でなぞり、明日の会議では袖を下ろしておいてくださいね、と言った。

翌週、黒崎家具から追加の発注書が届いた。課長は驚き、遥の肩を叩いて褒めた。遥は黙って頭を下げた。発注書の隅に、見覚えのある万年筆の字で、小さく一行だけ書き添えてあった。搬入は、必ず担当者が立ち会うこと。

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