【透明人間】見えない上司に襲われる夜:END(絶望の底に注がれる熱)

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【透明人間】見えない上司に襲われる夜:END(絶望の底に注がれる熱)

覚醒した遥の脳髄を、絶対的な恐怖と引き裂かれるような痛みが交互に打ち据えていた。

全裸でオフィスの机の上に仰向けにされ、大股を開かされた無防備な姿勢。
そこに、何もない虚空から見えない重みがのしかかり、容赦なく下腹部を貫き続けている。

「ヒヒッ……どうした? さっきまであんなに痛がって暴れてたのに、随分と大人しくなったじゃねぇか。お前の下の方、すげぇ勢いで汁を垂れ流して、俺のモノを吸い込もうとしてるぜ」

顔のすぐ上から降り注ぐ、透明なひろし課長の下品な息遣いと嘲笑。
そのおぞましい言葉を裏付けるように、遥の意志とは無関係に、未熟な秘部は暴力的な摩擦によって強制的に熱を持たされ、とめどなく愛液をあふれさせていた。
太く硬い異物が引き抜かれ、また容赦なく最奥の壁を叩く。
激しい衝撃が下腹部から脳天まで突き抜け、声を出せない遥の口からは、掠れた空気の漏れる音だけが絶え間なく吐き出される。

「……っ! ぁ……っ……あぁっ……!」

首を振り、髪を振り乱して無言の懇願をするが、見えない腰の動きは止まるどころか、さらに速度と激しさを増していった。
肉と肉が激しくぶつかり合う打撃音。
粘液が激しくかき混ぜられる、ねちゃ、ねちゃという卑猥な水音。
それらが、静寂に包まれた夜のフロアに、限界に達しようとしている中年男の執着を物語るように反響する。

そして、最も残酷な現実が遥を襲った。
大嫌いな上司による暴力的な蹂躙であるにもかかわらず、処女の未開発な神経回路が、激痛と恐怖の限界を超えて、完全に快楽へと反転してしまったのだ。
最奥を突かれるたびに、背骨を駆け上がるような痺れが走り、脳の芯が真っ白にショートする。

「……いやっ……あ……やめて……っ!」

声にならない絶叫とともに、遥の身体が机の上で大きく反り返り、両足のつま先がピンと伸びきった。
はっきりと意識がある状態で迎えさせられた、人生で初めての絶頂。
全身の筋肉が痙攣し、限界まで収縮した産道が、課長の熱く硬い肉棒をギューッと力強く締め付けた。

「ヒヒッ! クソッ、中がすげぇうねってやがる! お前みたいな生真面目な処女のナカが、こんなにエロいなんて最高だぜ! 俺ももう……限界だっ!」

突如、上の重みが大きく跳ね、遥の両膝を固定していた見えない手に、骨が砕けそうなほどの力が込められた。

遥は恐怖と絶頂の余韻の中で、目を大きく見開いた。
必死に身をよじるが、見えない圧力はそれを微塵も許さない。
透明人間と化した課長は、言葉のない殺気を乗せて全体重で腰を沈み込ませると、太い肉の棒を未開の最奥へと、根元まで深く深く突き刺した。

息が止まるほどの深い侵入。
子宮の入り口を直接押し潰されるような強烈な圧迫感とともに、遥の純潔な下腹部に、大量の灼熱の液体が一気に噴き出された。

「……っっあぁああっ……!!」

声にならない絶叫が、喉の奥で破裂する。
痛い。熱い。恐ろしい。
激しい脈動とともに、生温かく、ひどく重たく、粘り気のある男の体液と同じ質量を持ったものが、身体の最も深い場所から急速に広がっていく。
それはまるで、自分の体温そのものを内側から書き換えられ、人間ではない別の何かの所有物へと完全に作り変えられていくような、圧倒的な侵略だった。

入りきらなかった白濁した液体が、結合部から溢れ出し、机の天板へとこぼれ落ちる。
自分が今、得体の知れない中年男の不浄な精液を、身体の一番奥深くで強制的に受け入れさせられた。
はっきりと意識がある状態でその事実を直視させられたことが、遥の理性を完全に破壊した。

「……ぷはぁっ。すげぇ量が出ちまった。俺の汚ねぇ種で、お前の綺麗な中身を隙間なく満たしてやったぞ。ざまあみろ」

満足しきった下劣な声とともに、体内を占拠していた肉の楔が、ゆっくりと引き抜かれた。
空洞になった下腹部に冷たい空気が入り込み、同時に、大量の熱い精液と愛液が混ざり合った赤黒い液体が、堰を切ったようにぽたぽたと流れ落ちる。

両膝を固定していた見えない力が消え、拘束が完全に解かれる。
だが、遥の身体はぴくりとも動かなかった。
下半身を丸出しにしたまま、オフィスの机の上に仰向けに倒れ伏している。
股間からは大嫌いな上司の白濁液を絶え間なく垂れ流し、焦点の合わないうつろな目で、眩しい蛍光灯の光をただ虚空に見つめ続けていた。
静まり返った深夜のオフィスに、絶望に沈む哀れな女の、掠れた微弱な呼吸音だけがいつまでも虚しく響き続けていた。

まぶたを閉じる前に、床へ落ちたスマートフォンが震えた。暗かった画面へ、家族の名前が白く浮かぶ。遥は腕を持ち上げられず、机の端から指先だけを伸ばした。

届かない。もう一度伸ばすと、爪が端末の角へ触れた。スマートフォンは床を滑り、机の真下へ入る。着信音は近くなったのに、画面は見えなくなった。

「……電話……取らせて……」

見えない男から返事はなかった。代わりに、机の下で端末が持ち上がる気配がした。着信音が空中を移動し、遥の耳元で止まる。

「出てみろよ。普通に話せたら帰してやる」

通話が接続された。受話口から家族の声が聞こえる。遥は息を吸ったが、傷ついた喉から出たのは細い摩擦音だけだった。下腹部の痛みで呼吸が途切れ、言葉をつなげられない。

「……わたし……会社……」

そこまで言ったところで、端末が遠ざかった。ひろしは通話を切らず、遥の荒い呼吸だけを数秒聞かせたあと、電源ボタンを長押しした。画面の光が消え、家族の声も途絶える。

スマートフォンは床へ落とされなかった。どこへ持っていかれたのか分からない。遥の指先は空中を探り、何もない場所を何度も曲がった。傷ついた秘部の痛みより、助けへつながった声を途中で奪われたことが胸を締めつけた。

数十秒後、別の場所から同じ着信音が鳴った。家族がかけ直している。音はフロアの入口側から聞こえ、少しずつ遠ざかった。ひろしが端末を持って移動していることだけが、見えない足取りの代わりに分かった。

遥は机の縁へ肘を立て、上半身を起こした。腕は震え、背中の下にあった書類が床へ落ちる。もう一度着信音が鳴れば、位置を頼りに出口へ向かえる。遥は呼吸を整え、音が消えた方向へ顔を向けた。

着信は留守番電話へ切り替わった。今度は家族の声がスピーカーから流れた。「会社へ迎えに行く」という一文だけが、離れた場所からはっきり聞こえた。直後に再生音は途切れ、端末の電源が落とされた。

「……来て……ここに……」

相手へ届く通話ではない。それでも遥は、入口側へ向かって声を出した。椅子へ手を伸ばし、キャスターが逃げないよう脚をつかむ。身体を起こすたび視界が暗くなったが、再び天板へ倒れ込むことだけは避けた。

やがて廊下の奥でドアが閉まる音がした。ひろしが出たのか、それとも別の扉なのかは判断できない。遥は耳を澄ませ、今度は自分の呼吸を隠さなかった。電話の相手が異変を感じ、折り返すかもしれない。

机の脚元には、自分の片方の靴が残っていた。遥は足先で引き寄せ、床へ下りるときの支えにする。もう片方は見つからない。揃わない靴と散乱した資料は、電話の向こうで聞かれた異変と同じように、誰かが後から状況を疑う手がかりになる。

このENDで残ったのは、朝を待つだけの沈黙ではなく、途中で切れた通話という外部への痕跡だった。遥は机の縁へ指を掛け、次の着信音がどこかで鳴ることを待ちながら、意識をつなぎ止めた。

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