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【透明人間】見えない上司に襲われる夜:vol.3(見えない舌の蹂躙)
オフィスの無機質な机の天板に顔を押し付けられたまま、遥は荒い息を繰り返していた。
後ろ手に縛られた両腕は、血が通わずにじんじんと痺れ始めている。
腰までまくられたタイトスカートと、膝下まで無残に引き裂かれたストッキング。
下半身を隠すものは何もなく、冷房の冷たい風が、恐怖で冷や汗をかいた太ももから臀部にかけての肌を容赦なく撫でていく。
つい先ほどまで秘部を執拗に弄り回していた太い指が、ふっと離れた。
静まり返ったフロアに、遥の過呼吸気味の震える息と、背後に立つ見えないひろし課長の粘着質な呼気だけが響いている。
終わったのだろうか。
助かったのかもしれない。そんな淡い期待は、次の瞬間に訪れた異様な感覚によって完全に粉砕された。
顔を押し付けられている机が、ぎしり、と軋んだ。
背後で何かが身をかがめる気配。
そして、むき出しになった遥の太ももの内側に、ぬるりと、巨大で生温かい肉の塊が這い上がってきた。
「ヒヒッ……指だけでこんなに濡らして。極上の匂いがするぜ」
遥の股間のすぐ数十センチの距離で、くぐもった大嫌いな上司の声がする。
それは指ではなかった。
熱く、湿っていて、表面がざらざらとしている。
その不気味な肉の塊が、太ももの内側の柔らかな皮膚を舐め上げるように這い進み、そのまま、もっとも敏感な中心の割れ目へと到達した。
舌だ。
その事実を理解した瞬間、遥の全身の毛穴が粟立った。
「……っっあぁっ!?」
声にならない絶叫が漏れる。
透明人間と化した課長が、あろうことか遥の股間に顔をうずめ、直接舌を這わせているのだ。
太ももの間にこもる、中年男特有の唾液とタバコの入り混じった生臭い吐息。
それが、遥自身の処女の蜜の匂いと混ざり合い、強烈な嫌悪感となって鼻腔を焼く。
動くな、動くな。
遥は必死に自分自身へ言い聞かせ、恐怖で全身を硬直させた。
少しでも動けば、抗えば、さらに恐ろしい行為をされるかもしれない。
死んだふりをするように息を潜め、石のように固まっていれば、相手が諦めてくれるかもしれない。そう信じるしかなかった。
しかし、見えない男の舌は、硬直した遥の身体をせせら笑うように、容赦ない蹂躙を開始した。
ざらり、と、幅広で分厚い舌が、閉じたままの花びらを下から上へと一息に舐め上げる。
粘膜のひだに絡みついた唾液が、いやらしく跳ねる生々しい水音を立てた。
男性経験など一切ない処女の最も繊細な粘膜に、大嫌いな中年男の唾液が直接塗りたくられる。
その生理的な嫌悪と、冷たい机の上で下半身だけが異常な熱を帯びていく矛盾に、遥の脳が悲鳴を上げた。
「たまんねぇな。俺の舌が動くたびに、お前の足がビクビク跳ねてやがる。いっつもお茶汲みの時にツンとしてるお前が、机に顔を押し付けて俺の舌でイカされかけてるなんて、最高の気分だぜ」
動くなと念じているのに、舌が這うたびに、つま先が勝手にピンと伸び、太ももの筋肉が痙攣する。
見えない舌は、入り口周辺に溢れ出た恥ずかしい蜜をすするようになぞると、今度は先端を細く尖らせて、まだ誰の侵入も許したことのない未開の浅い穴へと、ずぶりとねじ込まれた。
「……いやっ……ひぐっ……あぁんっ……!」
異物感。自分の身体の中に、生温かい他人の肉が侵入してくる絶対的な恐怖。
舌先が狭い粘膜の壁を舐め回し、押し広げるように動くたび、自分の身体から出ているとは思えないほどの、肉と唾液が混ざり合う猥らな水音が響き渡る。
痛い。怖い。気持ち悪い。
それなのに、極度の物理的な刺激を受けた処女の身体は、生存本能のバグのように、さらなる愛液を分泌してその異物を滑らかに受け入れようとしてしまう。
嗚咽を漏らしながら無言の懇願をするが、返事の代わりに、舌はさらに残酷な場所へと狙いを定めた。
入り口から這い出た舌が、今度はその上にある小さな蕾を、べろりと下から巻き込むように舐め上げたのだ。
雷に打たれたような強烈な刺激が、背骨を一気に駆け抜け、脳髄を白く焼き切った。
動くなと固めていたはずの身体が、弓なりに大きく反り返る。
後ろ手に縛られた腕が痛むのも構わず、遥の腰は激しく波打った。
「ヒヒッ! ここか? ここで身体が跳ねるのか? ガチガチに尖ってきやがったぜ!」
見えない舌は、完全に勃起して硬くなった突起を、ざらざらとした表面で執拗にこすり上げる。
吸い込み、転がし、尖らせた舌先で弾く。
恐怖と嫌悪の極致にいるはずなのに、未熟な身体は強烈な快楽の入力に耐えきれず、完全に主導権を奪われていた。
「……はぁっ……ぁああっ……んんっ……!」
涎を垂らし、顔を机にこすりつけながら、遥は声を出せずに過呼吸のように喘ぐ。
動くまいと必死に耐えていた腰が、今は舌の動きに合わせて、自ら快感を求めるように痙攣し、恥ずかしい水音を立ててすり寄ってしまっている。
自分が濡らした蜜と、大嫌いな上司の唾液で、太ももの内側までがべっとりと汚れていく。
羞恥心で発狂しそうだった。
誰にも見られたくない、自分でも知らなかった淫らな反応を、透明になった最低な上司に思うがままに引き出されている。
圧倒的な凌辱。
心は完全に拒絶しているのに、秘部の入り口は見えない舌を歓迎するように脈打ち、熱い愛液を止めどなくあふれさせていた。
机の上に拘束された哀れな新入社員は、ただ恐怖と強制的な快楽の波に翻弄され、泣き叫ぶことしかできない。
やがて、執拗な舌の動きがふっと止まった。
冷たい空気が、愛液でべっとりと濡れそぼった股間に触れる。
助かったのか。そう思う間もなく、遥の背後に、先ほどよりもさらに巨大で硬い熱を帯びた「何か」が、圧倒的な存在感を持って迫ってきた。
「ヒヒッ……舌だけで随分と感じてくれたみたいだな。だが、ここからが本番だぜ」
見えない太い腕が、うつ伏せで泣き崩れる遥の髪の根元を乱暴に掴み、顔を無理やり真上へと引き上げる。
同時に、もう片方の手が遥の腰骨をガシリと掴み、机に押し付けられていたお尻を、高く持ち上げさせた。
まるで、生け贄の獣を差し出すような、無防備で屈辱的な四つん這いの姿勢。
透明な男の凶器が、顔の前の穴を狙っているのか、それとも無防備に突き出された後ろの穴を狙っているのか。
恐怖で震える遥の背後で、獲物をいたぶるような下劣な嗤い声が静かに響いた。
引き上げられた髪の根元が焼けるように痛み、首筋には無理な角度の緊張が走った。遥の視界には、涙で歪んだ非常灯と、何もいないはずの空間だけが映っている。姿が見えないため、男の手が次にどこへ伸びるのか予測できない。その不確かさが、すでに受けた刺激よりも強く身体を硬直させた。
「……もう……やめてください……」
声は途中で細く途切れた。返事の代わりに、肩甲骨の間へ掌が押しつけられ、上半身が再び机へ沈められる。腰だけを高く保たされた姿勢では、胸郭を広げることさえ難しい。呼吸を求めて口を開くたび、乾いた喉へ冷房の空気が刺さった。
太ももの内側には、先ほどまでの唾液と愛液が細い筋を残していた。冷えた雫が膝へ向かって流れる一方、触れられ続けた蕾の周囲だけには鈍い熱が残っている。相反する感覚が同時に存在し、遥は自分の身体が自分の命令から切り離されたような恐怖に襲われた。
男はすぐには次の行為へ移らず、遥の荒い呼吸を数えるように沈黙した。机の上で指先が空を掻くたび、背中の結び目が締まり、手首の痺れが深くなる。逃げようとする小さな動きがすべて拘束を強める仕組みになっていた。
やがて、顔の近くと腰の後ろで、異なる重さが同時に動いた。どちらへ身を引いても別の場所が晒される。選択肢に見せかけた逃げ場のない二択が、見えない男の沈黙の中に用意されていた。
ここまで読んでくれてありがとう
選択を変えれば、結末は変わります。
別のルートを試すか、他の物語へ。



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