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【デリヘル妹】小遣い欲しさの背徳の夜:vol.3(はい…分かりました)
薄暗いホテルの密室に、気まずい沈黙と重苦しい空気が漂っていた。
ベッドの脇に立ち尽くす遥は、下着姿のまま、自分の身体を両腕で必死に隠そうとしている。
少し前までデリヘル嬢として見知らぬ男の相手をしていた彼女だが、いざ客が実の兄となると、その羞恥心は比較にならないほど大きかった。
「……遥、その……シャワー、浴びるか……?」
ひろしは、目の前の刺激的な光景から視線を泳がせながら、震える声でそう切り出した。
本当はすぐにでも彼女の柔らかな身体に触れたいという欲望が腹の底で渦巻いていたが、気弱な彼には、妹をいきなりベッドに押し倒すような度胸などなかった。
「……うん。……一緒に入る……?」
遥は、真っ赤な顔をうつむかせたまま、上目遣いでひろしを見た。
それは、風俗嬢としての彼女なりの精一杯の「営業」のつもりだったのかもしれない。
お金をもらった以上、サービスをしなければならないという義務感。
しかし、その声はひどく震えており、今にも泣き出しそうだった。
「……ああ。……そう、だな」
ひろしはゴクリと唾を飲み込み、重い足取りでバスルームへと向かった。
妹と一緒に風呂に入るなど、小学生の頃以来だ。
こんな形で再び彼女の裸を見ることになるなんて、昨日までの彼には想像もできないことだった。
二人は、ホテルのユニットバスの前で、互いに視線を逸らしながら残りの服を脱ぎ始めた。
普段の生活であれば、絶対にお互いの着替えなど見るはずがない関係だ。
しかし今、二人の間にある薄い壁は完全に取り払われようとしていた。
遥の震える指が、ブラジャーのホックへと掛かる。
カチャッ、という小さな音が響き、彼女の豊満な胸が拘束から解放されて揺れた。
「……っ」
ひろしは、思わず息を呑んだ。
そこには、ひろしの記憶の中にある「妹」の姿はなく、完全に成熟した一人の女の生々しい肉体があった。
男の手垢がついていないと信じていた妹の肌が、今この瞬間、自分以外の男を知っているのだという事実が、彼の胸に暗い興奮を呼び起こす。
まさか自分の妹がデリヘルで身体を売っていたなんて。
その信じられない現実が、彼の中にある倫理観を重く溶かしていく。
ひろしの下半身で猛り狂う肉棒が、びくりと大きく脈打ち、先端から透明な液体を滲ませた。
遥は、ひろしが完全に服を脱ぎ捨てた姿を見て、ヒッと小さく息を呑んだ。
彼女はデリヘルで何人かの客の相手をしてきたが、兄の怒張したモノを見るのは、もちろん初めてのことだった。
自分とは全く違う、筋肉質で大きな骨格。
そして何よりも、自分に向けられたその熱を帯びた視線。
親族という禁忌のフィルターを通すことで、その視線は彼女にとって、どんな見知らぬ客の視線よりもいやらしく、そして恐ろしいものに感じられた。
下着も全て脱ぎ捨てた遥は、思わずバスタオルで自身の身体を隠すように身を屈めた。
「……見ないで……っ、恥ずかしいから」
それは、風俗嬢としての演技など完全に吹き飛んだ、ただの妹としての悲痛な叫びだった。
だが、ひろしはもはや止まれなかった。
目の前で恥じらい、身をよじる実の妹の姿が、彼の奥底に眠っていた歪んだ支配欲をかつてないほどに煽り立てる。
「……一緒に入るって言ったのは、お前だろ?」
ひろしは、自分でも驚くほど低く、押し殺したような声でそう言うと、遥の細い腕を掴み、半ば強引にバスルームへと引き入れた。
狭いユニットバスの中は、熱いシャワーの湯気で瞬く間に満たされていた。
二人の裸の身体が、息苦しいほどの近距離で向かい合う。
シャワーカーテンの向こう側は完全に別世界で、ただでさえ狭い空間が二人の体温と緊張感でさらに息苦しく感じられた。
遥は、小さなバスタオル一枚で必死に自分の身体を隠しながら、バスルームの隅に小さく縮こまっていた。
濡れた黒髪が白い肩に張り付き、その肌は緊張と熱気でほんのりと桜色に染まっている。
湯気の向こう側で、ひろしの大きな身体が、熱を持った視線を放っている。
シャワーからお湯が叩きつける音が、やけに大きく響く。
遠い日の“家族の時間”など、もうどこにもなかった。
あるのは、兄妹という越えてはいけない一線を前にした、狂ったような背徳感だけ。
ひろしが一歩、水しぶきを上げながら遥の方へ近づく。
その足音が、遥の心臓をバクバクと大きく波打たせた。
遥はびくりと肩を震わせ、濡れたタイルの壁に冷たい背中を押し付けた。
「……お、お兄ちゃん……っ」
逃げ場のない、蒸し暑い密室。
湯気とともに、絶対に越えてはいけない境界線が、ふたりの熱を持った身体を静かに、そして完全に包み込もうとしていた。
ひろしの手がゆっくりと伸び、遥の握りしめていたバスタオルの端に触れる。
「……遥、もういいだろう。見せてくれ」
ひろしの声は掠れており、気弱な彼とは思えないほどの強い熱を帯びていた。
遥は抵抗できず、されるがままにバスタオルを奪い取られる。
露わになった完全な裸体。
華奢でありながらも、女性らしい丸みをしっかりと帯びたその身体に、ひろしの目は完全に釘付けになっていた。
「……遥、背中……流してくれないか……?」
ひろしは、かろうじて理性を保ちながら、震える声でそう頼んだ。
いきなり妹の身体を洗う勇気はなかった。
まずは、彼女の手の温もりを感じることで、この現実離れした状況に自分を慣らしたかったのだ。
「……はい……分かりました」
遥は、微かに震える声で返事をした。
それは、妹としての返事なのか、それともデリヘル嬢としての返事なのか、彼女自身にも分からなかった。
ただ、目の前にいる「客」である兄の命令には、従うしかなかった。
遥は、バスタオルをゆっくりと床に落とし、シャワーの栓をひねった。
シャーッという水音が響き、熱いお湯が彼女の手元から流れ落ちる。
「……ここ、座って」
遥は、バススツールを指さしながら、震える声でひろしを促した。
ひろしは言われるがままに腰を下ろし、遥に背中を向ける。
お互いの顔が見えなくなったことで、少しだけ二人の間の緊張が解けたかのように思えた。
しかし、すぐに背中に触れた柔らかく小さな手の感触が、ひろしの理性を再び激しく揺さぶる。
遥の手は、ボディソープの泡をたっぷりと含んだスポンジで、ひろしの広い背中をゆっくりと撫でるように洗っていく。
その手つきは、どこかたどたどしく、不器用だった。
「……遥、お前……いつもこんな風に客の相手をしてるのか……?」
ひろしは、思わずそんな質問を口走ってしまった。
「……ううん……。お兄ちゃんが、初めて」
遥の口から出たその言葉が、ひろしの胸を深く抉った。
デリヘルに登録したばかりで、まだ誰の相手もしていなかったのか、それともただの嘘なのか。
真実は分からないが、今この瞬間、彼女の背中を流す不器用な手つきが、自分に向けられた初めての奉仕なのだという事実が、ひろしの独占欲を強烈に満たしていく。
シャワーの熱いお湯が二人の足元を洗い流し、床に白い泡が広がっていく。
これから始まる狂気と背徳の夜の幕開け。
遥の震える瞳から、ポロリと一粒の涙が零れ落ち、誰にも気づかれることなくシャワーのお湯に混じって冷たいタイルの床へと消えていった。
兄妹の距離は、シャワーの熱い湯気の中で、ゆっくりと、しかし確実に取り返しのつかないものへと変わろうとしていた。
ここまで読んでくれてありがとう
選択を変えれば、結末は変わります。
別のルートを試すか、他の物語へ。



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