【処女喪失】弱みを知られた上司に、二十七歳の初めてを教わる遥:vol.4(部長室の机の上)

yowami シリーズのアイキャッチ 職場・OL

▶ 名前変換:入力フォームを開く






【処女喪失】弱みを知られた上司に、二十七歳の初めてを教わる遥:vol.4(部長室の机の上)

「部長のやり方で、遠慮しないでください」

言い終えた瞬間、桐生の目の色がわずかに変わった。分かった、と彼は短く答えた。それから指を離し、ベッドから降りた。遥は戸惑って身体を起こした。服を着ろ、と桐生は言った。続きは、ここじゃない。

三十分後、遥は会社のビルの前に立っていた。土曜の夜の十時。守衛室の窓にだけ明かりがついていた。桐生は社員証をかざして通用口を開け、遥を先に通した。エレベーターの中で、二人とも何も言わなかった。遥の心臓だけが、箱の中で跳ねるように打っていた。

十二階のフロアは、真っ暗だった。非常灯の緑の光が、並んだ机とパソコンの影を浮かび上がらせている。昨日の夕方、遥はここで企画書を直していた。月曜の朝には、また同じ席に座る。そのフロアを、桐生は迷わず奥へ歩いていった。

暗いフロアを歩きながら、遥は自分の机の横を通り過ぎた。モニターの縁に貼った付箋、飲みかけのまま置いてきたペットボトル。昼間の自分の痕跡が、非常灯の下で知らない誰かのもののように見えた。これから自分がする何かを、この机は知らずに月曜を迎えるのだと思った。

部長室の明かりがつけられた。昨日の夜と同じ部屋。机の上には、もう白い箱はなかった。桐生はブラインドを一枚ずつ下ろし、ドアに鍵をかけた。それから机の上の書類を脇へ寄せ、空いた場所を手のひらで軽く叩いた。ここに座れ、と言った。

「……机の上に、ですか」

遥は言われたとおりに、机の縁に腰を乗せた。冷たい天板が、スカート越しに太ももに触れた。毎朝、この机の前に立って報告をしている。その机の上に、自分が座っている。桐生は遥の正面に立ち、遥の膝に両手を置いた。開け、とだけ言った。

膝を開くと、スカートの裾がずり上がった。マンションで脱がされた下着は、穿き直さずに来るように言われていた。冷たい空気が、何も着けていない場所に直接触れた。遥は唇を噛んだ。上司の机の上で、上司の前で、脚を開いて座っている。

桐生は椅子を引き寄せ、遥の脚の間に腰を下ろした。目の高さが、ちょうど遥の脚の付け根にあった。昨日、この部屋で箱を見せられた、と桐生は言った。あれを買ったのは、どこを触りたかったからだ。言ってみろ。

「そんなこと、言えません……」

言えないなら、ここで終わりにする、と桐生は言った。脅す声ではなかった。いつもの、会議で企画の根拠を問うときと同じ声だった。曖昧な答えは通らない。遥は桐生のその声に、何度も鍛えられてきた。だからこそ、逃げられなかった。

遥は震える指で、スカートの裾をさらに持ち上げた。濡れた入口の、少し上。小さな突起を、自分の指先でそっと示す。ここです、と声にならない声で言った。言った瞬間、恥ずかしさで全身が燃えるように熱くなった。

触ってみろ、と桐生が言った。一人のときと同じように。遥は息を詰め、自分の指で突起に触れた。会社の、部長室の、机の上で。指を動かすと、くちゅりと湿った音が鳴った。マンションでほどかれた熱が、まだそこに残っていた。

どのくらいの速さで、どのくらいの強さで、と桐生は聞いた。遥は答えながら、指を動かした。ゆっくり、円を描くように。強くすると、怖くなるから、弱く。答えるたびに、自分の秘密を一つずつ差し出していくようだった。桐生は一つも聞き漏らさず、遥の指の動きを見つめていた。

それで、イけたことはあるのか、と桐生が聞いた。遥は首を振った。一度も。いつも途中で、怖くなってやめてしまう。そう答えたとき、桐生の手が遥の手首を掴み、そっと脇へどけた。代わりに、桐生自身の指が、そこに触れた。

「あっ……」

桐生の指は、遥が説明したとおりに動いた。ゆっくり、円を描くように。弱く。遥の指とまったく同じ動きなのに、感じ方がまるで違った。自分で触っているときには来なかった熱が、指先から一気に広がっていく。遥は机の縁を両手で掴んだ。

指の動きが、少しずつ速くなった。円が小さくなり、押しつける力が強くなる。遥が怖くてできなかったことを、桐生はためらわずにした。逃げようと腰を引くと、机の天板がそれを止めた。後ろには、もう下がれなかった。

ここで君は毎朝、俺に報告をする、と桐生が低く言った。月曜の朝も、ここに立つ。この机を見るたびに、今夜を思い出す。その言葉が、遥の頭の中に月曜の朝の光景を描かせた。会議資料を抱えて、この机の前に立つ自分。同じ机の上で、脚を開いている自分。

濡れが、机の天板に落ちるのが分かった。とろりと溢れたものが、太ももの付け根を伝い、冷たい木の上に小さな染みを作っていく。桐生にもそれが見えているはずだった。遥は顔を背けた。背けた先の窓のブラインドの隙間に、夜の街の灯りが細く見えた。

指の一本が、入口に当てられた。マンションでは爪の先しか入らなかった場所。桐生は外の突起を親指で責めながら、中指を少しずつ沈めていった。固い入口が、親指の動きに合わせて緩んでいく。気づいたときには、指は第二関節まで入っていた。

「部長、だめ、なにか、来ます……っ」

来させろ、と桐生は言った。逃げるな。その言葉が、遥の中の最後の怖さを押し流した。中の指と外の親指に挟まれて、遥の腰が大きく跳ねた。机の上の書類が床に滑り落ちた。遥は声を殺すこともできず、部長室の机の上で、生まれて初めてイった。

波が引いても、桐生の指は入ったままだった。遥の中が、ひくひくと指を締めつけている。桐生はゆっくりと指を抜き、その指先を遥の目の前にかざした。照明の光を受けて、濡れて光っていた。遥は目を逸らすことができず、ただ荒い息を繰り返した。

桐生は指を拭い、遥の髪を撫でた。指一本でこれだけきついとは、と彼は言った。昨夜打ち明けた言葉を、指で確かめ直したような声だった。遥は、それをもう一度、自分の口で言わなければいけないと分かっていた。イったことも、人の指を奥まで受け入れたことも、今夜が初めてだった。

「……全部、本当に初めてなんです」

前の話に戻る

ここまで読んでくれてありがとう

選択を変えれば、結末は変わります。
別のルートを試すか、他の物語へ。

📖 弱みを知られた上司に、二十七歳の初めてを教わる遥の全ルート↻ 最初から読み直す🏠 他の物語を探す

コメント