【撮影】借金返済のために売られた遥:vol.6(ノックの音)

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【撮影】借金返済のために売られた遥:vol.6(ノックの音)

パソコンのモニターには、眠り姫のように無防備な遥の姿を収めた画像が次々と並べられていた。
薄暗いアパートの一室、ひろしはキーボードを叩きながら、掲示板に寄せられる閲覧者たちからの反応をニヤニヤと眺めていた。
薬によって深い眠りに落ちた遥は、自らの服が脱がされ、全裸の姿を全世界の好奇の目に晒されていることなど知る由もない。
ベッドの上で小さな寝息を立てる恋人を振り返り。ひろしは己の借金を帳消しにできる可能性に胸を躍らせていた。
しかしその時、静まり返った部屋の空気を切り裂くように、玄関の鉄製ドアを激しく叩く鈍い金属音が轟いた。
ドンドン、と壁全体を震わせるような乱暴な打撃音に、ひろしの心臓は跳ね上がり、背筋に冷たい汗が流れた。
「頼むから静かにしてくれ……近所に聞こえちまう……っ」
冷たい和室の密室に響く暴力的な気配に、ひろしの膝は抑えきれず震えていた。
郵便受けの覗き穴から外を確認するまでもなく。ドアの向こうからはドスの利いた野太い怒声が響いていた。
「おいひろし、いるのは分かってんだぞ! さっさと開けねえとドアをぶち破るぞ!」
ひろしは青ざめた顔でドアの鍵とチェーンを外し、恐る恐る隙間を開けた。
途端に強引な力でドアが押し開かれ、廊下の冷気とともに大柄な男が部屋の中へと踏み込んできた。
安っぽいスーツに身を包んだ債権者の男は、鋭い眼光でひろしを睨みつけ、容赦なくその胸倉を掴み上げた。
借金取りは今日が返済期日だと念を押し、十万円の利息を今すぐ揃えろと迫った。
男の太い指が喉元を圧迫し、ひろしは息を詰まらせながら必死に弁明を試みた。
「ま、待ってください……! いま金を作っているところなんです! もうすぐ大金が入るんです!」
男は鼻で嘲笑い、ひろしをゴミのように畳の上へと突き飛ばした。

扉の向こうで靴底が床を踏み鳴らした余韻が残り、ひろしの顔から血の気が引いていく。
その。。一方で、横たわる遥へ向ける視線だけは、助けを求めるものではなく。支払いに換える品を測る冷たさへ変わっていた。

「言い訳は聞き飽きたんだよ。金がねえなら、内臓でも売って払ってもらうしかねえな」
男が革靴のまま部屋の奥へとずかずかと踏み込んだ瞬間、その視線がベッドの上へと向けられた。
白いシーツの上に投げ出された、全裸でぐったりと横たわる遥の柔らかな肢体。
半年の交際中に何度も身体を重ねてきた遥は、それでも人に肌を見られることを何より恥ずかしがっていた。いつも暗い部屋で顔を隠し、明かりの下で裸になることを拒んでいた。
そんな内気な彼女が、今や眩しい照明の光を全身に浴び。無防備に手足を投げ出して眠らされている。
薬の作用によって完全に脱力した遥の肉体は、見る者の加虐心を否応なく煽り立てる艶めかしさを放っていた。
男の険しかった表情が次第に緩み、その口元に獲物を見つけた肉食獣のような下卑た笑みが浮かぶ。
「……おいひろし。あそこに転がってる上玉は、一体何なんだ」
男の低く濁った声が、狭い部屋の空気を重苦しく染め変えていった。
ひろしは床に這いつくばったまま、恐る恐る顔を上げて男の視線の先を追った。
「あ、あれは……俺の、彼女です……」
男はベッドの傍らまで歩み寄ると、靴を脱ぎ捨てて遥の寝顔をじっくりと見下ろした。
乱れのない清純な顔立ちと、触れれば壊れてしまいそうな華奢な肢体。
男は分厚く節くれ立った掌を伸ばし、遥の柔らかい頬へと無造作に触れた。
借金取りは、目の前の遥を担保として差し出すなら今日の利息を帳消しにしてもよいと持ちかけた。
男の放った信じがたい提案に、ひろしの息が止まった。
恋人を他人に差し出すという行為に対する呵責よりも。暴力への恐怖と借金免除の安堵がひろしの脳裏を満たした。
「ほ、本当に……利息を帳消しにしてくれるんですか……? 頼むよ遥、俺を助けると思って我慢してくれよな」
ひろしは眠る遥に向けて身勝手な懇願を心の中で呟きながら、卑屈な笑みを浮かべた。

借金取りは、ただ抱くだけでは足りないと吐き捨てた。三脚のカメラで一部始終を記録し、合意だったように見える証拠映像を作れば。裏へ流して元本まで消せると命じた。
男の言葉に、ひろしの卑しい欲望が再び頭をもたげた。
借金が消えるだけでなく、他人の手で貪られる遥の生々しい映像を撮影できれば。裏市場で天文学的な価格がつく。
ひろしは迷いを捨て、震える手で三脚のパン棒を握り直した。
「わかりました……! 最高の画角で、全部記録します!」
男は安物のスーツの上着を脱ぎ捨てると、ベッドの上に片膝を乗せ、遥の身体へと覆いかぶさった。
煙草と汗の混ざった中年男特有の饐えた臭気が、無防備な遥の周囲を包み込んでいく。
男の太い指先が遥の華奢な首筋から鎖骨へと這わされ、豊かな乳房を容赦なく鷲掴みにし、下品な音を立てて揉みしだいた。
薬の昏睡によって身体を動かせない遥だった。だが、見知らぬ異物の重みと粗暴な刺激に対し、本能的な嫌悪感を覚えたように眉をひそめた。
「ん……ぅ……や……だ……」
遥の薄い唇から、掠れた拒絶の呻きが漏れ出た。
しかし、その弱々しい抵抗は男の獣のような欲望に油を注ぐだけに過ぎなかった。
男はズボンのベルトを荒々しく引き抜き、赤黒く硬直した獰猛な肉茎を剥き出しにした。
男は遥の両脚の間に割り込むと、掌で遥の秘唇を乱暴にまさぐった。
緊張や羞恥でも濡れやすい体質の遥の割れ目からは、見知らぬ男の乱暴な指使いによってすでに蜜が滲み出していた。
モニターの中で光る鮮烈な赤い録画ランプが、遥の尊厳が他人に売り渡される瞬間を無情に記録していく。
男の太い指が遥の太ももを左右へと押し開き、無慈悲な熱気とともに、見知らぬ男の剛直が目前へと刻一刻と迫っていた。
逃げ場を失った遥の肉体は、恋人の構えるレンズの前で、見知らぬ債権者の欲望に晒されようとしていた。

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