【契約書の罠】遥の撮影:vol.2(目隠しされる行為)

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【契約書の罠】遥の撮影:vol.2(目隠しされる行為)

「さあ、早く。そのベッドに横になって」

ひろしの冷たい命令が、静まり返ったスタジオに響く。
しかし、遥の足は真っ白なシーツが敷かれたベッドの手前で、完全に竦んでしまっていた。

「……っ……嫌です……っ」

震える声で絞り出した小さな抵抗。
純白の紐のような極小下着姿でベッドに寝転がるなど、どれほど恥知らずな行為をさせられるか想像もつかない。
本能的な恐怖が、彼女の身体を硬直させていた。

「……そうか。ベッドは嫌か」

ひろしは苛立つ様子も見せず、薄く笑った。
「なら、仕方ないな。……じゃあ、こっちのパイプ椅子に座って」

彼が指差したのは、スタジオの隅に無造作に置かれていた、硬く冷たいスチール製のパイプ椅子だった。
ベッドよりはマシかもしれない。そんな淡い期待にすがり、遥はフラフラと覚束ない足取りでパイプ椅子へと向かい、浅く腰を下ろした。

だが、それは彼女をさらに深い絶望へと突き落とすための罠だった。

「いい子だ。……そのまま、動くなよ」

背後に回ったひろしの手が、突如として遥の視界を上質な黒いシルクの布で覆った。
視覚が完全に奪われ、完全な暗闇が彼女を包み込む。

「ひっ……!? な、なに……っ」

「両手を後ろに回せ。……早くしろ」

冷酷な声に急かされ、パニックに陥った遥は無意識のうちに両手を背中側へと回してしまう。
直後、ガチッ、という硬い音が響いた。
彼女の華奢な両手首は、無骨なナイロン製の結束バンドによって、背中側できつく縛り上げられてしまったのだ。

「ああっ……! や、やめて……っ! 痛いっ……!」

食い込むバンドの硬い感触。
自分が完全に捕らわれの身であるという現実が、容赦なく突きつけられる。

胸の布地はほんのわずかで、張り詰めた乳首の形が薄いレース越しに完全に透けている。
下半身に至っては、股間に細い布が一本通っているだけで、ほとんど何も穿いていないも同然の破廉恥な状態だった。
その上、両手の自由と視覚までもを奪われているという絶対的な無力感が、彼女の心に漆黒の恐怖を流し込んでいく。

「……どうしてこんなことをするんですか……もうやめてください……っ」

つい数時間前まで、彼女はただの地味で平凡な女子大生だった。
大学の図書館でレポートを書き、スーパーの特売品で夕食の献立を考える、そんなありふれた日常。
男性との交際経験すらなく、自分の純潔な身体を誰かに見せることなど想像すらしたことがなかった。

それが今、こんなわけのわからない地下スタジオで、半裸の状態で縛り上げられている。
断続的なシャッター音、という冷徹なカメラのシャッター音だけが、静寂のスタジオに反響していた。
それに混じって、誰かのゆっくりとした足音が近づいてくる。

「……来ないでください……触らないで……っ」

心臓が早鐘のように打ち鳴らされているのに、逃げることはできない。
逃げれば違約金50万円。
その絶望的な数字が、彼女の足をその場に重い鎖のように縛り付けている。
親に泣きつくこともできず、警察を呼ぶ勇気もない気弱な彼女にとって、その契約書は絶対的な効力を持つ呪いだった。

「契約書に書いてあったよな?『演出に同意すること』ってさ」

すぐ耳元で、ひろしの声が低く囁かれた。
男の声。それだけで、男性に対する本能的な恐怖を抱える遥の背筋に、と氷のような悪寒が走る。
先ほどの面接の時の爽やかな好青年の面影は、そこには微塵も残っていなかった。
冷酷で、獲物をいたぶることを楽しむ捕食者の声。

「……でもっ……こんなの……聞いてない……っ」

遥の声は恐怖でかすれ、涙声になっていた。
まぶたの裏で熱い涙が滲むのを感じるが、その涙すらもこの男たちにとっては『優れた演出』のスパイスでしかない。

清楚で、真面目で、男性経験のない純潔な女子大生。
そんな彼女が、騙されてこんな過激な姿を晒し、見えない恐怖に怯える姿。
それこそが、彼らが巧妙に罠を張ってまで手に入れたかった「最高の商品」だった。

「怖いのか?」

ひろしの大きな手が、不意に遥の頬を撫でた。
、と遥の肩が大きく跳ねる。

「ひっ……! あ……っ……」

視覚がない分、肌に触れる男の指先の感触が、電気のように鋭く脳に伝わってくる。
ただ頬を撫でられただけなのに、得体の知れない恐怖で呼吸が浅くなる。
ざらりとした男の指の腹が、涙で濡れた彼女の頬をゆっくりと拭うように動く。

「でも、カメラは正直だ。……カラダは、嘘つけないからな」

ひろしの指先が、頬から首筋、そして華奢な鎖骨へと滑り落ちていく。
まるで値踏みをするかのように、無遠慮になぞられる素肌。
誰にも触れられたことのない純潔な身体を、見ず知らずの男に撫で回されているという事実が、強烈な羞恥となって遥の心を苛む。
冷たい空気に晒された肌は粟立ち、自分がどれほど無防備な状態にあるのかを嫌でも自覚させられる。

「嫌……です……っ……触らないで……っ」

恐怖でガチガチに強張った声で拒絶するが、そのか弱い抵抗など彼には全く通じない。
むしろ、怯える小動物のようなその反応が、男の加虐心をさらに煽るだけだった。

「声が震えてるぞ。……それとも、本当は期待してるんじゃないのか?」

ひろしの手が、さらに下へと伸びた。
布面積がほとんどないブラジャーの縁をなぞり、むき出しになっている谷間を指の背でこすり上げる。
直接肌に触れられるたびに、と身体が跳ねる。

「やっ……! やめてっ……!!」

背中で縛られた手を必死に動かそうとするが、ナイロンの結束バンドはびくともせず、むしろ手首の皮膚に食い込んで痛みを走らせるだけだった。
恐怖と羞恥、そして未知の接触に対する激しい拒絶反応で、遥の目からついに大粒の涙がこぼれ落ちた。

黒い目隠しの下からと頬を伝う涙。
その可憐で痛々しい姿を、カメラが執拗にフラッシュを焚いて切り取っていく。
断続的なシャッター音、という音が、彼女のささやかな尊厳を削り取る死刑宣告のように冷たく響き渡る。

「声を我慢するな、遥。……それも契約のうちだ」

ひろしの顔がさらに近づき、彼の熱い吐息が遥の耳たぶに直接かかる。
ねっとりとした男の息遣いが鼓膜を揺らし、遥は恐怖のあまり小さく悲鳴を上げた。

「ひぐっ……っ……うぅ……っ……たすけて……っ」

絶望的な嗚咽が漏れる。
誰も助けに来てはくれない。ここは外界から完全に遮断された密室であり、彼女は自らの意思でその契約書にサインをしてしまったのだから。
その絶望が、彼女の心を少しずつ壊していく。

だが、地獄はまだ始まったばかりだった。
ひろしの手はついに、彼女の下半身へと這い下がっていった。
太腿の柔らかな肉を撫で上げ、食い込むような細い紐だけのショーツの縁を指先でなぞる。
その布越しの秘部の割れ目を、男の太い指がゆっくりと押し潰すように圧迫した。

「ああっ……!? いやぁっ……だめっ……!!」

遥の身体が、パイプ椅子の上でこれまでで一番大きく跳ね上がった。
最も隠すべき、絶対に触れられてはならない神聖な場所。
そこを布越しとはいえ男の指で直接なぞられ、慣れない強い圧迫感に脳が完全にパニックを起こす。
快感など一切ない。ただただ、汚らわしい異物が自分の最もデリケートな領域を侵略してくるという絶対的な恐怖と、経験したことのない底知れぬ屈辱感。

「ほら、ここ……力入ってるぞ。……怖がってるだけにしては、随分と反応がいいじゃないか」

クスクスという下劣な笑い声が耳元で響く。

「ちがっ……っ……そんなの……っ、やめて……っ」

首を激しく横に振って否定するが、ひろしの指は容赦なく柔らかな割れ目を布の上からと擦り始める。
視覚がないため、次に何をされるか分からない恐怖が、その不快な感覚を何倍にも増幅させていた。
自分が今、どんな惨めな顔をして、どんな破廉恥な姿を男たちに晒しているのか。それを想像するだけで頭がおかしくなりそうだった。

「……誰か、助けてください……家に帰してください……っ」

カメラのシャッター音が、無情にもその一部始終を克明に記録し続ける。
涙で顔をぐしゃぐしゃにしながら、必死に太腿を閉じて抵抗しようとする遥。
だが、パイプ椅子に座らされ、手を後ろで縛られた状態では、満足に足に力を入れることすらできない。
彼女の清純な身体は、ただ一方的に男の手によって蹂躙され、その無力で惨めな姿をカメラの前に晒し続けることしかできなかった。

「契約だからな。……次は、もっといい画を撮らせてもらうぞ」

ひろしの低く冷酷な声が、さらなる地獄の始まりを告げていた。
視界を奪われた暗闇の中で、逃げることもできず、ただ辱められ続ける。
恐怖と絶望に染まった遥の震えは、もう限界をとうに超えていた。

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