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【透明人間】見えない上司に襲われる夜:vol.2(気絶と裸体)
布一枚の向こう側で、見えない太い指の腹が、執拗に下着の中心をなぞり続けている。
冷房の効いた夜のオフィス。誰もいないはずの空間で、手首を壁に見えない力で縫いとめられたまま、遥は絶対的な無力感の中で震え続けていた。
逃げることも、叫んで助けを呼ぶことも許されない。
極度の恐怖と羞恥が、遥の未熟な脳の処理能力をはるかに超えて攻撃してくる。
しかしそれ以上に遥を絶望させたのは、物理的な強い摩擦によって、足の付け根から立ち昇ってくる生理的な熱の存在だった。
処女としての純潔が、正体不明の怪異によって内側から強制的に汚されていく。
その耐え難い現実と、身体が勝手に反応してしまう未知の感覚に脳がショートを起こし、ついに遥の意識の糸がぷつりと切れた。
「……ぁっ……」
掠れた呼気とともに、小柄な身体から完全に力が抜ける。
白目を剥き、だらりと首を垂れた遥。
壁に押し付けられていた手首の拘束が解かれれば、意識を失った肉体はそのまま重力に従って床に崩れ落ちるはずだった。
だが、見えない存在は、気を失った遥の身体を床に落とすことすら許さなかった。
虚空からぬるりと伸びた太い腕が、崩れ折れようとした遥の腰と膝裏をガシリと抱え上げ、軽々と宙に浮かせたのだ。
「ヒヒッ……おいおい、本当に気絶しちまったのか。だらしない新入社員だなぁ」
誰もいないはずの空間から、聞き覚えのある下劣な声が響いた。
夕方、「あとは頼むよ」と人の良さそうな笑顔で帰っていったはずの、直属の上司――ひろし課長の声だった。
幽霊などではない。透明人間と化した生身の中年男が、気絶した遥の無防備な身体を抱きかかえて見下ろしているのだ。
「まあいい。起きているとピーピーうるさいからな。この能力のおかげで、お前みたいな高嶺の花も俺の好き放題ってわけだ。じっくり楽しませてもらうぞ」
ねっとりとした課長の言葉とともに、見えない男は音もなくオフィスを移動し、一番近くにあった無機質なスチールの机の上へと、遥の身体を仰向けに横たえた。
冷たい天板に背中が触れても、遥の目は閉じたまま、ぴくりとも動かない。
その完全な無抵抗状態が、透明な男の歪んだ加害欲をさらに燃え上がらせた。
「さて、いっつも地味なスーツで隠してる中身を、拝見させてもらうとするか」
見えない手による、容赦のない裸体への蹂躙が始まった。
まず、はだけていたブラウスの袖が乱暴に引き抜かれ、完全に脱がされた布が床へと無造作に投げ捨てられる。
続いて、淡いピンクのブラジャーのホックが、中年男の太い指で手慣れた手つきで外された。
蛍光灯の白い光の下に、これまで誰の目にも触れたことのない、雪のように白い肌と、小ぶりで形の良い乳房が完全にさらけ出される。
「ヒヒッ、服の上からでも分かったが、やっぱりいい乳してやがる。真っ白で柔らかそうだ。お茶を淹れさせてる時、いつもこの胸の谷間を想像してたんだよ」
見えない指が、無防備な胸の膨らみを下からすくい上げる。
ざらざらとした指の腹で、柔らかな肉を捏ね回すように揉みしだき、先端の小さな蕾へと狙いを定めた。
チリッ、と爪を立てるように捻り上げられる。
気を失っているにもかかわらず、ダイレクトな物理的刺激を受けた突起は、恥ずかしいほどに硬く尖り、鬱血して赤みを帯びていく。
脳の意識は途絶していても、処女の未熟な神経回路は、外部からの強烈な入力に対して防衛本能と生理的反射を混同し、淫らな反応を返してしまう。
「ほーら、意識がなくても身体は正直だな。俺が触っただけで、こんなにビンビンに尖ってきやがった。昼間は俺の顔を見るだけで露骨に嫌な顔をするくせにな」
その情けない反応を確かめるように、課長の指はさらに力を込め、柔らかな乳房を無残に歪ませた。
肉がひしゃげるような強い圧力がかかるたび、気絶した遥の口から、微弱な吐息が規則的に漏れ続ける。
上半身を完全に裸にされた後、今度は下半身へと課長の執着が移動する。
腰までまくれ上がっていたタイトスカートの端を、見えない両手がガシリと掴んだ。
「この堅苦しいスカートも、もう必要ねぇだろ」
力任せに引きずり下ろされる。
両脚を拘束していたストッキングごと、清楚な白い下着も一気に足首まで下ろされ、オフィスチェアの脚に絡まるように捨てられた。
完全な全裸。
冷房の効いた夜のオフィスで、新入社員が、オフィスの机の上に大の字で仰向けにされ、そのすべてを透明な上司に晒している。
隠すものは何一つない。
見えない視線が、遥の足先から、形の良いふくらはぎ、太もも、そして、うっすらと蜜を滲ませた処女の秘部へと、舐め回すように這っていくのが、気配として確かにそこにあった。
「ヒヒッ、すげぇ景色だ。いつもすました顔でパソコンを叩いてる真面目な新入社員の、丸出しの股間が特等席で見放題だぜ。おまけに、さっき下着の上からちょっと触っただけで、もう濡れて光ってやがる」
涎をすするような下品な音が、遥の股間のすぐ近くで鳴る。
見えない巨大な手が、気絶して脱力している遥の両膝を内側から掴み、強制的に大きく左右へ押し開いた。
最も恥ずかしく、最も無防備な場所が、虚空に向かって完全に開帳される。
関節が悲鳴を上げるほど大きく開かれた両脚。
意識のない遥の顔は、苦痛と恐怖の余韻で歪んだまま、微動だにしない。
だれもいない密室で、ただ一人、絶対的な力を持つ透明な上司の慰み物として捧げられた哀れな裸体だけが、そこにあった。
これから始まる身の毛もよだつ陵辱の予感だけが、冷房の風に乗って静かにオフィスを満たしていた。
壁際から机まで引きずられた跡には、散らばった書類と倒れたペン立てが残っていた。遥の片方の靴も途中で脱げ、キャスター椅子の脚に引っかかっている。日常の道具だけが乱れ、姿のない相手の痕跡はどこにも見えなかった。
気を失った遥の肌には冷気が触れ続け、胸元が浅い呼吸に合わせて上下した。意識がなくても身体は危険へ反応し、眉間には深い皺が残っている。喉からは言葉にならない小さな音が漏れた。
「起きてなくても、身体は正直だな」
見えない指が、濡れた秘部の周囲へ触れた。刺激に対して脚が反射的に閉じようとするが、両膝を押さえる手は動かない。生理的な防御さえ、男の力の前ではわずかな震えにしかならなかった。
机の端へ腰が引かれ、背中の位置が少しずつずれる。頭の下で紙が折れ、硬いクリップが髪へ絡んだ。それでも遥の意識は戻らず、抵抗できない身体だけが次の位置へ整えられていった。
見えない呼気が太ももの内側へ近づいた。空調とは違う生温かさが皮膚に触れ、姿のない相手がそこにいることだけを示す。静かなフロアで、男は意識を失った遥へ新たな侵害を始めようとしていた。
遥の片手が机の端から垂れ、指先がわずかに揺れた。意識が戻った動きではなく、姿勢を変えられた身体の反射だった。男はその手を天板へ戻し、逃げる可能性を消すように身体の脇へ置いた。
フロアの時計は一定の音を刻み続けていた。何も知らない日常の時間だけが進み、意識を失った遥はそこから取り残される。見えない手は急がず、誰も来ないことを確信したように次の位置へ移った。
ここまで読んでくれてありがとう
選択を変えれば、結末は変わります。
別のルートを試すか、他の物語へ。



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