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【透明人間】見えない上司に襲われる夜:vol.5(喉の奥まで突き込まれる)
口の中を完全に塞いだ巨大な熱が、脈打つたびに遥の舌を重く圧迫していた。
人間の男性の、最も熱く不浄な部分。
それが自分の口腔を占拠しているという異常な現実に、遥は呼吸の仕方を忘れ、ただ涙をこぼし続けていた。
「ヒヒッ……俺のモノをくわえたまま、ポカンとしてんじゃねぇよ。お前が吸い付いてこねぇなら、こっちからブチ込んでやる!」
耳元で囁かれたひろし課長の凶暴な嘲笑に、不吉な響きが混じった。
次の瞬間、遥の後頭部を掴んでいた見えない太い手が、強烈な力で遥の顔を机の天板へと押し付け、同時に、得体の知れない重い質量が勢いよく前へと突き出された。
空気を吸い込む暇もなかった。
大嫌いな上司の凶悪な肉塊が、遥の口腔を通り抜け、咽頭の奥の極めて繊細な粘膜へと暴力的に突き込まれた。
「……っっ!? ぐぇっ……ごふっ……!!」
気道が完全に塞がれる。
異物が喉の奥を直撃した瞬間、胃袋の中身が猛烈な勢いで逆流しそうになる強烈な嘔吐反射が遥を襲った。
だが、透明人間と化した課長は、遥の苦痛など少しも意に介さない。
後頭部をガッチリとホールドしたまま、まるでそこが本来の交尾器官であるかのように、容赦のない速度で前後に打ち付け始めた。
肉と肉がぶつかり合う鈍い音と、大量の唾液が激しくかき混ぜられる生々しい水音が、深夜のフロアに響き渡る。
引き抜かれるたびに、喉の奥の粘膜が引きちぎられそうなほどの摩擦が走り、舌の根元がえぐり取られるように痛む。
押し込まれるたびに、鼻の奥まで強烈な圧迫感が突き抜け、視界が真っ白に明滅する。
息ができない。
酸素が完全に遮断され、肺が悲鳴を上げている。
後ろ手で縛られた腕を必死によじり、拘束から逃れようと暴れるが、男の体重を乗せた暴力的なピストン運動の前には、遥の小さな抵抗など無に等しかった。
「ヒヒッ! すげぇ! 喉の奥の肉が、きつく俺のモノを締め付けてきやがる! 新入社員ちゃんの口ん中、最高のオナホだぜ!」
酸素不足で混濁し始めた脳内に、中年男の下品な歓喜の声が直接響く。
口角が無理やり引き伸ばされ、裂けそうなほどの痛みが走る。
そこから溢れ出した大量の涎が、涙や鼻水と混ざり合い、机の天板をべっとりと汚していく。
「……んぐっ! ぐうっ……おえっ……!」
自分が人間として扱われていないという絶望。
単なる精液を吐き出すための穴として、大嫌いな上司に喉の奥まで徹底的に犯され続けている究極の凌辱。
酸欠による苦しみと、極限の物理的刺激の狭間で、遥の意識は途切れ途切れになり、ただ喉の奥を貫く巨大な熱の存在だけが、世界のすべてになりつつあった。
「ヒヒッ……そろそろ限界か? 目が完全に白黒しちゃってるぜ。だがな、俺が下からも味わうまでは、気絶なんかさせねぇからな」
課長がそう言い放った瞬間、喉の奥を塞いでいた熱く硬い肉棒が、乱暴に引き抜かれた。
解放された安堵で遥は激しくむせ返り、涙と涎でぐしゃぐしゃになった顔を机にこすりつけて、ひゅーっ、ひゅーっと過呼吸のように酸素を貪る。
しかし、次の恐怖はすぐにやってきた。
見えない巨大な手が遥の両腕の拘束を解いたかと思うと、仰向けにひっくり返され、完全に無防備な下半身を虚空へとさらけ出されてしまったのだ。
拘束を解かれた手は自由になったはずなのに、長く圧迫されていたため指がうまく曲がらなかった。遥は震える腕を机につき、上半身だけでも起こそうとする。だが喉の奥に残る痛みで咳が続き、力を入れるたび胸郭が大きく揺れた。
「……帰して……ください……」
掠れた声は、自分でも聞き取れないほど弱かった。見えない男は返事をせず、遥の肩を押さえて再び仰向けに戻した。頭のすぐ横で紙が潰れる音がし、散らばった資料が背中の下へ入り込む。
蛍光灯の白い光が涙に滲んだ。姿のない手だけが両手首をつかみ、頭の上へまとめて固定する。もう片方の手は膝へ触れ、閉じようとする脚をゆっくり外側へ押した。急な動きではないことが、かえって逃げられない力の差を明確にした。
遥は片脚を引こうとしたが、足首が机の縁へ押しつけられた。硬い金属の角がふくらはぎへ食い込み、つま先が空を掻く。上半身と下半身を別々の力に固定され、身体をひねる余地がなくなった。
喉の粘膜には、先ほどまで押し込まれていた熱の輪郭が残っていた。唾液を飲み込むだけで痛みが走り、息を吸うと乾いた空気が傷へ触れる。遥は口元を手で覆いたかったが、持ち上げられた腕は動かせない。
見えない呼気が首筋から鎖骨へ移動した。相手の顔がどこにあるのかは見えない。それでも湿った空気と煙草の臭いが近づき、胸元で止まる。遥の肌が寒さとは違う震えを起こした。
男の指が、破れたストッキングの端をつまんだ。布は膝の周囲に絡まり、わずかな防壁として残っていた。だが指が引くと、その防壁も簡単に外れ、床へ投げ捨てられる。衣服を一つずつ失うたび、遥の日常へ戻る道も消えていくようだった。
ショーツの位置をずらされ、冷気が濡れた秘部へ直接触れた。遥は腰を浮かせて逃れようとしたが、腹部へ掌が置かれ、天板へ押し戻される。逃げる動きさえ、さらに晒す結果に変えられた。
「……見ないで……お願い……」
姿のない相手へ視線を避けることはできない。どこを向いても、見られている可能性から逃れられなかった。遥は目を閉じたが、触れてくる手の位置はむしろ鮮明になり、次に何をされるかを待つ時間だけが長くなる。
男は両膝の内側へ腕を入れ、さらに大きく押し広げた。股関節に鈍い痛みが走り、遥の呼吸が止まる。机の中央へ身体が引かれ、足は床から完全に離れた。
口内へ残る不快な味と、下半身へ迫る体温が同時に意識へ入った。ひとつの侵害が終わったのではなく、場所を変えて続くだけなのだと理解した瞬間、遥は首を横へ振った。
「……そこは……だめ……」
拒絶に返ってきたのは、両膝を固定する指の力だった。何もない空間のはずなのに、脚の間には男の重さが確かに存在する。濡れた硬い熱が近づき、まだ誰にも開かれたことのない場所へ触れた。
遥は全身を固くした。すると男は急がず、入り口へ圧をかけたまま動きを止める。恐怖で筋肉が縮む様子を確かめ、抵抗が弱まる瞬間を待っている。その冷静さが、怒鳴り声よりも恐ろしかった。
手首、膝、腹部。三か所を同時に押さえられ、逃げ道はない。喉の痛みで大きな声も出せない。遥は浅い呼吸を繰り返しながら、次の侵入を拒むために残った力を下半身へ集めた。
廊下の向こうでエレベーターの機械音がしたように聞こえ、遥は一瞬だけ扉へ顔を向けた。けれど到着を知らせる音も足音も続かない。助けかもしれないと期待した自分の呼吸だけが速くなり、男はその変化を面白がるように膝を押さえ直した。
遥は声を出すために唾液を飲み込んだが、傷ついた喉へ鋭い痛みが走った。大きく叫べないことを相手も理解している。見えない手は急がず、誰にも邪魔されない時間を確かめるように身体の位置を整え続けた。
机の縁へ押しつけられた腰が冷え、脚の震えだけが止まらない。遥は目を閉じず、何もない空間を見つめた。姿が見えなくても、拒絶を示すために首を横へ振り続けた。
ここまで読んでくれてありがとう
選択を変えれば、結末は変わります。
別のルートを試すか、他の物語へ。



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