▶ 名前変換:入力フォームを開く
【処女喪失・撮影】嫌と言えない遥が、カタログ撮影の代役で初めてを撮られる:vol.5(録画のランプ)
湊は少し考えてから、三脚を持ってきた。スタジオの奥の、カタログ用に組まれた寝室のセット。白いシーツのベッドの正面に三脚を立て、カメラを据える。それから、ベッドの横に小さなモニターを置き、ケーブルを繋いだ。
三脚の脚が床に広がる乾いた音を、遥はベッドの端で聞いていた。湊は水準器を覗き込み、雲台のねじを一つずつ締めていく。昼間の撮影と、何も変わらない手順だった。ただ、レンズの先にいるのがカタログのモデルではなく、自分だということだけが違っていた。
録画を始めます、と湊は言った。止めたくなったら、いつでも言ってください。データは全部、あなたに渡す。遥が頷くと、湊はボタンを押した。カメラの横で、小さな赤いランプが灯った。モニターに、白いベッドが映った。
赤いランプは、思っていたよりも小さかった。けれど一度灯ると、そこから目が離せなくなった。あの小さな光の向こうで、今この瞬間の自分が、一秒も欠けずに記録されていく。遥は無意識に背筋を伸ばし、それから、そんな自分に気づいて頬を赤くした。
遥はベッドの端に腰を下ろした。モニターの中にも、同じ格好の自分が映った。白いレースのショーツだけを身に着け、胸を晒している。照明に照らされた肌が、自分のものとは思えないほど白かった。湊が、その隣に座った。
モニターの中の自分は、少しだけ遅れて動いた。遥が髪を耳にかけると、半拍遅れて、画面の中の女も髪を耳にかける。自分なのに、自分ではない誰かを見ているようだった。その誰かが、これから何をされるのかを、遥は誰よりもよく知っていた。
湊の手が、遥の胸に触れた。モニターの中で、男の手が女の胸を包むのが見えた。遥は息を呑んだ。触れられている感覚と、触れられている映像が、同時に流れ込んでくる。親指が先端を撫でると、モニターの中の女が、びくりと背中を反らせた。
「見えちゃう……全部、映ってる……」
映っています、と湊は答えた。目を逸らしてもいいし、見ていてもいい。遥は目を逸らそうとして、できなかった。モニターの中の自分が、知らない女のように見えた。頬を赤くして、唇を半開きにして、男の手に胸を委ねている女。
モニターの中で、湊の指が遥の胸の先をつまみ、軽く転がした。画面の中の女が、小さく口を開ける。同じ瞬間、遥の喉からも、同じ形の息が漏れた。見ているものと、感じているものが、少しずつ一つに重なっていく。遥はもう、画面から目を離せなかった。
画面の端で、自分の脚が、もじもじと擦り合わされているのが見えた。気づかないうちに、太ももの内側を何度も寄せていたらしい。その動きが、何を意味しているのか。モニターを見れば、誰の目にも分かってしまう。遥は脚を止めようとして、止められなかった。
湊の手が、ショーツの上から脚の間に触れた。モニターの中で、白いレースの真ん中に、濃い染みが浮かんでいるのが見えた。湊の指が、その染みの上をゆっくりと撫でる。遥は自分の染みを、自分の目で、映像で見ていた。
ショーツが脱がされ、モニターの中の女は何も身に着けていなかった。湊は遥の背中を自分の胸に預けさせ、後ろから脚を開かせた。モニターに、濡れて光る場所が、正面からはっきりと映った。遥は両手で顔を覆いかけた。
湊の胸板が、背中に温かかった。後ろから回された両手が、遥の膝の内側に添えられている。開いているのは湊の手なのか、自分の脚なのか、分からなかった。モニターの中で、自分の脚が少しずつ外側へ倒れていく。その奥にあるものが、照明の下に引き出されていった。
隠さなくていい、と湊が耳元で言った。嫌なら、止める。遥は手を下ろした。モニターの中で、湊の指が入口の縁をなぞり始めた。指が動くたびに、溢れたものが糸を引いた。くちゅり、と湿った音が、スタジオの静けさに響いた。
中指の先が、入口に沈んだ。ほんの少しだけ。そこで、固いものに押し返された。モニターの中でも、指がそれ以上進まないのが見えた。湊は指を止め、初めてなんだな、と静かに言った。遥は、赤いランプを見つめたまま頷いた。
初めて、という言葉を、湊はとても静かに言った。責めるのでも、驚くのでもない声だった。遥の中の扉が閉じていることを、湊はただ事実として受け取ったようだった。だから、ゆっくりにする。そう言われた気がして、遥は湊の胸に背中を預けた。
湊の指は、入口から上の突起へ移った。濡れた指で、ゆっくりと円を描く。モニターの中の女の腰が、指の動きに合わせて小さく揺れ始めた。遥はそれを見ていた。見ているから感じるのか、感じているから見ていられないのか、もう分からなかった。
赤いランプが、ずっと灯っていた。今の声も、今の顔も、全部記録されている。そう思うたびに、遥の中から熱が溢れ、湊の指をさらに濡らした。モニターの中で、シーツの上に小さな水たまりができていくのが見えた。
遥は、画面の中の自分の顔から目が離せなかった。眉が寄り、目が潤み、唇が濡れている。こんな顔をする自分を、遥は知らなかった。鏡の前でも、誰の前でも、一度も見せたことのない顔。それが今、赤いランプの向こうに、一コマずつ残されていった。
「絶頂する、撮られてるのに、もう、耐えられない……っ」
遥は、モニターの中の自分と目を合わせたまま、腰を跳ねさせて絶頂した。生まれて初めて、人の指で。映像の中の女も、同じ顔で絶頂していた。湊は指を止め、まだ震えている遥の身体を、後ろからそっと抱きしめた。
赤いランプは、まだ灯っていた。この先も撮るか、と湊は聞いた。三脚のまま全部撮るか。それとも、今度は遥自身がカメラを持つか。遥は荒い息のまま、モニターの中の自分を見つめた。
赤いランプの下で、湊の指が濡れた布を脇へ寄せた。モニターには、開かれた脚と、光を帯びた襞へ指先が沈むところまで映っている。遥は顔を背けようとしたが、画面の中の自分が腰を震わせる瞬間から目を離せなかった。
指が曲がるたび、身体の内側から圧迫される感覚が、画面より一拍早く伝わった。見てから感じるのではなく、感じた結果を映像で突きつけられる。遥はモニターを見つめたまま腿を開き、撮られる羞恥と指に絡む濡れを同時に受け止めた。
ここまで読んでくれてありがとう
選択を変えれば、結末は変わります。
別のルートを試すか、他の物語へ。



コメント