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【攻め・謝罪】「誠意は?」と聞かれた営業の遥が、取引先の社長に自分から跨る:END(展示ソファの誠意)
展示場のリビングの区画に、社長室にあるのと同じ、深い緑のソファが置かれていた。新作の色違いだった。遥は黒崎の手を引いてその前まで来ると、肩を軽く押して、ソファの真ん中に座らせた。黒崎の背中が、柔らかい背もたれに沈んだ。
「社長は、そのまま。背もたれに寄りかかっていてください」
遥はくるりと背を向けた。黒崎の膝のあいだに立ち、肩越しに振り返る。黒崎の目の前に、遥の背中と尻がある。遥はその視線を感じながら、ゆっくりと膝を曲げ、黒崎の太ももの上に腰を下ろしていった。
後ろ手に、黒崎の硬いものを握った。膜に包まれたそれは、さっきからずっと張りつめたままだった。遥はそれを真上に立て、先を自分の入り口に合わせた。顔は前を向いたまま。黒崎には、遥の背中と、繋がろうとしている場所しか見えない。
「見えてますか。入るところ」
黒崎の、短い息が聞こえた。見えてる、と掠れた声が答えた。遥は黒崎の膝に両手をつき、腰をゆっくりと沈め始めた。丸い先が、濡れた襞をかき分けて潜りこんでくる。中の壁が、ぐっと押し広げられた。遥は唇を噛んだ。
太かった。背中を向けて跨ると、入ってくる角度がまるで違った。前の壁を、先がごりごりと擦りながら進んでくる。遥の膝が震えた。それでも遥は、腰を上げて逃げはしなかった。自分の重みを預けて、少しずつ、最後まで沈めていった。
やがて尻の丸みが、黒崎の腰に隙間なく重なった。奥まで、全部入っていた。遥は背中を丸め、黒崎の膝を握りしめて、しばらく動けなかった。中で、黒崎がどくどくと脈打っている。久しぶりの身体に、その大きさが馴染むまで、遥は目を閉じて待った。
黒崎の手が、遥の背中にそっと触れた。背骨に沿って、首の付け根から腰のくぼみまで、ゆっくりと撫で下ろす。遥の背中が、その手の下でぞくりと震えた。大丈夫か、と聞かれる。遥は振り返らずに頷き、ゆっくりと腰を持ち上げた。
「動きます。見ていてください」
腰を上げると、濡れた幹が遥の中から引き出されていく。黒崎の目の前で、それが全部見えているはずだった。遥はぎりぎりまで上げ、それからまた沈めた。幹が、ずぶりと遥の中に消えていく。黒崎の太ももが、遥の尻の下で強張った。
遥は膝に手をついたまま、腰を上下させ始めた。最初はゆっくりと。それから、少しずつ速く。尻が黒崎の下腹に打ちつけられるたびに、ぱん、と乾いた音が展示場に響いた。新作のソファが、二人の重みでぎしぎしと鳴った。
前の壁を擦られるのが、たまらなかった。背中を向けた角度だと、黒崎の先が、遥のいちばん弱い場所にまっすぐ当たる。遥は腰を少し前に倒し、その場所に当たる角度を自分で探した。見つけた。遥は、そこだけを狙って腰を落とし続けた。
「あっ、そこ……っ、そこ、当たる……」
黒崎の手が、遥の腰を掴んだ。動かすのではなかった。遥が落ちてくる瞬間に合わせて、ほんの少しだけ引き下ろす。それだけで、奥に当たる重さが倍になった。遥の背中が反り、髪が黒崎の胸に散った。
遥の正面には、展示場の暗いフロアが広がっていた。ダイニングテーブル、書斎の机、寝室のベッド。どれも、遥が先週運び損ねた新作だった。その全部に見られているような気がした。遥は、見せつけるように、さらに激しく腰を振った。
黒崎の息が、背中のすぐ後ろで荒くなっていった。遥、と名前を呼ばれる。遥は振り返らなかった。振り返らずに、腰の動きで答えた。黒崎の手が、遥の腰から前へ回り、繋がった場所のすぐ上を探った。
たこのある指が、小さな突起を捉えた。遥の腰が、跳ねるように止まった。中が、黒崎を強く締めつける。黒崎の指は、遥が止まっても動き続けた。遥はもう、自分で腰を動かすこともできなかった。
「社長、待って……今、そこ、されたら……っ」
待たない、と黒崎が言った。下から、黒崎の腰が突き上げてきた。遥が動けなくなったぶん、今度は黒崎が動いていた。前の壁を擦られ、突起を撫でられ、背中に黒崎の荒い息がかかる。遥は黒崎の膝にしがみつき、声を上げた。
腹の底で、膨らみきったものが弾けそうになった。遥は背中を大きく反らせ、黒崎の肩に後頭部をあずけた。暗い展示場の天井を見上げたまま、全身を震わせて達した。内側がひくひくと波打ち、黒崎を根元から絞り上げた。
黒崎が、遥の腰を両手で強く引き下ろした。根元まで深く沈めたまま、遥を後ろから抱きしめるように止まる。奥に埋まったまま、黒崎のものが何度も大きく跳ねた。黒崎の唸り声が、遥の耳のすぐ後ろで低く響いた。
遥は、黒崎の胸に背中を預けたまま、しばらく動けなかった。黒崎の腕が、遥の腹の前で組まれていた。汗に濡れた肌と肌が、背中じゅうで貼りついている。遥は、組まれた黒崎の手の上に、自分の手を重ねた。
「このソファ、いくらですか」
息が整うと、遥は振り返らずに聞いた。黒崎が値段を言った。遥の月給の、二か月分だった。遥は少し考えて、ボーナスで買います、と言った。黒崎は、遥のうなじに顔を埋めて笑った。社員割引はないぞ、と言う。遥も笑った。
黒崎がゆっくりと遥の中から抜け出ると、遥はソファの上で膝を抱えた。緑の布張りに、二人の汗の跡が残っていた。黒崎がそれを手のひらで撫で、明日の開店前に張り替えだな、と呟いた。遥は、張り替えた布をください、と言った。
通用口で別れるとき、黒崎は遥の乱れた襟元を、太い指で黙って直した。商談の席で、提案書の誤字を赤ペンで直していたのと同じ手つきだった。遥はされるままになりながら、その指先をじっと見ていた。
三か月後、遥の部屋に、一脚のソファが届いた。深い緑の、少しだけ色の褪せた布張りだった。配送伝票の備考欄に、万年筆の字で、展示品・張り替え済み、とだけ書いてあった。遥はそのソファに深く腰を下ろし、背もたれに頭を預けて、ゆっくりと目を閉じた。
ここまで読んでくれてありがとう
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