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【処女喪失・撮影】嫌と言えない遥が、カタログ撮影の代役で初めてを撮られる:vol.3(初めて触れられる指)
湊はカメラを床に置いた。それから、本当にいいのか、と一度だけ聞いた。遥は頷いた。嫌ではなかった。むしろ、ずっとこの言葉を言いたかった気がした。湊は遥の手を取り、スタジオの奥へ導いた。カタログ用に組まれた、寝室のセットだった。
白いシーツのベッドと、小さなサイドテーブル。昼間は、ここで新作のナイトウェアを撮る予定だった。遥はそのベッドの端に腰を下ろした。湊が隣に座ると、マットレスが沈み、二人の肩が触れ合った。
湊の指が、遥の頬に触れた。それから、首筋へ、鎖骨へ。ゆっくりと、確かめるように降りていく。胸の膨らみに触れる手前で、指が止まった。触ります、と湊が言った。遥は、はい、と答えた。手のひらが、胸を包んだ。
「あ……」
声が漏れた。自分の手で触れるのとは、まるで違った。温かくて、少し乾いていて、遥の肌よりもずっと大きい。親指が先端をそっと撫でると、背中がびくりと反った。脚の間で、また熱が溢れ出した。
湊の手が、胸から腹へ、腹からショーツの上へと降りていった。レースの上から、脚の付け根に触れる。その瞬間、湊の指が止まった。布越しにでも分かるほど、そこが濡れていた。遥は顔を背けた。昼間から、ずっとこうだった。
すごく濡れてる、と湊は低く言った。恥ずかしいことじゃない。そう言いながら、指を布の上でゆっくりと動かし始めた。濡れた布が肌に貼りつき、指の動きがそのまま伝わってくる。遥はシーツを握りしめた。
指がショーツのふちにかかった。脱がせていいか、と聞かれ、遥は腰を浮かせた。白いレースが脚から抜き取られる。遥は、生まれて初めて、男の人の前で全部を晒していた。湊の指が、直接、濡れた入口に触れた。
ぬるり、と指が滑った。溢れたものが、指をすぐに濡らした。湊は入口の縁をなぞり、それから中指の先を、ほんの少しだけ沈めた。そこで、固い抵抗に押し返された。遥の全身が、反射的に強張った。
初めてだから、ゆっくりにする、と湊は言った。指を抜き、代わりに顔を遥の脚の間へ近づけた。遥が何をされるのか理解する前に、熱い息が、濡れた場所にかかった。舐めてもいいか、と聞かれた。遥は声が出ず、ただ頷いた。
舌が、入口から上へ、ゆっくりと舐め上げた。遥は声を上げた。指とも、自分の手とも違う。柔らかく、濡れて、熱い。舌先が小さな突起を見つけ、そこをくるくると撫で始めた。腰が勝手に浮き、湊の頭を太ももで挟みそうになった。
濡れやすい身体は、驚くほど早く頂上へ向かっていった。舌の動きに合わせて、遥の中からとめどなく熱が溢れ出す。シーツに染みが広がっていくのが分かった。遥は寝室セットの天井を見上げ、昼間のシャッターの音を思い出していた。
「だめ、湊さん、なにか……っ」
波が来た。遥は腰を跳ねさせ、シーツを掴み、生まれて初めて人の手でイった。湊の舌は、震えが収まるまで、そっと突起を宥め続けた。遥は荒い息のまま、天井の照明を見つめていた。
湊が顔を上げ、遥の隣に横たわった。床に置かれたカメラが、照明を受けて黒く光っていた。この先をどうするか、と湊は聞いた。撮るのか、撮らないのか。撮るなら、誰が撮るのか。遥はカメラを見つめ、それから湊を見た。
▶ 別の道へ飛ぶなら
→ 「カメラ、私に持たせてください」
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湊はカメラを三脚に載せ、ベッドの全体が入る位置まで少し後ろへ下げた。新しいファイルで、録画を始める。赤いランプが灯った。最初から最後まで、全部撮る、と湊は言った。止めたくなったら、いつでも止める。遥はシーツの上で、小さく頷いた。
湊が、遥の前で服を脱ぎ始めた。シャツのボタンを外し、袖から腕を抜く。カメラマンの細い身体だと思っていたのに、肩も胸も、思っていたよりずっと厚かった。ベルトが外される金属の音が、静かなスタジオに響いた。
ズボンと下着が下ろされた。遥の目が、そこに吸い寄せられた。まっすぐに立ち上がり、照明を受けて影を作っている。思わず目を逸らし、それから、もう一度そっと見た。指一本でも固く押し返されたのに。あんなものが、これから自分の奥へ来る。
二十三年間、写真でも映像でも、ちゃんと見たことはなかった。友達の話に相槌を打ちながら、本当は何も知らなかった。今、目の前にあるものが、ずっと想像の中にしかなかったものだった。遥は息をするのも忘れて、それを見つめていた。
「……おっきい、です」
湊は少し困ったように笑った。怖いならやめる、と言った。遥は首を振った。怖い。けれど、やめたくはなかった。遥は自分から手を伸ばし、それに指先で触れた。熱かった。どくん、と脈打つのが指に伝わってきた。
湊はベッドサイドから小さな包みを取り、封を切った。避妊具を被せる手つきを、遥はじっと見ていた。三脚のカメラも、その手元を撮っているはずだった。初めての夜の準備が、記録に残っていく。遥の脚の間が、また熱を持った。
湊が遥の膝の間に身体を入れた。遥は白いシーツの上に仰向けになり、脚を開いた。三脚のレンズが、その全部を見下ろしていた。赤いランプの小さな光が、遥の目に映った。昼間、更衣室で鏡に映った染みを思い出した。あのときから、ここに来ることは決まっていたのかもしれない。
丸い先が、濡れた縁にぴたりと触れた。指とは違う、丸くて硬い熱さ。遥の全身が強張った。湊は動かずに、そこで止まった。遥の顔を見下ろし、最後にもう一度聞いた。本当にいいのか。嫌と言っても、何も変わらない。
遥は、湊の目を見た。それから、三脚のカメラを見た。今日、何度も選んできた。撮ってほしいと言った。残りたいと言った。触ってほしいと言った。全部、自分で選んだ。この最後の一つも、自分の口で選びたかった。
嫌ではなかった。それどころか、身体の奥が、当てられた先端を迎えにいこうとしていた。濡れやすい身体が、とろりと熱を溢れさせ、先端を濡らしていく。自分でも分かるほど、入口がひくひくと動いていた。
「……いいです。撮っていて、ください」
湊は頷き、先端を当てたまま、遥の髪を撫でた。それから、カメラの位置をもう一度確かめるように振り返った。どこを撮りたいか、と湊は聞いた。全身を引きで撮るか。それとも、もう少し近くで。遥は、自分がどんなふうに撮られたいのかを考えた。
顔を撮られるのは、怖かった。けれど、初めての瞬間の自分の顔を、残しておきたい気もした。あるいは、映っているものを、自分の目で見ながら迎えたい。遥はシーツを握る手に力を込め、湊を見上げた。
ここまで読んでくれてありがとう
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