【処女喪失・撮影】嫌と言えない遥が、カタログ撮影の代役で初めてを撮られる:vol.3(渡されたSDカード)

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【処女喪失・撮影】嫌と言えない遥が、カタログ撮影の代役で初めてを撮られる:vol.3(渡されたSDカード)

撮影が終わったのは、夕方の六時を過ぎたころだった。三上たちは、お疲れ、と言い捨てて、先に帰っていった。片づけは、いつものように遥の仕事だった。段ボールに小物を詰めていると、湊がカメラからSDカードを抜き取るのが見えた。

湊は、そのカードを遥の手のひらに載せた。昼休みに撮った分です、と彼は言った。カタログ用のデータとは、別にしてあります。僕の手元には、何も残していない。誰にも言わないし、見せない。これは、あなたのものです。

遥は手のひらの上の、小さな黒いカードを見つめた。爪の先ほどの大きさなのに、ひどく重く感じられた。この中に、濡れて染みを作った自分がいる。照明の下で、膝を開いた自分がいる。それを、この人は全部、自分に返してくれた。

「……ありがとう、ございます」

湊は、どういたしまして、と言って、機材の片づけに戻った。遥はカードを握ったまま、段ボールの前に立ち尽くしていた。帰らなければ。片づけを終えて、駅まで歩いて、いつもの電車に乗って。いつもの、何も起こらない夜に戻る。

けれど、足が動かなかった。遥はカードを握る手に力を込めた。昼間、二人だけのスタジオで、自分で選んだ言葉のことを思い出していた。あのとき胸の奥にあった熱が、まだ消えていなかった。消したくなかった。

「あの……もう少しだけ、残ってもいいですか」

湊は手を止めて、振り返った。何をしたいのか、と彼は聞いた。責める声ではなかった。答えを待つ声だった。遥はカードを胸に押し当てたまま、目を伏せた。言葉が、喉の奥で絡まる。いつもの、言えない感じとは違った。言いたいのに、言葉が見つからなかった。

撮ってほしいです、と遥はやっと言った。昼の続きを。湊は少し考えてから、一つだけ条件がある、と言った。途中で嫌になったら、必ず嫌と言うこと。言えなかったら、その時点でやめる。遥は頷いた。頷きながら、自分の頬が熱くなっていくのを感じていた。

湊は照明を一灯だけ点け、ほかを落とした。夜のスタジオは、昼とはまるで別の場所に見えた。白い背景紙だけが、暗がりの中にぽっかりと浮かんでいる。遥は更衣室で白いレースに着替え、その光の中に立った。

シャッターが、ゆっくりと鳴り始めた。湊は一枚撮るごとに、次はどうしたいか、と聞いた。遥は答えながら、自分の答えが少しずつ大胆になっていくのを感じていた。座りたい。脚を伸ばしたい。目を閉じたい。全部、自分で決めた。

何枚目かのシャッターのあと、遥は背中に手を回した。ブラのホックに指をかける。湊はカメラを構えたまま、何も言わなかった。遥は息を止め、ホックを外した。白いレースが膝に落ち、胸が照明の下に晒された。誰にも見せたことのない場所だった。

シャッターは鳴らなかった。湊はカメラを下ろし、遥を見ていた。撮りますか、と聞かれ、遥は頷いた。一度だけ、乾いた音が鳴った。脚の間が、また熱く湿り始めていた。両腕は、膝の上に置いたままだった。湊の目を見て、遥は小さく唇を開いた。

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→ 「……触って、ほしいです」
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湊は少し考えてから、三脚を持ってきた。スタジオの奥の、カタログ用に組まれた寝室のセット。白いシーツのベッドの正面に三脚を立て、カメラを据える。それから、ベッドの横に小さなモニターを置き、ケーブルを繋いだ。

録画を始めます、と湊は言った。止めたくなったら、いつでも言ってください。データは全部、あなたに渡す。遥が頷くと、湊はボタンを押した。カメラの横で、小さな赤いランプが灯った。モニターに、白いベッドが映った。

遥はベッドの端に腰を下ろした。モニターの中にも、同じ格好の自分が映った。白いレースのショーツだけを身に着け、胸を晒している。照明に照らされた肌が、自分のものとは思えないほど白かった。湊が、その隣に座った。

湊の手が、遥の胸に触れた。モニターの中で、男の手が女の胸を包むのが見えた。遥は息を呑んだ。触れられている感覚と、触れられている映像が、同時に流れ込んでくる。親指が先端を撫でると、モニターの中の女が、びくりと背中を反らせた。

「見えちゃう……全部、映ってる……」

映っています、と湊は答えた。目を逸らしてもいいし、見ていてもいい。遥は目を逸らそうとして、できなかった。モニターの中の自分が、知らない女のように見えた。頬を赤くして、唇を半開きにして、男の手に胸を委ねている女。

湊の手が、ショーツの上から脚の間に触れた。モニターの中で、白いレースの真ん中に、濃い染みが浮かんでいるのが見えた。湊の指が、その染みの上をゆっくりと撫でる。遥は自分の染みを、自分の目で、映像で見ていた。

ショーツが脱がされ、モニターの中の女は何も身に着けていなかった。湊は遥の背中を自分の胸に預けさせ、後ろから脚を開かせた。モニターに、濡れて光る場所が、正面からはっきりと映った。遥は両手で顔を覆いかけた。

隠さなくていい、と湊が耳元で言った。嫌なら、止める。遥は手を下ろした。モニターの中で、湊の指が入口の縁をなぞり始めた。指が動くたびに、溢れたものが糸を引いた。くちゅり、と湿った音が、スタジオの静けさに響いた。

中指の先が、入口に沈んだ。ほんの少しだけ。そこで、固いものに押し返された。モニターの中でも、指がそれ以上進まないのが見えた。湊は指を止め、初めてなんだな、と静かに言った。遥は、赤いランプを見つめたまま頷いた。

湊の指は、入口から上の突起へ移った。濡れた指で、ゆっくりと円を描く。モニターの中の女の腰が、指の動きに合わせて小さく揺れ始めた。遥はそれを見ていた。見ているから感じるのか、感じているから見ていられないのか、もう分からなかった。

赤いランプが、ずっと灯っていた。今の声も、今の顔も、全部記録されている。そう思うたびに、遥の中から熱が溢れ、湊の指をさらに濡らした。モニターの中で、シーツの上に小さな水たまりができていくのが見えた。

「イく、撮られてるのに、イっちゃう……っ」

遥は、モニターの中の自分と目を合わせたまま、腰を跳ねさせてイった。生まれて初めて、人の指で。映像の中の女も、同じ顔でイっていた。湊は指を止め、遥の身体を後ろからそっと抱きしめた。

赤いランプは、まだ灯っていた。この先も撮るか、と湊は聞いた。三脚のまま全部撮るか。それとも、今度は遥自身がカメラを持つか。遥は荒い息のまま、モニターの中の自分を見つめた。

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