【強制絶頂】イッたら負けのゲームで、何度もイかされる遥:vol.4(目隠しの四回戦)

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【強制絶頂】イッたら負けのゲームで、何度もイかされる遥:vol.4(目隠しの四回戦)

「……ルールを足してもいいです」

口にした瞬間、遥は自分の声がかすかに震えているのに気づいた。神崎はしばらく黙って遥を見下ろしていた。それから、どんなルールを足してほしいのか、と聞いた。遥は答えられなかった。自分で言えるほど、まだ壊れてはいなかった。

なら俺が決める、と神崎は言った。それでいいか。遥は小さく頷いた。神崎はベッドを降り、椅子の背にかけてあった自分のネクタイを手に取った。紺地に細い斜めの線が入った、見慣れたネクタイだった。毎朝の朝礼で、遥はいつもこれを見ていた。

ネクタイが、遥の目の上に回された。後頭部できつすぎない程度に結ばれ、視界が布の暗さに覆われる。天井の照明がぼんやりと滲むだけで、神崎の姿はもう見えない。見えなくなっただけで、部屋の音がいっぺんに大きくなった。エアコンの音、神崎の足音、自分の呼吸。

次に、手首に柔らかな布が巻かれた。浴衣代わりに備えつけてあった、バスローブの紐だった。両手首を身体の前で揃えられ、紐が二重に回されて結ばれる。きつくはない。けれど、自分の手で目隠しを外すことも、脚の間を隠すこともできなくなった。

四回戦のルールを、神崎は遥の耳元で告げた。時間は測らない。その代わり、遥はイくたびに、自分の口で回数を数える。三回戦の一回目は数えない。ここからが一だ。そして、遥がもう無理だと言うまで、勝負は終わらない。言わなければ、続く。

試しに手首を引いてみると、紐はわずかに伸びただけで、ほどけはしなかった。ほどこうと思えば、歯で解けるかもしれない。けれど、遥はそうしなかった。縛られた手を胸の前に置いたまま、自分がこの格好を受け入れたのだということを、遥は手首の柔らかな締めつけで何度も確かめた。

遥は暗闇の中で、小さく息を呑んだ。勝ち負けの決まらない勝負。終わらせられるのは自分だけで、終わらせたら、それはそのまま負けを認めることになる。最初から勝ち目のない勝負だった。分かっていて、遥は頷いた。頷いた自分の首の動きが、やけに重く感じられた。

神崎の気配が、ベッドの上から消えた。どこにいるのか分からない。遥は耳を澄ませた。シーツの擦れる音もしない。見えないまま、脚を開いて仰向けに寝ている自分の姿を想像して、遥は膝を閉じかけた。そのとき、左の足首に、指先がそっと触れた。

遥は思わず声を上げた。指は足首から脛へ、脛から膝へと、ゆっくり這い上がってくる。どこまで来るのか分からない。膝の裏をなぞられ、太ももの内側へ。見えないというだけで、一本の指の感触が、さっきまでの何倍にも膨らんで感じられた。

指は太ももの付け根の手前で消えた。遥は息を詰めて次を待った。待っても、何も来ない。何秒経ったのかも分からない。暗闇の中で神経だけが研ぎ澄まされ、肌の全部が、次に触れられる場所を探して張りつめていく。待っているうちに、脚の間がまた濡れてくるのが分かった。

不意に、右の胸の先を熱いものが包んだ。唇だった。予想もしなかった場所への刺激に、遥の背中が大きく反った。吸われ、舌で転がされ、軽く歯を立てられる。左を待っていたのに右だった。それだけのことで、刺激は何倍にも鋭く感じられた。

唇が離れると、また何も来なくなった。次は左か、首か、それとも脚の間か。考えれば考えるほど、身体中が触れられるのを待つ場所になっていく。予想を外されるたびに、遥の身体はまるで最初の一回のように、新しく跳ねた。慣れることができなかった。

脚の間に何かが触れたのは、遥がもう何も予想できなくなった頃だった。指だった。濡れた入り口を、指の腹が一度だけ撫でる。それだけで、遥の腰が浮いた。指はすぐに離れた。遥は縛られた手首をぎゅっと握りしめ、次の一撫でを、声にならない声で待った。

次の一撫では、突起だった。今度は離れなかった。指先が突起を押さえ、細かく震わせ始める。見えない分だけ、刺激がどこから来るのかも、いつ止まるのかも分からない。ただ、身体の真ん中の一点だけが、暗闇の中で白く燃え上がっていく。

「っ、あ……来る、っ」

一度目は、あっけないほど早かった。腰が跳ね、太ももが震え、遥の頭の中に白い光が弾けた。息が整う前に、神崎の声が耳元で聞こえた。数えろ、と。遥は荒い息の合間に、かすれた声で答えた。いち。言った瞬間、自分の言葉がひどく恥ずかしく響いた。

指は止まらなかった。イったばかりの突起を、さっきよりも柔らかく、ゆっくりと撫で続ける。強すぎる刺激に腰を逃がそうとすると、縛られた手首を神崎の手が押さえ、頭の上へ持ち上げた。両腕を上げたまま、身体の前をすべて晒す格好になった。

中指が、ゆっくりと中に入ってきた。三回戦で見つけられた場所を、指はもう迷わずに捉えた。外を親指で、中を中指で。見えないまま、二つの場所を一つの手で同時に責められる。二度目の波は、一度目が引ききる前に、もう足元まで来ていた。

二度目にイったとき、遥は自分の声の大きさに驚いた。隣の部屋に聞こえるかもしれない。そう思ったのに、声を抑えることができなかった。数えろ、と神崎がまた言う。に。遥がそう言った途端、中の指がまた、ゆっくりと動き始めた。

数えるたびに、自分が何をされているのかを、自分の口で確かめさせられる。二回、イかされた。見えないまま、縛られたまま、上司の指で。その事実を声にするたびに、恥ずかしさが熱に変わり、熱がまた次の波を呼んだ。暗闇の中で、遥は自分の身体の行方が分からなくなっていった。

ネクタイの裏側が、滲んだ涙で湿っていくのが分かった。

神崎が、耳元で低く囁いた。次のルールを足す。遥は息を整えながら、暗闇に向かって小さく頷いていた。

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