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オフィスレディーが堕ちる夜:vol.7(フェラを続ける)
安っぽいビジネスホテルの密室。タバコのヤニと芳香剤の強烈な臭いが染み付いた重苦しい空気が、遥の肺を息苦しく塞いでいた。全裸にひん剥かれ、ベッドの下の冷たい絨毯の上に両膝をついた彼女の目の前には、警備員の醜く膨張した異物が、圧倒的な暴力の象徴として突き出されている。
スマートフォンの赤い録画ランプが、遥の惨めな姿を、そして逃げ場のない絶望を無慈悲に記録し続けていた。この小さな光の向こう側に、自分を破滅へと追いやる無数の悪意が待ち構えていると思うと、遥の身体は恐怖で小刻みに震え上がり、血の気が引いていくのを止められなかった。もしあのボタンが押されれば、一瞬にして全社員のパソコンに自分の裸態が晒され、ひろしの家庭も仕事もすべて崩壊してしまうのだ。
「ほら、さっきの続きだ。もっと奥まで咥えろよ。課長さんに見られても恥ずかしくないように、淫乱な顔をカメラにしっかり見せてな」
警備員の冷酷な声が、密室に響き渡る。その卑猥な響きは、遥の女性としての誇りや人間としての尊厳を、足元から容赦なく削り取っていく。
遥は、恐怖と屈辱で小刻みに震える肩を自分の両腕で抱きしめるようにしながら、ゆっくりと顔を男の股間へと近づけた。大粒の涙が、真っ白な頬を絶え間なく伝い落ち、床の安っぽい絨毯に黒々としたシミを作っていく。逃げ出したいという本能と、愛する人を守らなければという強迫観念が、彼女の精神を極限まで引き裂いていた。
「……っ……ううっ……」
自分でも信じられないほどゆっくりとした、ぎこちない動きで、遥は震える小さな唇を男の不潔な先端へと押し当てた。そして、これまでの人生で一度も触れたことのない、その太く硬い肉棒を、恐る恐る口のなかへと迎え入れる。その瞬間、自分のなかの決定的な何かが崩れ去っていくのを、遥ははっきりと自覚した。
生温かい嫌な匂いと、生理的な吐き気を催すほどの圧倒的な異物感が、一瞬にして遥の口内を支配した。ひろしの温かい手や背中の記憶とは対極にある、ただただ醜悪でグロテスクな現実だけが、彼女の唇をこじ開けて侵入してくる。
「そうだ、いいぞ。もっと舌を出して、全体をねっとりと舐め回せ。課長さんにやってたみたいにさ。お前みたいな真面目ぶった女が、他人の男の前でこんな汚い真似をしてるなんて、傑作だな」
その言葉が、遥の胸をナイフのように深くえぐる。
(違う……ひろしさんには、こんなこと……こんな汚いことなんて、何もしてないのに……)
声にならない強い否定が喉の奥でつかえるが、カメラを向けられている以上、首を横に振ることすら許されない。少しでも逆らえば、即座にあの恐ろしい送信ボタンが押され、社会的な死が確定してしまうのだ。自分の命よりも大切に想っているひろしのキャリアと家庭を守るためには、自らの尊厳を泥水に沈め、徹底的に汚されるしかなかった。
遥は、固く閉じていた目を薄く開け、涙でぐしゃぐしゃになった視界のなかで、警備員のスマートフォンをちらりと見つめた。自分の情けなく、屈辱に歪んだ顔が、画面の中で鮮明に映し出されている。
「……んっ……ちゅ……っ……」
震える舌先で、恐る恐るその輪郭をなぞる。熱と嫌悪感が、舌の裏側から全身へと波のように伝わってくる。濡れた柔らかい粘膜に直接触れる暴力的な感触に、遥は胃の底からこみ上げてくる吐き気を必死に飲み込んだ。自分の舌が、愛してもいない見ず知らずの中年男の急所を奉仕させられているという事実が、彼女の精神を限界まで追い詰めていく。
「上手いじゃないか。あんな真面目な顔して、下の方は随分と経験豊富みたいだな。これなら、課長も大喜びで見てくれるぜ。もしかして、会社でも他の男にこんな風に媚び売ってんじゃないのか?」
下劣な言葉とともに、警備員の男は満足げに自らの腰を不躾に突き出した。遥の口の奥深くまで、強引にその質量が侵入してくる。
「……ん、ぐっ……おえっ……」
喉の奥の柔らかい部分を無遠慮に突かれ、息が詰まりそうになる。涙と涎が混ざり合い、遥の白い顎先から止めどなくこぼれ落ちた。口いっぱいに広がる強烈な塩気と、異様な生臭さが、彼女の女性としての純潔な肌と心を引き裂いていく。むせ返りそうになるのを必死に堪えながら、遥はただひたすらに耐え続けるしかなかった。
「もっとだ。カメラに見せながら、ほら、卑猥な音も立てて舐めろ。お前がどれだけ淫乱な女か、会社中に知らしめてやるんだからな。さあ、顔を上げてしっかりレンズを見ろ!」
男の太く不潔な手が遥の後頭部を強引に掴み、逃げられないように固定した。そして、無抵抗な遥の口内を、自らの欲望を処理するための単なる肉の穴として扱い始めた。前後するたびに、男の荒い息遣いが遥の頭上から降り注ぎ、絶望のどん底へと彼女を突き落とす。
「……んんっ!……んぐっ……ぁあっ……」
乱暴に前後される暴力的なピストン。歯にぶつかり、舌を擦り、粘膜を容赦なく摩擦するたびに、遥は嗚咽混じりの苦しい息を漏らした。快感など微塵もない。ただ、呼吸が制限される苦しさと、自分の身体が他人の完全な支配下に置かれているという、絶対的な恐怖だけがそこにあった。吐き気と恐怖で頭が真っ白になりながらも、決して逆らうことのできない自分が情けなくて、惨めで、ただ涙を流すことしかできない。
「そうだ、もっと淫乱な顔しろよ。ほら、ちゃんとカメラを見て、もっと舐めたいって言え」
男の命令に従い、遥は呼吸を整えるために一度だけ唇を離した。荒い息を吐きながら、涙と涎でべたべたになった顔をスマートフォンのレンズへと向ける。
(もう、いやだ……死んでしまいたい……)
心の底からの絶叫は声にならず、ただ虚無だけが彼女の瞳に宿っていた。
「ほら、自分から可愛くおねだりしろ。“もっと舐めたいです”って。言わなかったら、即座に送信ボタンを押すぞ」
遥は、自分を殺すような思いで、絶望に打ちひしがれながら、微かに震える声で言葉を絞り出した。その言葉を口にした瞬間、自分のなかに残っていた僅かばかりの自尊心すらも、完全に粉々に砕け散っていくのを感じた。
「……もっと……舐めさせて……ください……っ」
その屈辱的な言葉を合図にするかのように、警備員は再び容赦なく遥の口を自らの熱で塞いだ。今度はさらに深く、奥底まで到達するほどの勢いで、腰を強く打ち付けてくる。言葉の代償として与えられるのは、さらなる暴力的な蹂躙だけだった。
「……んぐっ……ごほっ……うぇっ……」
激しい咳き込みとともに、涙がとめどなく溢れ出す。視界は完全に白く霞み、頭の中は酸欠で痺れ始めていた。羞恥と絶望だけが、この閉ざされた空間を支配し、彼女の魂を少しずつ、しかし確実に削り取っていく。それでも遥は、自分を犠牲にしてでも守りたい愛するひろしの未来のために、すべてを飲み込む覚悟で、冷たい夜の闇の中へと静かに沈んでいくのだった。誰にも届かない悲鳴を、心の奥深くで叫び続けながら、ただ無機質なビデオカメラの前で男の慰み者になり下がるしかなかった。この悪夢のような夜は、まだ、終わらない。涙だけが、静かに頬を伝っていった。
ここまで読んでくれてありがとう
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