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【名器】声を出したら次の道具、モニター試験で初めて中でイかされる遥:vol.4(足されていく道具)
数値が足りないなら、足してください。自分の口から出た言葉に、遥は自分で驚いていた。真壁は少しの間、遥の顔を見ていた。それから四枚目の同意書を差し出し、複数器具の同時使用、という項目を指で示した。一つずつ説明はしない。測りながら、必要なものを足していく。それでいいか。
「……はい。それで、いいです」
サインをすると、真壁は棚から金属のトレイを運んできた。上には、さっきの太い道具のほかに、小さなクリップのついたローターが二つ、それから、口の開いた筒のような形の器具が載っていた。筒の先は、柔らかいシリコンでできている。吸引器です、と真壁は言った。何に使うのかは、言わなかった。
真壁はまず、さっきの太い道具を遥の中に戻した。一度イったばかりの中は、道具をほとんど抵抗なく呑み込んだ。奥まで沈んだところで、真壁は根元を台の固定具に留めた。道具は、手を離しても抜けない。遥の中に刺さったまま、低い唸りを上げて、ゆっくりと動き始めた。
「っ……」
測定開始です、と真壁が言い、タイマーを押した。それから遥のガウンの前を左右に開いた。胸が、明るい照明の下にさらけ出される。遥は思わず腕で隠そうとして、その手首を、真壁にそっと押さえられた。隠すと、データが取れない。真壁の声は、相変わらず平らだった。
小さなローターが、両方の胸の先に当てられた。クリップが、先端を軽く挟む。痛くはなかった。けれど、挟まれた先端は、それだけでじんと熱くなった。真壁がスイッチを入れると、二つのローターが同時に震え始めた。胸の先から、細い電流のようなものが、まっすぐ脚の間へ走った。
濡れ具合、九十六。締めつけ、七十。数値を読み上げる真壁の声に、遥は首を振った。中では道具がゆっくりと動き続け、胸の先では振動が止まらない。二か所を同時に責められるのは、初めてだった。どちらかに意識を向けると、もう一方が不意打ちのように襲ってくる。
胸の先は、自分でも驚くほど硬く尖っていた。クリップに挟まれたまま振動を受けて、そこだけが別の生き物のように疼いている。中を擦られるたびに、胸の先の疼きが脚の間へ流れ込み、脚の間の熱が胸へ返ってくる。身体の中で、二つの快感が行き来していた。
「あ……っ、だめ、……」
声が出た。四分も持たなかった。真壁は、ボーナスなし、と淡々と告げ、それでも何も止めなかった。声が出たら次の道具。それが決まりだった。真壁はトレイから吸引器を取り上げ、遥の脚の間に近づけた。シリコンの口が、突起をすっぽりと覆った。
真壁がスイッチを押した。柔らかい口が、突起を吸い上げた。指とも、舌とも、ローターとも違う。突起だけが、根元から引き抜かれるように、細かく何度も吸われる。遥の背中が台から浮いた。声が、喉から勝手にほとばしった。
「やっ、それ、だめ……っ、あ、ああっ」
三つ同時だった。胸の先の振動、突起の吸引、そして中を擦り続ける道具。遥の身体は、どこから来る快感にも逃げ場がなかった。波が来た。来たと思った瞬間にはもう呑み込まれていて、遥は声を上げてイった。中が道具を締めつけ、モニターから警告の音が鳴った。
イっている最中も、どれ一つ止まらなかった。吸引器は突起を吸い続け、ローターは胸の先を震わせ続け、道具は奥を擦り続けた。波が引く前に、次の波が来た。遥は台の縁を掴み、腰を跳ねさせながら、二度、三度とイかされた。声は、もう抑えようとも思わなかった。
叫ぶような声が、検査室の白い壁に跳ね返ってくる。自分の声だと分かっていても、止める方法がなかった。廊下の向こうに誰かいたら、聞こえてしまう。そう思った瞬間、中がまた強く締まった。
真壁は、画面と遥を交互に見ていた。締めつけの線は上限に張りついたまま、下りてこない。濡れ具合も同じだった。台の上の紙は、遥の下でぐっしょりと濡れていた。ボーナスは、とっくに消えていた。それでも、謝礼の金額のことは、もう遥の頭から消えていた。
自分の身体が、どこまで濡れるのか、遥にはもう分からなかった。動かされている道具のまわりから、溢れたものが絶えず流れ出していく。くちゅ、くちゅと、粘った音が部屋に響いていた。機械の唸りに混じるその音が、自分の身体の立てている音だと思うと、耳を塞ぎたくなった。
八分を過ぎたところで、真壁は吸引器の強さを一段上げた。突起が、さらに深く吸い込まれる。遥の視界が白く弾けた。声にならない声が出て、身体が弓なりに反った。脚の間から、何かが勢いよく噴き出す感触があった。温かいものが、太ももと台を濡らした。
「……っ、やだ、なにか、出て……」
真壁はそれを見ても、表情を変えなかった。潮です、と彼は短く言い、記録用紙に書き込んだ。遥は顔を両手で覆った。初めてだった。そんなものが自分の身体から出るなんて、考えたこともなかった。それを、明るい照明の下で、知らない男に見られた。
タイマーが鳴り、真壁はようやくすべてのスイッチを切った。部屋が急に静かになった。遥の荒い息と、台からしたたり落ちる滴の音だけが残った。胸の先のクリップが外され、吸引器が離れ、固定されていた道具が抜かれた。そのたびに、遥の身体が小さく跳ねた。
真壁は記録用紙を見ながら、四段階目の結果を読み上げた。声あり。絶頂四回。潮一回。締めつけ、濡れ具合とも上限。遥は顔を覆ったまま、その一つ一つを聞いた。どれも、自分の身体がしたことだった。否定のしようがなかった。
まだ続けられるか、と真壁が聞いた。数値は上がり続けている。この先は、今の機械では測りきれないかもしれない。遥は指の隙間から、真壁を見た。白衣の胸元が、わずかに上下していた。淡々としているように見えて、この人も息が上がっている。遥はそれに気づいて、身体の奥がまた熱くなった。
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