【名器】声を出したら次の道具、モニター試験で初めて中でイかされる遥:vol.3(初めての中イキ)

meiki シリーズのアイキャッチ 職場・OL

▶ 名前変換:入力フォームを開く






【名器】声を出したら次の道具、モニター試験で初めて中でイかされる遥:vol.3(初めての中イキ)

真壁が棚から取り出したのは、さっきのセンサーとは比べものにならない太さのものだった。肌に近い色をして、表面にはゆるやかな凹凸が刻まれている。根元の近くに、センサーと同じ小さな金属の輪が埋め込まれていた。来年出す予定の製品です、と真壁は言った。測りながら使えるように作ってある。

「……それ、入るんですか」

思わず口から出た言葉に、遥は自分で赤くなった。真壁は表情を変えずに、入ります、と答えた。今のあなたの数値なら、無理なく入る。そう言われて、遥はモニターの青い線を見た。九十四。さっきイったばかりの身体が、まだ少しも冷めていないことを、数字が告げていた。

真壁は道具の先端にジェルを薄く伸ばし、入口に当てた。冷たい、と思ったのは一瞬だった。先端が、ゆっくりと押し入ってくる。センサーとは違う。入口がぐっと押し広げられ、内側の壁が、凹凸の一つ一つを確かめるように擦られていく。遥は台の縁を握りしめた。

「っ……ふ、……」

声ではない、と遥は自分に言い聞かせた。けれど、喉の奥から押し出された息は、さっきよりもずっと湿っていた。真壁がタイマーを押した。十分です。今度は、遥の返事を待たなかった。半分ほど入ったところで、道具は止まり、そこからゆっくりと奥へ進み始めた。

奥まで届いたとき、遥は自分の中がいっぱいになっているのを感じた。元彼たちのときも、こんなふうに満たされた感じはしなかった。真壁は道具を動かさず、画面を見ていた。締めつけ、五十五。六十。動かしていないのに、数字が上がっていく。遥の中が、勝手に道具を噛みしめていた。

真壁が道具をゆっくり引いた。凹凸が、内側の壁を逆向きに擦っていく。抜ける寸前で止まり、また奥へ。その往復が、一定の速さで繰り返された。機械のように正確な動きだった。遥はその正確さに、逃げ場のなさを感じた。どこを擦られても、同じように感じてしまう。

三分を過ぎたころ、真壁は道具の角度をわずかに変えた。先端が、お腹の側の壁を押し上げるように当たる。その瞬間、遥の腰が跳ねた。今まで知らなかった場所だった。押されるたびに、奥のほうから、じんとした重たい熱が広がってくる。外を責められたときとは、まるで違う感覚だった。

「そこ……っ、なに、……」

測定中です、と真壁が低く言った。遥は唇を噛んだ。声を出してはいけない。分かっているのに、真壁は同じ場所を、同じ強さで押し続けた。濡れ具合、九十八。締めつけ、七十七。数字を読む真壁の声が、遠くなったり近くなったりした。

元彼たちには、中でイったことがないと、一度も言えなかった。いつもイったふりをしていた。中で感じるというのがどういうことなのか、遥はずっと分からないままだった。それが今、知らない部屋で、知らない男の手で、数字を読まれながら、分かりかけている。

五分。六分。重たい熱が、少しずつ一点に集まっていく。外でイくときのような、鋭い波ではなかった。もっと深いところから、ゆっくりとせり上がってくる、大きな波だった。遥は怖くなった。こんなものが来たら、自分がどうなるのか分からない。

「待って、ください……っ、なにか、来ます……」

もう声を我慢することなど、頭になかった。真壁は道具の動きを変えなかった。速くもしない、遅くもしない。ただ、正確に、同じ場所を押し上げ続けた。その変わらなさが、遥を最後の一線へ押し出した。腰の奥で、何かがほどけた。

波は、身体の内側から溢れ出した。遥は背中を反らし、声を上げた。自分の声とは思えないほど、高く、長い声だった。中が道具を何度も何度も締めつけ、そのたびに奥から熱が噴き上がる。止めようとしても止まらなかった。脚が震え、つま先が台の上で丸まった。

モニターの赤い線が、画面の上の端に張りついた。警告のような小さな音が鳴った。真壁が初めて、わずかに目を見開いたのが見えた。締めつけの最大値が、測定範囲の上限に届いていた。遥はその意味も分からないまま、波の余韻に揺られていた。

ようやく呼吸が戻ってきたとき、遥は自分が泣いていることに気づいた。悲しいのではなかった。ただ、身体の奥から溢れたものが、目からもこぼれていた。生まれて初めて、中でイった。二十六年間、知らなかったものを、今、知ってしまった。

真壁は道具を中に入れたまま、しばらく画面を見つめていた。それから、静かに言った。名器です。遥は耳を疑った。真壁は画面を指さし、締めつけの数値と、その波の形を説明した。普通の人の倍近い力で、しかも奥から入口へ、順番に締めつけていく。製品の試験で、ここまでの数値は初めて見た、と。

「……名器、って……私が、ですか」

言葉にした瞬間、顔から火が出そうになった。そんなことを、面と向かって言われたのは初めてだった。しかも、数字で証明されている。否定のしようがなかった。中に入ったままの道具を、自分の身体がまた小さく締めつけたのが分かった。真壁が、ほら、と画面を示した。

道具がゆっくりと抜かれていく。凹凸が入口を通るたびに、遥の腰が小さく震えた。抜けきった瞬間、中に溜まっていたものが、とろりと溢れて台の紙を濡らした。濡れ具合、測定上限。真壁は記録用紙にそう書き込み、それから遥の顔を見た。

残りの段階は二つある、と真壁は言った。ここでやめてもいい。謝礼はもう五万円になっている。続けるなら、進め方は二つある。あなたが自分で段階を選んで進むか、こちらで、足りない数値を足しながら進めるか。どちらでも、データは取れる。

遥はガウンの前をかき合わせながら、真壁の言葉を聞いていた。帰るべきだと、頭では分かっていた。けれど、身体の奥にはまだ、さっきの波の残り火がくすぶっていた。名器。その言葉が、耳の奥で何度も繰り返された。この先に何があるのか、知りたかった。

前の話に戻る

ここまで読んでくれてありがとう

選択を変えれば、結末は変わります。
別のルートを試すか、他の物語へ。

📖 声を出したら次の道具、モニター試験で初めて中でイかされる遥の全ルート↻ 最初から読み直す🏠 他の物語を探す

コメント