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オフィスレディーが堕ちる夜:vol.22(後日 抽選で複数の人と撮影)
あのおぞましい生配信の夜から、数日が経過した。
遥の心には、底冷えする深夜のオフィスで味わわされた完全なる絶望の痕跡が、今もドス黒く深く刻み込まれていた。
未熟な産道の奥深くに生温かい不浄な精液を注ぎ込まれ、そこからとこぼれ落ちる絶望を自らの指で掻き出しながら、何百人もの見知らぬ男たちに向けて「もっと出されたいです」と泣き顔で懇願させられた、あの地獄の夜。
その凄惨な動画は、ひろしのスマートフォンに永遠のデジタルデータとして保存されている。
『もし俺の機嫌を損ねたら』
『もし誰かに少しでも話したら』
『もし俺の呼び出しを一度でも無視したら』
——この動画は、課長をはじめとする会社中のすべての人間、そしてお前の両親の元へと一斉送信される。
その見えない鎖が、遥の精神を首の皮一枚で現実世界に繋ぎ止めると同時に、静かに、そして確実に蝕み続けていた。
そしてある日の夕方、遥のスマートフォンに一通のメッセージが届いた。
『今日の夜、抽選で選ばれた視聴者様数名と、特別なお礼の撮影会をやる。ホテル〇〇の305号室に20時集合だ。お前の顔も、未熟な身体も、視聴者様たちに直接たっぷり見せてやれ。もし逃げたら、どうなるか分かってるな?』
その文字を見た瞬間、遥の心臓が冷たい氷水に突き落とされたように跳ね上がり、全身の血の気が一気に引いた。
(……うそ……いやだ……そんなの、ぜったいに……っ)
拒絶したい。今すぐスマートフォンを叩き割って、遠くへ逃げてしまいたい。だが、すべての証拠と生殺与奪の権は、あの底辺男に完全に握られている。
会社にバラされること。家族に知られること。そして何より、最愛の恋人である課長の耳に入ってしまうこと——。
それらすべてが、遥にとっては死よりも恐ろしいことだった。
どれほど理不尽であろうと、どれほど屈辱的であろうと、従う以外の選択肢は残されていないのだ。
指定された時間が近づく。
遥は自宅のクローゼットの前で、小刻みに震える手を必死に押さえつけながら、なるべく肌の露出が少なく、地味な服を選んだ。
少しでも自分を隠したい。少しでも周囲の目から逃れたい。
だが、どんなに服で身を隠そうとも、自分がひろしの完全な『奴隷』であり、見知らぬ男たちの欲望を処理するための『おもちゃ』としてホテルに呼び出されているという凄惨な現実は、何一つ変わることはない。
「……やだ……いきたくない……っ。かちょう……たすけて……っ」
誰もいない自室で、声にならない悲痛な叫びを上げる。
だが、その直後にひろしから追撃のメッセージが届いた。
『服の下には、必ず一番エロい下着を着けてこい。男たちの前で脱がせて、すぐに本番行為を撮影できるように準備しておけ。少しでも反抗的な態度をとったら、すぐに課長のLINEにあの動画を送るからな』
遥の目から、ポロポロと絶望の涙がこぼれ落ちた。
下腹部の奥には、あの射精の強烈な粘膜の感触がフラッシュバックし、不快な熱と重苦しい鈍痛が渦巻いている。カメラの前で完全に尊厳を破壊され、男のいいなりになって腰を振った己の惨めな姿が、脳裏に焼き付いて離れない。
気が付けば、外はすっかり暗くなっていた。
遥は重すぎる身体を無理やり起こし、洗面台の鏡の前に立った。
目の下には隠しきれない濃いクマができ、頬は泣き腫らしてひどくやつれている。とても純愛を夢見る真面目なOLには見えない、完全に生気を失った人形のような顔。
それでも遥は、命じられた通りにひどく卑猥なレースの下着を身に着け、その上から地味なカーディガンをしっかりと羽織った。
玄関のドアノブに手をかける。手が震え、足がすくむ。
『もう家を出たか? 少しでも遅れたら動画をばらまくぞ』
スマートフォンの冷酷な通知音が、遥の背中を無理やり押した。
夜の街を歩く。すれ違う人々の視線が、すべて自分を軽蔑しているように感じられ、遥は深くうつむきながら足早に歩みを進めた。
(……ちゅうせんで、えらばれたひとたち……って……)
どんな男たちが待っているのか。想像しただけで全身に総毛立つような恐怖を覚え、胃の奥が激しく痙攣した。
コンビニの眩しい明かり。通り過ぎる車のヘッドライト。どんな些細な光でさえも、自分の汚れた身体を白日の下に晒しているようで、どうしようもなく恐ろしかった。
ホテルの一室で、複数人の見知らぬ男たちに囲まれる。
服を無理やり脱がされ、カメラを回されながら、全員の欲望の捌け口として徹底的に蹂躙されるのだ。
それは、処女だった遥が、完全に人間としての尊厳を失い、不特定多数の男たちと交尾するためだけの『完全な慰み者』へと堕ちることを意味していた。
指定されたラブホテルの前に到着した。
派手なネオンサインが、遥の青ざめた顔を毒々しく照らし出している。
息を呑み、入り口の扉を見つめる。
あの扉の向こうには、自分のことを「配信で見たエロい女」「射精された汚い女」としてしか見ていない、獣のような男たちが複数人、舌なめずりをしながら待っているのだ。
胸の奥が冷たく凍りつき、もはや恐怖も絶望も通り越して、感情そのものが麻痺してしまいそうになる。
『305号室だ。時間ぴったりにドアを開けろ』
ひろしからの最後の指示が届く。
遥は涙で滲む視界の中、震える両手でスマートフォンを強く握りしめ、冷たいエレベーターに乗り込んだ。
3階のフロアは薄暗く、不気味な静寂に包まれている。
305号室のドアの前に立つ。ノブに手をかけるが、指先が小刻みに震えてうまく力が入らない。
「……うぅ……っ。かちょう……ごめんなさい……っ」
心の中で最愛の人に最後の謝罪を告げ、遥は静かに、自らを永遠の地獄へと突き落とす扉のノブをゆっくりと回した。
ギィ……という重苦しい音とともに、扉が開く。
ホテルの冷たい空気が、カーディガン越しの肌を刺すように冷えさせる。
遥はエレベーターが3階に到着するまでの短い時間、何度も何度も深呼吸を繰り返した。しかし、吸い込む空気すら鉛のように重く、心臓の鼓動だけが耳障りなほどに早く打っている。
(……ひきかえしたい……いまからでも……にげだしたい……っ)
頭の中では本能が警鐘を鳴らし続けている。ここから先に進めば、自分はもう二度と『普通の人間』としての生活には戻れなくなる。それは、誰に教えられずとも本能で理解できた。
しかし、足は重力に引かれるように、いや、見えない鎖で引っ張られるように、ひろしの待つ305号室へと向かっていく。
会社に動画がばらまかれる恐怖。両親が自分の醜態を見る恐怖。そして何より、最愛の課長に自分が『汚れた女』であることが知られてしまう恐怖。
それらの恐怖が、遥の判断力を完全に奪い去り、ただ命令に従うだけの操り人形へと変えていた。
廊下には、不気味なほど誰もいない。
どこからか、男女の卑猥な声がくぐもって聞こえてくるような気がして、遥は両手で耳を塞ぎたくなった。
305号室の前に立つ。ドアノブは冷たく、そして重かった。
意を決してドアノブを回す。鍵はかかっていなかった。
ゆっくりと扉を開けると、そこには、タバコの煙と、アルコールの匂い、そしてむせ返るような男たちの獣臭い匂いが充満していた。
部屋の中央には、キングサイズのベッド。そしてその周囲には、スマートフォンやビデオカメラを構えた、見知らぬ男たちが3人、ニヤニヤと下卑た笑みを浮かべて待ち構えていた。
「おお、来た来た。生配信で射精されてたエロい姉ちゃんじゃん」
「実物の方が全然エロいな。早くその服脱がせてえわ」
男たちの値踏みするような視線が、遥の身体を舐め回す。
ひろしはその中心で、王様のようにふんぞり返って座っていた。
「遅いぞ。まあいい、視聴者様たちも待ちきれないみたいだからな。さっさとそこへ立って、着ているものを全部脱げ」
「……うぅ……っ。かちょう……っ」
ここから先は、地獄すら生温く感じるほどの、果てしない絶望の凌辱劇が待っている。
遥は震える手で、自らカーディガンのボタンを外し始めた。
そこから先は、かつての真面目なOLであった遥の人生が完全に終わりを告げ、底なしの熱感と狂気に満ちた、果てしない絶望の凌辱劇が幕を開ける場所であった。
ここまで読んでくれてありがとう
選択を変えれば、結末は変わります。
別のルートを試すか、他の物語へ。



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