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【処女喪失・羞恥】トイレの声を用務員に聞かれた、うぶな女子大生・遥:END(声を聞かれた初めて)
「声、全部聞いててください」
遥がそう言うと、岩城はわずかに目を見開いた。それから、ふっと息を吐いて笑った。初めて見る、岩城の笑った顔だった。お前は最初から、それなんだな、と言う。聞かれたい。聞かせたい。遥は真っ赤になって、小さく頷いた。
この部屋なら大丈夫だ、と岩城は言った。用務員室は校舎の裏の端で、隣は倉庫だ。夕方を過ぎれば、誰も通らない。トイレみたいに、口を押さえなくていい。そう言われて、遥の胸の奥で何かがほどけていった。
岩城の唇が、遥の首筋に降りた。耳の下を軽く吸われ、遥は思わず声を上げた。自分の声が、狭い部屋の中にはっきりと響いた。トイレのときのような、押し殺した声ではなかった。もっと高くて、甘い声だった。
「あ……っ、今の、変な声……」
変じゃない、と耳元で言われる。もっと聞かせろ。岩城の唇が鎖骨をなぞり、胸へ降りていく。先端を口に含まれ、舌で転がされた瞬間、遥はもう声を抑えようとしなかった。抑えなくていいのだと、身体が先に分かっていた。
声を出すと、不思議なほど身体が素直になった。気持ちいいところで声が上がり、声が上がると、もっと気持ちよくなる。遥は自分の声に煽られるように、岩城の頭を胸に抱え込んだ。短く刈った髪が、指の間でちくちくと痛かった。
岩城の指が、また脚の間に滑り込んだ。入り口をなぞられ、遥の声が一段高くなった。中に一本、ゆっくり沈められる。続けて二本。広げられる感覚に、遥は眉を寄せて喘いだ。その声を、岩城は黙って聞いていた。
遥は、ふと思った。半年間、あのトイレで、自分は誰かに聞いてほしかったのかもしれない。声を殺しながら、本当は。それに気づいたのは、モップの音が止まったあの瞬間だった。そして今、聞いてほしかった人が、ここにいる。
「岩城さん……もっと、聞いて……っ」
指の動きが少し速くなった。遥の声が、途切れ途切れになる。中を探る指先が、さっき見つけたばかりの場所を押し上げた。遥の背中が布団から浮き、喉の奥から長い声が漏れた。指だけで、またイきそうになった。
けれど岩城は、そこで指を抜いた。遥の内側が、物足りなさに大きくひくついた。思わず抗議するような声が出て、遥は自分で驚いた。岩城が、遥の顔を見下ろして小さく笑った。いい声だ、と言う。その一言で、遥の身体がまた熱くなった。
避妊具をつけた硬いものが、入り口に当てられた。いよいよだと思った。どうやって声を聞かせたいか、と岩城が聞いた。遥は少しのあいだ考えた。自分の上で揺れる声を、下から聞いてもらうのか。それとも、顔を見せずに、声だけを後ろから聞いてもらうのか。
▶ 別の道へ飛ぶなら
→ 「上に乗って、声を出します」
(このまま読み進めてもOK)
「後ろから、声を聞いて」
遥は布団の上で身体を返し、四つん這いになった。顔を見られずにすむ。そのぶん、声だけを聞いてもらえる。岩城の手が遥の腰を掴み、高さを合わせるように少しだけ持ち上げた。後ろで、岩城が膝をつく気配がした。
先端が、後ろから入り口に当てられた。遥は布団に両肘をつき、額を枕に押しつけた。岩城が、ゆっくりと腰を押し出す。入り口が押し広げられ、熱いものが少しずつ沈んでくる。遥の喉から、細い声が漏れた。
「あ……っ、う、入って……」
途中で、鋭い痛みが走った。遥の声が引きつる。岩城はすぐに止まった。後ろからでは顔が見えない。だから、声で分かる。痛いんだな、と岩城が言った。遥は枕に顔を埋めたまま、小さく頷いた。
岩城は動かずに待った。遥の背中を、大きな手のひらがゆっくりと撫でる。肩甲骨の間から、腰のくぼみまで。何度も何度も。そのたびに、強張っていた身体から力が抜けていった。痛みが、少しずつ和らいでいく。
声を聞かせろ、と岩城が言った。痛いなら痛いと、いいならいいと。俺は、それを聞いて動く。遥は枕から顔を上げ、震える声で、大丈夫、と言った。岩城がまた少しずつ腰を進めた。
「ん……あ、まだ、入ってくる……」
奥へ、奥へと沈んでくる。遥は布団を握りしめた。やがて、岩城の腰が遥の尻にぴたりと重なった。全部、入った。お腹の奥が、熱いものでいっぱいに満たされていた。遥は大きく息を吐き、その息が、自分でも驚くほど甘く震えた。
岩城が、ゆっくりと腰を引いた。中が擦られる感覚に、遥の口から長い声が漏れた。痛みとは違う声だった。岩城にもそれが分かったのだろう。もう一度、さっきより少しだけ深く沈めてくる。遥の声が、一段高くなった。
用務員室の壁に、遥の声が響いていた。トイレで声を殺していた自分が、嘘のようだった。突かれるたびに声が出る。声が出るたびに、岩城の動きが変わる。声だけで、二人は話をしているようだった。
岩城の手が、遥の腰から前へ回った。繋がった場所のすぐ上、小さな突起を指で探り当てる。後ろから突かれながら、そこを撫でられた瞬間、遥の声が裏返った。内側が勝手に締まり、岩城のものを強く咥え込んだ。岩城が低く呻いた。
「いわき、さん……声、止まらない……っ」
止めなくていい、と岩城が言った。全部聞いてる。その言葉で、遥の身体の奥で何かが弾けた。腰が震え、内側が何度も収縮する。遥は枕に顔を押しつけず、天井に向かって声を上げた。聞いてほしかった。この人に、全部。
遥の波が引かないうちに、岩城の動きが速くなった。荒い息が、遥の背中に降りかかる。最後に深く突き入れたまま、岩城が動きを止めた。遥の奥で、岩城が繰り返し震えるのが伝わってきた。押し殺した岩城の呻きが、背中越しに伝わってきた。
二人はそのまま、布団の上に崩れ落ちた。岩城の胸が、遥の背中に貼りついている。汗ばんだ肌の熱さと、耳元の荒い息遣い。遥は、自分がさっきまでどんな声を出していたのかを思い出し、急に恥ずかしくなって枕に顔を埋めた。
「……私、すごい声、出してましたよね」
出してた、と岩城はあっさり認めた。遥が枕の中で呻くと、岩城は小さく笑った。トイレで聞いたときより、ずっといい声だった。そう言われて、遥は枕から顔を上げられなくなった。耳まで、燃えるように熱かった。
帰り際、用務員室の扉の前で、遥は振り返った。岩城は湯沸かしポットの前で、背中を向けていた。また聞いてもらいに来てもいいですか、と遥は聞いた。岩城は振り返らずに、水曜の三限なら、ここにいる、と答えた。
ここまで読んでくれてありがとう
選択を変えれば、結末は変わります。
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